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色の見え方と見せ方

こんにちは、オオヤです。

しばらくデザインや色といったテーマから離れていたので、ここでは色についてひとつ。


以前、色の持つ基本的な属性トーンについて触れました。


そして、今回は色がどうやって見えているのか、見え方について触れます。

光源

そもそも「色を認識する」というのは物体にがあたり、それが反射して人の目に入ることでということ何となくわかります。

つまり、その大元である光源が色の見え方を左右しています。

わかりやすい説明は下のページにありましたので紹介します。

上記のページにも書いてありますが、電球の光なのか、太陽直射光なのか、日中か朝夕か等、反射する光源によって色の見え方は変わります。


これは例えば商品のディスプレイでは重要な要素だと思います。

どんな印象を与えたいかによって照明を調整することも考える必要があるということですね。


プルキンエ現象

もう一つ、反射した光の届く先、人の目も色の見え方に大きく関わります。

上で紹介したページにも載っている通り、人は網膜に入ってきた光を杆細胞錐細胞で受けて視神経へ伝達しています。

これに関連して、プルキンエ現象と呼ばれる現象があります。

暗くなると,青や緑などの短波長色が明るく見え,赤などの長波長色が暗く見える現象。たとえば薄暮時には草木の緑色があざやかに感じられる。チェコスロバキアのJ.E.プルキンエが初めて記載。網膜の視細胞のうち,長波長の光に対して高い感度をもつ錐体の働きが鈍くなり,逆に短波長の光に対して高い感度をもつ杆体(かんたい)の働きが強くなるために起こる。

つまり、視細胞の特性が理由で、時間によっても色の見え方が変わります。

夕方や夜だったら青系統の服装だと目立って見えますね。


色の見え方に関する男女差

先ほど視細胞によって色を捉えていると書きましたが、男女によってその能力の差があると研究で示されています。

最新の研究によると、女性は色の違いを見分けることに優れ、男性は素早く動く物体を目で追ったり、遠くの細かいものを見分けたりすることが得意だという。

色の違いに関して、女性は男性より敏感に感じ取れるみたいですね。

化粧品、例えばリップなんかは沢山色違いがあると思いますが、あれも女性ならでは、なのかもしれません。


まとめ

今回は色の見え方違い、その原因について書きました。

光源人の視細胞によって、同じものでも色の見え方が変わります。

さらに、あくまで「見え方」の違いにフォーカスしていますが、「表現」の違いもあると思っています。

例えば、「虹色」といった場合、大抵日本人は7色を思い浮かべますが、地域によっては8色や2色(!)というところもあります。

これは実際見え方が違うというより、表現や背景となる文化の違いだと思います。
ただ、これも調べていると長くなりそうなので今回はこの辺にしておきます。


まずは見せたい対象に「どう見えるか」を理解し、「どう見せたいか」によって工夫することが大切だと思います。

これは商品企画等に限らず、自分自身にも通じます。
服装なんかも相手からどう見えるのか気を遣って選ぶようにします。


それでは、また次回♪

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