カーシェアがレンタカーより優れている5つの理由
私自身利用し始めてまだ4ヶ月ほどしか経っていませんが、正直もう今後レンタカーを使うことはないんじゃないかと思えるほどハマってしまいましたのでその理由を考えてみました。
引っ越しで駐車場代が4倍になったのがきっかけ
実は私は元々、車は自分で所有していました。都心から1時間ほどの郊外に住んでいたので、維持費もそこまで高くなく、休日に出かけたり駅前まで家族を迎えに行ったり買い物に行ったり、という用途で使っていました。
しかし2018年初に会社から10分ほどの都心に引っ越すことになり、調べてみると駐車場代が驚くほど高いことが判明。なんと相場にして月4万!郊外の時は月1万だったので約4倍・・・。
引っ越すタイミングで色々と悩みはしたんですが、高い維持費は最後までネックになり、結局車は手放すことにしました。ただ、カーライフそのものは気に入っていたので、近くにあるカーシェアサービスを利用して続けよう、と半分意志も込めて決めたのが、きっかけです(都心だとそもそも車自体が絶対必要ではないので、積極的に車を使うようなイベントを自ら企画するようにした、という感じです)。
自宅徒歩1分に偶然あったカレコとの出会い
家の近くにあったのがたまたまカレコ(https://www.careco.jp/)だったので、早速登録しました。使い始めるまでは、登録認証(免許証確認)に1日程度かかりましたが、それが終わるともう利用することができます。
カーシェアの通常の利用ステップは、
step1 スマホで乗りたい時間、場所を指定して検索
step2 空いている車を選んで予約
step3 時間になったら駐車場に行きスマホで利用開始をタップ
step4 ロックが解除されるので車の中にあるキーで運転開始
step5 時間内に元の駐車場に戻し、最後はスマホで利用終了操作
とざっとこんな流れになっています。慣れないうちは少し手間取りますが、一度やってみれば難しいことは全くないのですぐに慣れてしまいます。
カーシェアがレンタカーより優れている5つの理由
ところで、実は今の家の近くには、カーシェアステーションと全く同じくらいの距離にトヨタレンタカーもあり、引っ越す前はこちらもカーシェアと同じくらい使うかなと思っていました。
が、実際使い始めてみると、レンタカーは1度も使ったことがなく、使っているのはカーシェアのみという状態。なぜこうなったのか、カーシェアのUXが優れている部分をユーザー目線で考えてみました。
【理由1】どの車が空いているか一目瞭然
【理由2】受付手続きなどの面倒臭いことがない
【理由3】営業時間に制限がない(深夜・早朝も気にしなくてOK)
【理由4】満タン返しをしなくていい
【理由5】費用はレンタカーとほぼ同じ・支払いはシームレス
理由1. どの車が空いているか一目瞭然
まず1つ目が車選びです。トヨタレンタカーの場合、ウェブ上から予約しようとすると、実は「今そのお店でどの車が予約できるのか」は、はっきりと分からないようになっているんですよね。
正確に言うと車種を選んで予約完了まで操作すると、「その車は現在空いていません」という形で表示されるのですが、逆に言うとそれをしないと分からない。一台一台選んで確かめることなんて出来ないのでこれは非常に不便です。
カレコの場合は、以下のようにどの車が何時に空いているのか一目瞭然です。
※カレコの実際のアプリ画面(黒い塗りつぶしは駐車場の場所)
車種だけでなく車の色も含めてわかるので、より利用のイメージが湧きやすくなっています。
よく考えてみると車を借りる時のユーザの状況って
・何に使うか(アウトドア?ドライブ?)
・誰が何人乗るか(知り合いだけ?大人数?)
ということは、かなりはっきり決まっているので、それに併せて車も車種や色で選びたいんですよね。カレコはそこがきめ細かく対応できるので、ユーザの「期待」に上手く沿っています。
理由2. 受付手続きなどの面倒臭いことがない
次に乗る時の手続き。レンタカーの場合、受付に行ってその都度免許証を出し、サインをして行き先をお店の人に告げて、混んでいたら車両が来るまで待って、車両チェックを一緒にして、またサインして、ようやく発車、という感じです。すでにこの時点で一苦労ですよね。
車を乗る時って「どこそこに何時に着きたい」というスケジュールがあることがほとんどだと思いますので、余計に待たされたりするのはイライラしますよね。しかし、休日は皆が集まるのでどこも受付が混むのは仕方がありません。
カーシェアの場合は、誰に何をいうでもなく、その場に行ってスマホで操作するだけですので、面倒な手続きは一切ありません。また、その車を使うのは自分だけなので、待ち時間という概念も存在しません。乗りはじめの体験がとてもスムーズなのも、カーシェアの魅力です。
理由3. 営業時間に制限がない
2とやや近しいのですが、レンタカーは人が受け付けているため、どうしても運転スタートの時間がレンタカー店の営業時間に左右されてしまいます。 でも、休日のお出かけなどは、渋滞を避けるために朝早めに出たいこともしばしばありますよね。
カーシェアの場合は、スマホで受付なので、空いていれば24時間いつでも借りれますし、いつでも返すことができます(返す時間はあらかじめ設定が必要ですが)。早朝4時出発ということも可能ですし、深夜23時に返却ということも自由自在です。帰りは渋滞で遅れることも多いですからね。
理由4. 満タン返しをしなくていい
レンタカーの場合当たり前なのが満タン返し。もちろん、ガソリンを入れずに店で精算できるケースもありますが、通常のガソリンスタンドで入れるよりも高くなることが多く、どのみち手間に感じてしまいますよね。
一日遊んで疲れている時に、下手したらかなり日も暗くなっている時に、レンタカー店近くで、かつ営業しているガソリンスタンドを見つけるのは結構大変だったりします。
カレコの場合は、ガソリンが1/2以下になったらドライバーが給油するシステム。車の中にある専用カードで給油するだけなので、その場での支払いなどはユーザは一切する必要はありません(利用費の中にあらかじめ組み込まれているようです)。
ですので「減ってきたら入れる」という、自分で車を持っている時とほぼ同じような感覚で利用することが可能です。もちろん返却時にガソリンスタンドを探す必要はないので、このストレスがないのは大きな魅力です。
理由5. 費用はレンタカーとほぼ同じ・支払いはシームレス
最後は気になる費用面。カレコの場合は、車種にもよりますが、大体1日丸々借りて1万2000円くらいです。レンタカーの場合、ガソリン代を含めるとほぼ同じくらいの金額ですよね。もちろん支払いはあらかじめ登録してあるカードでするので、シームレスに完了します。
もう少し詳しく書くと、カレコの場合月額料金が1000円程度発生するのですが、それはその月の利用実費に充当されるので、使わない月がない限り、月額費用が負担になることはありません。
以上見てきたように、カーシェアのUXはレンタカーを遥かに凌駕していると実感しております。今後レンタカーを使うとしたら、カーシェアでは借りられない専門車種(トラックや雪道対応タイヤの車など)に乗りたい時くらいではないでしょうか。
おまけ:自家用車と比べたら・・・?
最後に念のため自家用車との比較ですが、これは正直一概には言えないなと思います。比較の観点が大量にあるので。
金額も住む場所によって異なりますし、利用する量にも左右されるでしょう(日常利用なのか休日のみなのか、など)。所有することの喜びはそれはそれでありますし、愛着が湧いたり自分用にカスタマイズできるのはメリットですよね。
それを前提に、自家用車と比べた時のカーシェアの圧倒的な魅力はやはり、「シーンに応じて車をチェンジできること」に尽きるかなと思います。
夫婦2人で街に買い物に出かける時と、グループでアウトドアに行くときでは必要な積載量も変わりますし、好みの見た目も変わります。それに応じて変えることは、自家用車ではできない点なので、それにどの程度魅力を感じるか、ですね。私のように車を日常的には使わず、主な用途は休日のみ、という場合はカーシェアがぴったりなのではないかと思います。