頼もしいリーダーになりたかった。
直ぐに答えを出し、的確に指示できるリーダーになりたかった。
悩んでいる後輩に寄り添い、アドバイスできるリーダーになりたかった。
しかし、私にはどうやらその才能はないようだ。
この1年間で出した結論。
カエル達は果たして、どんな王様を求めていたのだろう。
私の理想である、頼もしい王様であろうか。
決断をやめ、指示だけに従うカエル達。
それは本当に幸せなのだろうか。
光が強いリーダーは全ての光を飲み込み、存在や個性を奪ってしまうのかもしれない。
私は水蛇にだけはなりたくない。