部旗の掲揚はそこなのだろうか?
こんにちは!
本日は最近ふと疑問に思った点についてお話ししていきたいと思います。
部旗とは?
ご存知の方も多いと思いますが、部旗(ぶき)とはその名の通り部活動チームの旗です。
学校の校章が入っていたり、チームのスローガンが書いてあったり…。
チームによって色も形も様々で、とてもかっこいいですよね、部旗って。
こんな写真しかありませんでしたが、青大の部旗はこんな感じです。
ピンク地に紺の文字で、校章と部活動名が記載されています。
ピンクってのがオシャレでなかなか僕は好きです😊
ちなみに、埼玉栄高校は学校カラーであるオレンジ色です!
これも同じく、校章と部活動名のみの記載だったと思います。
新体操における部旗の掲揚
新体操の試合をご覧になった方はご存知だと思いますが、試合会場に行くとたくさんの部旗が掲揚されていますよね。
部旗の掲揚についてはしっかりと規定が定められています。
その規定は、「競技部報」という試合のスケジュールや諸注意、試技順を記載した運営から配布される書類の中で定められており、「選手席側に貼り付ける」だとか「ガムテープの使用は禁止」というルールがあります。
それに従ってチームが各々で掲揚する場合がほとんどですが、インターハイなどの大きい大会だと受付に渡して掲揚してもらう場合もあります。
これは、出場チーム数が少ない全日本インカレの写真なのであまり見栄えはしませんが…。
全日本選手権や全日本ユース、インターハイなど、出場チームが多い大会だと多くの部旗がズラっと並び、これはもう圧巻です。
神埼清明高校「天の時、地の利、人の和」
井原高校「精研」
鹿児島実業高校「笑門来福」
清風高校「清風魂」
恵庭南高校「忍耐」
福岡大学「克己」
などなど、書いてある部訓はカッコいいし、色はカラフルだし、僕はそれを見るのが地味に好きだったりします。
さて、本題に入るのですが。
僕が最近ふと思ったこと。
それは
「部旗の掲揚場所そこじゃなくてよくないか?」
ということです。
つまり…
「そこにスポンサー枠を設けたらいいのに。」
これが、僕の疑問の真意になります。
新体操は演技をする方向が確定している競技です。
いわゆる「正面」と呼ばれるものが存在します。
器械体操にも正面は存在しますが、種目が多いため観客席は会場全体に広げられます。
フィギュアスケートにおいても、審判が存在するので正面というものはあるのだと思いますが、観客からすればそこは気にならないですよね。
このように、新体操の試合は「観客が見る方向を制限される」という特徴を持っているため、スポンサー等の露出もその方向のみに限定されます。
であれば。
まずはそちらを優先すべきでは?
というのが僕の疑問です。
先ほども言いましたが、僕は部旗がズラっと並んだ光景が好きです。
しかし、それは選手席側ではなく、観客席側でもいいのではないでしょうか?
選手席側の壁というのは、観客の視界にしっかりと入るだけでなく、配信される大会映像にも必ず映ります。
演技を見ていても目立つ部旗はすごく目に入ります。
それの一つ一つが各企業のロゴだったらどれほどの宣伝効果が出ることか。
こんなに効率的にたくさんスポンサー枠を設置できる場所はないでしょう。
演技前に自分たちの部旗を見て「よっしゃ!やったるぞ!」と頑張れる選手もいるでしょうし、観客席側に掲揚することにデメリットはないはずです。
別に最初はスポンサーが集まらなくたっていいじゃないですか。
枠を設置しないことにはどうにも始まらない。
競技フロアに近ければ近いほど枠の料金を高くしたり、枠のスペースによって料金を変えてもいいいでしょう。
そこだけでいくら収益が入るのだろうか。
そんな思いがここ最近の僕の頭にあったので、ひとまずここにまとめてみました。
【運営資金が欲しい→スポンサーを集めたい】
となった時、まず必要なのは「スポンサーを喜ばせる仕掛け作り」だと僕は思っています。
観客が多いことはもちろんですし、より露出度の高いメディアに取り上げられることもそう。
そして、今回のような会場の有効利用というのも必要なわけです。
新体操は芸術スポーツなので、ユニフォームにスポンサー枠を設置するのはもしかしたら抵抗が強いかもしれない。
しかし、そこが無理だとしても、ほかに策を打てる場所が会場にはゴロゴロ転がっています。
そこを細かく見つめ直していけば、もっともっといい競技に向かって行くのではないでしょうか。
先日読んだ本に書いてありましたが、お金を稼ぐことはゴールではなく、より質の高い教育を提供するための1つのステップです。
しっかりとお金を稼いで、新体操選手に対してより良い教育を提供する。
こんな環境がいつかできるといいですね。
ではまた次回!
井藤 亘(いとう わたる)
・シルクドゥソレイユアーティスト(Cirque du Soleil)
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個人HP:男子新体操/井藤 亘Wataru Ito