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「子供たちが笑顔で溢れる街づくり」浜パティオ 代表 林 哲二さん

地域の子供を地域で育て、子供たちが笑顔で溢れる街づくりをされている、浜パティオ代表の林 哲二さんにお話を伺いました。

プロフィール
出身地:
大阪府泉大津市
活動地域 : 泉大津市が中心
経歴 : 京都外国語大学卒業。立花証券(株)入社、その後安田火
災海上保険(株)へ転職。やがて、林総合保険事務所として独立。
45才で泉大津市市議会議員に立候補。現在4期目(13年目)
現在の職業および活動 : 泉大津市議会議員として、議員活動継続中。
座右の銘 : 不撓不屈

「恩送り」

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

林 哲二さん(以下、林 敬称略):子供たちが笑顔で溢れる街づくりをすることです。私は、12年前から毎週土曜日の9時から12時に、地元の浜小学校の運動場を解放して、小学生と大人が交流できる場を開催しています。中学生になると道を外す子も中にはいます。コンビニの前でたばこを吸ったりしている姿を見た時に、誰も顔見知りでなかったら、声が掛け辛かったりします。でも、小学生の時から知ってる子がいたら、気軽に声を掛けられたりしますし、街で出会った時などに「林のおっちゃん」と声を掛けてくれる子もいます。知っているか知らないかは大きな違いがあります。だからこそ、地域の大人には子供たちと触れ合って欲しいと思っています。
 この活動をしていると、もちろん時代が変わっているのもあり、色んな親がいることに気づきます。自分の子供が遊んでいて水に濡れたのを聞いて、「指導者がいるのになぜこうなってしまったのか?」と怒鳴りに来る親。親の自分たちがやりたいことがあるという理由で、「邪魔だから外に出ていけ」と子供に文句を言う親も居たりします。もちろん忙しい現代ですし、共働きの親も多いので気持ちもわかります。だからこそ、地域の子供を地域で育てたい。自分の子供がかわいければ、安全な地域になった方がいいですし、周りの友達も良い子供に囲まれた方が安心できると思います。地域の子供を地域で育てることが出来る様になるために、子供と地域の大人が触れ合える場所をつくり続けようと思います。

記者:子供に対する思い、地域に対する思いがすごくあるのが伝わりました。土曜日の交流の場に参加してみたい気持ちになりました。

Q.「子供たちが笑顔で溢れる街づくりを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

林:まずは、笑顔で挨拶ができる子供を育てることだと思っています。
毎朝小学校の校門に立って、7:40から8:30の間、小学生に向かって「おはようございます」と挨拶運動をしています。
 例え、挨拶ができない子がいたとしても、「挨拶しなさい」とは言いません。言われてやるのと、自ら価値に気付いてやるのでは全然違います。自分で挨拶の価値に気付いて貰いたいと思っています。

挨拶運動を続けて13年目になりますが、沢山の嬉しいことがありました。その中でも特に印象に残っている2つの嬉しいことがあります。1つ目は、小学校1年生から6年生の途中まで挨拶ができなかった子が、6年生の途中から「おはようございます」と挨拶をしてくれる様になったことです。その時は継続して良かったと思いましたし、すごく嬉しかったです。
 2つ目は、児童会の子供たちが先生に言われたわけではなく、自主的に私と同じ様に挨拶運動をする様になったことです。頻度は2ヶ月に1度くらいですが、私の思いが子供たちに伝わったのがすごく嬉しかったです。

記者:2つのお話はすごく感動しました。それだけやり続けているのも凄いですし、どんどん思いが伝播されているのが伝わり、それを成せる林さんの意志を感じました。

Q.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような(基本)活動をしていますか?

林:恩送りをすることです。私は、子供が小学校4年生の時にPTAと子供会に入りました。もともと子供は好きでしたが、多くの子供と触れ合う中で、「将来この子たちが泉大津を担っていくんだ」と思う様になったんです。私も小さい頃に、ソフトボールやクラブを熱心にやらせてもらい、とてもいい思い出がたくさんあります。その恩を返すのも大事ですが、その頂いた恩を子供たちに送る、恩送りをしていきたい思いが強くあります。

記者:林さんはまさに恩送りを誰よりも実践されている方だと思いました。

Q.そもそも、「子供たちが笑顔で溢れる街づくり」をしようと思ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

林:田原さんとの出会いの影響が大きいと思います。
田原さんとは、田原さんのお子さんと私の子供が同級生で、そのご縁で出会いました。私は田原さんからお誘い頂き、PTAと子供会に入りました。田原さんはサラリーマンだったのですが、長い間PTA会長をやったり、子供会の会長など、ありとあらゆる子供に関する長をやっており、子供のためになら、何でもしようと思っている方でした。その在り方と出会った時に、私も何かやらないといけないと思う様になったのです。

記者:林さんが田原さんに対して本当に尊敬していているのが伝わりました。お話を聞いていて、田原さんにすごく興味が沸きました。

Q.その発見や出会いの背景には、何があったのですか?

林:私はもともと小さい頃から剣道をやっており、剣道が大好きでした。
娘にも剣道を勧めていたのですが、「お父さんもやるならやる」と言い出したんです。それをきっかけに、昔通っていた剣道場に何十年かぶりに行った時に驚いたことがありました。なんと、私が小学生の時に指導してくれていた先生が、今でも現役で指導してくれていたのです。その剣道場は珍しいことに、私と同じように昔そこで習っていた人が今では指導者として関わっていることが多く、地域で運営していたのです。剣道を通して娘以外の子供と関わらせて頂いたのも、後々田原さんとの出会いの時にすんなりと受け入れられた大きな要因だと思います。

記者:まさに恩送りをし続ける地域の様に感じましたし、地元愛、郷土愛が溢れる地域なのを感じました。
林さんの一貫した子供に対する思いや、その思いを実践し続ける姿勢に本当に素敵な方だと思いました。貴重なお話ありがとうございました。


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林さんの活動、連絡については、こちらから↓↓

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【編集後記】
インタビューの記者を担当した不知です。
終始気さくに話しやすい雰囲気の方で、とても話していて楽しかったですし、子供にたいする思いが溢れているのを感じました。林さんの様な方が増えたら、世の中もっと交流がおき、犯罪も減り、色んなことが循環していくイメージが沸きました。
林さんのますますのご活躍を楽しみにしております。


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この記事はリライズ・ニュースマガジン“美しい時代を創る人達”にも掲載されています。



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