人生で初めて英語の洋書を読破してみえた世界
TOEIC 400点から2年以上必死に勉強して、ついにネイティブ用の英語書籍を読破することができました。
今回読んだのは、以下の書籍です。
私としては、人生で初めてちゃんとした洋書を読破したので、ここまでの道のりや思ったことを書き留めます。
私の英語レベル
私は、現在英語圏の大学でPhD留学をしています。そのため、英語試験はTOEFLという留学生用のもので90点(120点満点)です。TOEICに換算すると800〜900点くらいだっと思います。
今までも英語学習者向けの洋書は、何冊か読んだことがありました。また、過去の記事でも書いたように、英語の漫画を読んだ経験もあります。
私の実践した英語学習方法については、以下の記事に書いてありますので、参考にしてみてください。
なぜ洋書を読むのか?
最近、多くの洋書は日本語に翻訳されています。そのため、一見すると英語学習の理由以外に洋書を読む必要性が感じないかと思います。しかし、これは大きな間違いです。
まず第一に、素晴らしい内容にもかかわらず、日本語に翻訳されない洋書があります。代表的なのが、ローカルな話題を扱った本です。例えば、アメリカにおける節税方法などがあります。アメリカ人やアメリカなどに移住したりする人にとっては重要な内容ですが、日本人にとっては重要性は低く、ほとんど翻訳されることがありません。
また、良い内容にもかかわらず、なぜか翻訳されない・翻訳されるまでに何年もかかる本も多くあります。今回私が読破した「The New World Economy: A Beginer's Guide」も日本語には翻訳されていません。しかし、内容は仮想通貨など最新のトレンドを含めた興味深い経済の話です。
では英語学習の観点からするとどうでしょうか?わざわざ翻訳や解説がついていないネイティブ向けの本を読む必要はあるのでしょうか?
もちろんYESです。英語学習は長期戦なのでなるべく楽しんで勉強することが大事です。そしてネイティブ向けの本は面白いです。普通の本なので、内容はしっかりしており、英語の教科書で読むような退屈な話題展開はされません。ビジネス書を読めば、そこから学べることも多いです。
書籍の選定方法
洋書を読破するには、なるべく読みやすいものが大切です。
日本語の本でも同様ですが、ネイティブ向けに書かれた本でも、読みやすい本と読みにくい本があります。なるべく平易な英語が使われているものを選びましょう。
Amazonでも試し読み機能で中身を確認できますが、本屋さんで立ち読みしてみるのがおすすめです。大型ショッピングセンターなどにある大きめの本屋さんなら、小さいですが洋書コーナーがあります。私の場合は、そこで最初の数ページを見てみて、一番読みやすいものを購入しました。
私が読んだ「The New World Economy: A Beginer's Guide」の場合は、使われている単語が簡単なのに加え、細かく章が区切られ、それぞれの章で話が独立していました。そのため、途中でわからなくなっても、次の章からはリセットして、読み進めることができました。
Kindleなどの電子書籍で購入するのでも良いですが、紙の本を机の上に置いておくことで、ちょっとした時に読み進めようという気持ちになります。私はカバンに入れて持ち運び、主に電車の中で読んでいました。
洋書を読破して感じたこと
電車の移動時間を使いながら、ダラダラと読んでいたので、多分読み終えるまでに3ヶ月ほどはかかっています。しかし、それでも読破した時の達成感は格別でした。子供の頃、初めて小説を読破できた時の気持ちを思い出しました。
読破できたからといって、英語の成績が劇的に上がるわけではないですが、英語に対する精神的な抵抗感は減ったように感じます。とにかく、1冊読めたということが、自信に繋がりました!