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一歩間違えると、読者を「敵」に回す危険な文章

どうも、わたろうです。

文章は「自分を表現」するのに
最適なもの。


そして

「意見を伝える」にも
最適なものです。


私たちは文章を使って
共感を得ていく。

「むむ、おもしれぇこと
 言うじゃねえか」

と、小さな共感が積み重なって、

文章は「味方をつくるもの」にだって
変化する。

ところが、

この「伝えかた」には
十分気をつけなければいけない。

なぜかって?

この伝えかたをミスると、

一撃で
読者を敵にまわしかねない。

肩を組む
仲間になりたかったはずが、

ぐぬぬ..と、にらみ合う
敵同士になってしまう。

そして

敵をつくる文章は
意図せず書いてしまうことがある。

「なんだってー」となる前に

反感を生んでしまう
要因について紹介していきたい。



⭕️ 一発レッドカードの、危険な文章とは


さっそく言ってしまいますが、

開口一番に、
「あなたは間違っていますよ」と告げる文章
である。

イメージするなら、

「あ、こんにちは!」
「ところで、」


「あなたのやり方、間違ってますよ。」

と告げるようなもんですね。
(これは極端かもしれませんが)


コミュニケーションでイメージすると
「そりゃ、そうだろ」と思われるポイントだが、

ことさら文章だとやってしまう人がいる。

でも、
この理由もわからなくもないんですね。

なぜなら、

文章って
こんなこと聞きません?

「結論から書け」と。

するとどうなるか。

親切心からか、
わかりやすさからか、

開口一番で
「あなたは間違っている」と書いてしまうのである。


もちろん、
間違っていることを告げるのが悪いことではない。

間違っていることは
キチンと、間違っていると伝えねばならない。

問題は、
その伝え方である。


なにより

「間違っている」ということばに
関わらず、

否定ワードは
少なからず「グサリ」とくるんです。

うぐぐ…。

ならば、まず、

ワンクッション置く必要があるんです。

このワンクッションが
あるかないかで、

文章の印象は
ガラっと変わってくる。

そのクッションとなる
パーツとは

まず「受け取ること」です。


まず最初に覚えておこう。

私たちは、

間違えたくて
間違えているわけではないのだ。

知らずのうちに間違えて、
知らずのうちに損をしている。


言ってしえば、仕方ない。

そんな間違いを、
まずは認めてあげる。


「あ、そうだったんですねー」
「そうですよね、私もやっちゃいますー」
「そんな考え方もありますねー」
「どうしても、やっちゃいますよねー」

セリフはなんであれ
いったん、相手から投げられたボールを
受け取ることである。

こうすることで

あなたは単に
「話を否定する人」から

「はなしを聞いた上で、アドバイスしてくれる人」に
早変わりする。

もしこれが
ことばを受け取らずに

バッサリ「あなたのやり方は、間違っている」と
指摘するとどうだろう?


生まれる感情は

「一方的に、
 あんたの意見を押し付けやがって」だ。


こうなってしまうと、もう大変。

読者とライターは
対面でニラみあう、
「敵対関係」に早変わりしてしまう。


アドバイスするとき、
目指すべき関係は敵対関係ではない。

お互いに肩をよせあって、

頷きあいながら語り合うような
「共感し合える」関係が理想なんです。



⭕️ 敵対感情が生まれるワケ


意見をくみとらず、いきなり反対すると
どうして反感が生まれるのか?

その答えは、シンプル。

文面に
書かれていないからです。


なんのこっちゃ、と思ったかも
しれませんが、

簡単にいうなら

書いてないことは
伝わらないっちゅーことです。

例えるなら、ツンデレです。

(いきなりなんだって話ですよね、
 僕も思いました)


私はツンデレキャラクターが嫌いなわけでは
ありませんが、

ちょっと、損しているなーと感じることは
めっちゃあります。

よく

心のなかで、どれだけ
「あんたのためを思ってるんだからね!」

といっても、
表面上にでているものが

「バッカじゃないの!?」と罵っている
シーンが、よく浮かびますよね?

僕だけですか?

それはさておき。

そりゃ、
反感食らうわなと思ってしまうんです。

心のことばは
外にださないと伝わらない。

このツンデレ現象が
文章でも起きる。

いうなれば

いきなり
冒頭で「あなたは間違っている」と指摘するのは

ツンデレでいうと

理由なく「バッカじゃないの!?」と
吐き捨てるようなものである。


これでは読者は怒ってしまう。

私たちが
本当に読者を想うなら、

ちゃんと文字にしないと伝わらない。

「共感」、「理解」が文章で大切といわれる
理由はここにある。

ことばにして、
はじめて相手は「理解してもらえてる」と
安心感を得られる。


相手を受け止めることばは
しっかり、書き留めるから意味をなす。


ここまで読んでくれてありがとうございます!
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