![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159072529/rectangle_large_type_2_db87d12c653908276199720aef99fd72.jpeg?width=1200)
廃止前のトロリーバスに乗車
2024年10月22日(火)
日本で最後のトロリーバスが11月末で廃止される。それが今年の夏頃から話題になっていた。
それは立山黒部アルペンルートを走るもので、前々から行きたいと思っていたものの行ったことがなかった。
葬式鉄のようになってしまうものの、ちょうどJREBANK割引も付与されたことなので最後に乗りに行くことにした。
東京628→富山909 はくたか
アルペンルートについてまったく無知だったので、日帰りではキツいかと勝手に想像していたが、意外と問題なさそうだった。四街道を始発で出て北陸新幹線に乗り継ぐ。
電鉄富山1000→立山1053 特急
富山では事前に申し込んでいたアルペンルートのWEBきっぷを受け取り。チケットレスみたいな名称だが、チケットレスではない。
まず富山から特急に乗車。特急型車両で来るのかと思ったら、普通列車で使用されている車両が通過駅多数で運行するとのことで拍子抜け。これで特急料金400円は高いか安いか。
![](https://assets.st-note.com/img/1729685349-PXpk6Oe0bCUFZtYQjWn5IdBL.jpg?width=1200)
立山1120→美女平1127 ケーブルカーここから本格的にアルペンルートが始まる。立山駅には駐車場に車が多数停まっており、車でここまで来る人が多いのだろう。観光バスの姿もあり、修学旅行生の姿もあった。アルペンルートでは最初の乗り物(このケーブルカー)のみ時間指定の予約制となっており、これで混雑を調整しているようだった。この時間帯は思ったよりすいてそうな雰囲気だったものの、修学旅行生が同乗となったため超満員で美女平へ。
![](https://assets.st-note.com/img/1729685383-ycajMWhqAsBeIUm1dpbiDrH0.jpg?width=1200)
美女平1140→室堂1230 バス
次はバスに乗り継ぎ。混んでいそうなので1台見送ろうと思い、展望台を見学。頃合いを見てバス乗り場へ向かうと、11:40の便が室堂直行便と各停の2台体制で、大半の乗客は1台目の直行に乗り込み、私はガラガラの各停に乗り込むことができた。
![](https://assets.st-note.com/img/1729685410-kjV9qvMfnXW8uw5zEreZbPJt.jpg?width=1200)
室堂1315→大観峰1325 トロリーバス
さあ本題のトロリーバス。すぐ乗り継いでも良いものの、さすがに勿体無いので周辺のみくりが池を見学。その後乗り場へ。修学旅行生はもっと後を行っているようで姿が見えなくなった。代わりに多数見えたのは外国人観光客。中国や韓国からの団体のようだ。
トロリーバス乗り場は混雑していたものの、3台体制なので着席に成功。独特の音と走りを楽しむ。
![](https://assets.st-note.com/img/1729685432-E8YLdCRStemB5I7wAisj14Dq.jpg?width=1200)
大観峰1330→黒部平1337 ロープウェイ
ここは施設の屋上以外は外に出られない立地のためすぐに乗り換え。外国人観光客でかなり混雑し、係員が怒っていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1729685460-oX4d9OHSptL3Bh6yaCk2IuQc.jpg?width=1200)
黒部平1425→黒部湖1430 臨時ケーブルカー
すぐに乗り継ぐと混んでそうだったため、アイスを食べたり周辺の景色を見たりして小休憩。1420発の定期便の5分後に臨時便が運行された。しかしこちらもなかなかの混雑。
![](https://assets.st-note.com/img/1729685480-I7XtzRC3HbUx6m2OeP9uj4wT.jpg?width=1200)
黒部湖→黒部ダム 徒歩
次の乗り物までは徒歩でダムを渡る形となる。ちょうど30分くらい時間があるので、ダムを眺めながら行くとちょうど良い。
![](https://assets.st-note.com/img/1729685504-jRqn0EBvQpsfa35W6dO9hGP2.jpg?width=1200)
黒部ダム1505→扇沢1521 電気バス
アルペンルートとしては最後の乗り物、従来はトロリーバスだったものの2019年に電気バスとなった。ただ、トロリーバスのときに使っていた架線のような設備は残っていた。混雑のため5台体制での運行だった。
扇沢1540→長野駅1725 バス
最後はバスで長野駅へ。信濃大町駅へのバスもあり、そちらの方が混んでいる様子だった。信濃大町から松本経由で特急あずさで帰ってもよかったが、接続が悪く時間がかかるので長野を選択。
意外とこのバスは乗車率4割程度で、久々の落ち着いた乗客数の乗り物に安堵する。
長野1756→東京1920 かがやき
東京1945→四街道2027 しおさい
帰りは神乗り継ぎで帰宅。往路の四街道〜富山は上越妙高以降がJR西日本区間になるため、JREBANK割引を使っても大して安くならないため、こちらの長野〜四街道で割引を使用。距離的に少々もったいない気もするが、そんなこと言ってたら使わないまま期限を迎えるので使って良い距離だろう。
感想。初のアルペンルートや廃止前のトロリーバスに乗れたのは良かった。しかし、あまりに多い外国人観光客に係員が疲弊しているように感じた。常に怒っているような係員が複数。やはり、100人に1人くらいが外国人なら親身に接しようと思うが、半数が外国人で話が通じないとなると働く方も投げやりになるだろう。オーバーツーリズムという言葉が時々話題になるが、これからの時代を先取りしている空間に感じた。個人的にはやはり観光客が全然いないような場所に価値を見出して、そういった場所を楽しむ方が好きなので、その方向性は今後も変わらないだろうなと感じる機会だった。