わたる@民間

群馬でユルく自由に生きてます。 民間武術家(通背拳と秘宗拳@常松勝門下)で 社会福祉士(社会福祉法人すてっぷ)で アウトドア好きで ジムニーJB64/5MT@ジャングルグリーンに乗ってます。 民間武術探検隊 tongbei.com

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民間武術探検隊 ~通背の郷10~

武術を長いこと練習していると時折、不思議なめぐり合わせに会う。 「がんばったから、ごほうびだよ」ってことなのかと勝手に思うことにしている。 最終章 お爺さん 翌日、大会最終日(と言っても二日間しかないが)、出番はないので、再びお気楽観戦モード。 個人的に民間武術探検モードに入っているのは老螳螂の片桐、伊与久の両隊員。 どうやって見つけて、話しををつけたのかは知らないが、熊肝酒軍団の一人を捕まえて、いろいろ質問をしている。 かなり年輩のじーさん(普通はそうか(^-^;>じー

    • 民間武術探検隊 ~通背の郷9~

      民間武術家との交流は楽しいものであるが、時として難しい問題をはらむ時もある。 基本は楽しく友好的にであるが、一応それなりの覚悟が必要でもある。 第九章 謎の漢(おとこ)たち 「さっき通背拳をやったのは、おまえか?」 背後で声がした。 振り返ると見知らぬ男が立っていた。 年齢は30代前半くらいだろうか、ボクらと同世代に見える。 しかし、面構えは、なかなかにふてぶてしい。 薄ら笑いを浮かべているようにも見える。 さらに、そのふてぶて顔の男の両脇には、少し距離をとって二人の男が

      • 民間武術探検隊 ~通背の郷8~

        老練な民間武術家の表演を見る機会はそうそうあるもんじゃない。 各地の民間武術家が一堂に会した今回の交流会はとても貴重な大会であった。 第八章 表演会 さて、大会である。 正式名称は「’97”超賽得”杯大連第三届国際武術交流大会」 名称からもわかるように「交流」を目的とした大会で、細かいことはあまり気にしない(コトが後でわかった(^-^;)。 少年組(17歳以下)、成年組(18~54歳)、老年組(55歳以上)に分かれ、拳術、器械、対練を競う。 民間系伝統拳な人も体育学院系規

        • 民間武術探検隊 ~通背の郷7~

          夏老師との再会は悲しいモノであった。 しかし、そんなことでクヨクヨしていては、民間武術探検隊なんてやってられないのである。ヘヘンだ。 第七章 口訣 さて、おそらく、今探険期間中唯一の丸々一日自由行動日。 こいつをどー有意義に活用しようかと作戦を練る我々。 午前はイヨクくんチームと一緒にどこかで練功して、ひるめし食って、その後、「土産買ってかないとヤバイっすよー」の隊員もいるので、買い物に行くコトにする。 「おまえらだけで行動すると心配だから、ついて行くぞぞぞっ!」とおっし

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          民間武術探検隊 ~通背の郷6~

          民間武術探険をしていると、いろいろな出会いがある。 懐かしい人達と思わぬところで嬉しい再会をすることもある。 が、そうでないこともある。人生イロイロイロなのである。 第六章 再会 さて、いよいよ大連市街である。 今度の宿は「金碧大酒店」。 「大酒店」と言っても大きな酒屋ではない、ホテルである。 そして、そこは結構、高級そうであった(^-^) フロントで受け付けをしていると、クマのような男があらわれる。 日本老螳螂拳研究会草加分会の片桐クンであった。 今回の探険は、常松師

          民間武術探検隊 ~通背の郷6~

          民間武術探検隊 ~通背の郷5~

          短い期間ではあったが、たくさんの思い出ができた「通背虎の穴」とも、お別れである。いよいよ大連市街へと乗り込むのである。迎えの車を待つ間、日陰で海を見ながら、兄弟弟子といろいろ語り合う。 第五章 通背海の家をあとに 通背海の家は、武術と書道の学校になる予定である。 そんな訳でここには、書道の先生もいて、一緒に食事をとったりしていた。 ある食事の時、李老師が「この人は中国で有名な書道の先生でなー。この掛け軸も先生に書いてもらった物なんだぞー」と食堂に飾られていたでっかい掛け軸

          民間武術探検隊 ~通背の郷5~

          民間武術探検隊 ~通背の郷4~

          「絶招」 日本語で言えば「奥儀」「奥の手」「切り札」と言ったところか。 有名な絶招と言えば、八極門は李書文先師の「猛虎硬爬山」であろう。 「男組」「拳児」などで紹介され、バーチャファイター結城晶の得意技として、今や(*注1997年当時)小学生の間でも「シンポリコからダッシュモウコでゲージ半分さ」みたいにナンの違和感もなく日常会話で使用されるレベルにまで浸透している。 恐ろしい世の中になったものだ。 第四章 絶招 翌早朝5時。 夏とは言え、さすがにまだ暗い。日本と大連の時差

          民間武術探検隊 ~通背の郷4~

          民間武術探検隊 ~通背の郷3~

          「通背海の家」は小高い丘の上にあり、そこからの景色はなかなかだ。 ここに向こうで撮ってきた写真がある。通背ビーチへと続く田舎道。その両側にはトウモロコシ畑が「だぁーっ」と広がり、さらにその向こうは真っ青な空と真っ青な海。それを見た友人は「良いトコじゃーん。通背三昧だったらしいし(^-^)」と言った。「まぁ、写真にツラさは写らないからね・・・(--)」、一緒に行った兄弟子は、ぽつりとそうつぶやいた・・・。 第三章 通背虎の穴 「不行 ブゥシン(だめだ)」 「不対 ブゥドゥイ

          民間武術探検隊 ~通背の郷3~

          民間武術探検隊 ~通背の郷 2~

          「伸肩法」- 祁氏通背拳小架式(五行通背拳)の最重要基本功であり、通背拳の全ての招法に通じる力を養う事から「通背之母」と称される。 昔日の修行者は、いくつかの基本功とこの伸肩法だけを何年にも渡って練ったと言われる。 一見すると手を交互にゆっくりと前へ突き出しているだけの動作であるが、いろいろな注意点や、さまざまな練習方法があり、その動作に含まれる意味は奥が深い。 通背拳修行者は、伸肩法によって「通背(腰背から生じた力を肢体に通じさせる)」を学ぶのだ。 第二章 伸肩法の謎

          民間武術探検隊 ~通背の郷 2~

          民間武術探検隊 ~通背の郷~

          序章 遼寧省大連市は別名「通背之郷」と呼ばれている。 これは、ぼくらの曾お爺さんである「通背大師」こと修剣痴祖師爺が、晩年大連に住んで、多くの人々に通背拳を伝えたからである。 流石に「通背の郷」と呼ばれるだけあって、大連で「通背拳」と言うと「ちょっと特別な存在」的雰囲気があるようだ。 ちなみにぼくの師父も大連出身で、通り名は「快手」。 若い頃にはいろいろあって、ブイブイ言わせていたそうな>大連界隈 そんな訳で「通背の郷」大連には、民間通背拳家がけっこういるのである。 今回の

          民間武術探検隊 ~通背の郷~

          功夫茶

          武術の練習はあせってもダメ。少しずつ毎日続けること。それが功夫。 昔、常松先生と練習後に中華料理屋に行ってご飯を食べた時の話し。 その店でとても美味しい烏龍茶を飲んだ。 いろんなところで烏龍茶を飲んでいるけれど、どこのものも似たりよったりで特別美味いと感じるお茶ではなかった。 それがこの店の烏龍茶は口に含むとほのかな甘味が感じられ、渋さもエグさもなくスッキリさっぱりしていてびっくりする程美味しかった。 美味しいからたくさん飲みたくなったけれど、この店の急須も茶碗もすごく小

          練習日記群馬支部(2008.07.19)

          練習日記群馬支部 2008.07.19 21:00~23:00 ミッドナイト高架下 参加者、長井くん、片山、炭団さん、関口くん 久々夜練。 判官筆を自宅から発掘した時に一緒に出てきた錬子鞭を持ってきて、長井くんに見せてると片山も持ち出し鳴らす。 夜更けの高架下でパーン、パーンと得体のしれないブツを鳴らしてる我々はどう見てもヤバいよなと思いつつもオレは通報されたことはいまだかつてないから平気かなとも思う。 基本功、早めのペースで各100回ずつ行い、続いて五行掌。 片山は前

          練習日記群馬支部(2008.07.19)

          群馬支部練習日記(2008.07.12)

          練習日記群馬支部 2008.07.12 09:00~11:30 浜川運動公園 参加者 長井 本日30度超えの天気予報。夏は暑いもんよ、と家を出る。 珍しく早めに着いたので圧腿を。 ここ何年か(いや、10年位かも)圧腿はたまにしかやらなくなってるのでイカンなと。 せめてデコが付くくらいはキープしておきたい、民間武術家として。 そうこうするうち長井くんが来たので、基本功から。 先週は肩が筋肉痛になったそうだ。 初心者は揺臂法を肩の力で回してしまうのとまだ肩がそれほど柔らかくない

          群馬支部練習日記(2008.07.12)

          群馬支部練習日記(2008.06.28)

          練習日記群馬支部 2008.06.28 13:00~15:00 浜川運動公園 参加者 福島、磯、斉田 セガレの小学校のバザーの関係で時間変更し、13時から。しかも少々遅刻なオレ。すまん。 高校生になった磯くん久々の参加。勉強ガンバリすぎて(本人談)選抜クラスになったため土曜AMは授業があり、練習参加が難しくなってしまったとか。 基本功を早めのペースで行う。 磯くん自主練で基本功は続けていた様子で、全体的にはまぁまぁ。ただ、下半身の安定というか締め具合がイマイチ(柔軟性が足

          群馬支部練習日記(2008.06.28)

          練習日記群馬支部(2008.07.06)

          練習日記群馬支部2008.07.06 参加者 長井(体験)、加藤(父) 昨日職場のイベントがあったため、今回は日曜日の練習。 ちなみにイベントはオレが実行委員長でした。その準備でかなり忙しい日々を送っておりましたが、他スタッフの協力もあって、500人集客し、売り上げもそこそこ出た模様。ありがとうございました>関係者 そのイベントを手伝ってくれた職場後輩が興味があると言うので本日体験。 かつて極真(茶帯)、現在自主練だったかな。24才筋肉質な好漢。 加藤父と(本日息子

          練習日記群馬支部(2008.07.06)

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          通背拳の特徴と練習体系

          2024.02.25に開催された季昭華老師来日記念論壇(主催:日本老螳螂拳研究会、日本少林拳同盟会)の文場で「通背拳の特徴と練習体系」を発表させていただきました。

          通背拳の特徴と練習体系

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