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戦術には「一点突破」の能力が不可欠

どうも、わたろうです。

私は
元自衛官だったのですが、


訓練で「戦術」というのも
学んだりするんですね。


孫子の兵法みたいなものです。

イメージとしては、

信長の野望ってゲーム、
知ってますか?

引用:コーエーテクモ「信長の野望」

あんな感じです。


「相手が攻めてきたときは〜…」
「防御のときは〜…」


みたいなのを
幅広く勉強します。


信長の野望のような
シミュレーションゲームをやったことがある人は
わかるかもしれませんが、


部隊によって
「得意」・「不得意」があるわけですよ。


んで、


自分が有利になるように
部隊を配置するわけです。


指揮官の悩みどころは

持っているリソースを
どこに分配するかという点。

これは
自衛隊に関わらず、

会社にも同じことが言えます。


しかし、


当時の「わたろう少年」は
なぜかこんなことを思ったのです。


「なんでもできる、
 なんでも自衛官になればええやん!」


そう、


当時の私は、
オールラウンダーに憧れていたんです。

どんなときでも
颯爽とあらわれて、

いかなる問題も
解決しちゃう。


「ピンチだって?
 オレに任せな!」


仲間のピンチに現れ、
無双して、
名も名乗らずに、去っていく。


そんな人に、
憧れていたんです。


まぁ

結論からいうと、
「無理」だったんですがね。


あなたはどうですか?


私と同じく、

オールラウンダーを夢見た人が
いるのでは?


ですが、


現実は、「非情」です。


なんでもできる人というのは

アニメの世界のはなしです。


たいていの人は、

自分の持っている能力を
どう使うかで

戦いを強いられます。


私も結局、
オールラウンダーには

なれませんでした。


しかし、


それでいい。


私たちが目指すのは
オールラウンダーではない。

目指すは、


「一点特化」


1つの能力を

積み上げて、
積み上げて、

磨き上げた


一点特化型の
「スペシャリスト(専門家)」です。


ここで
自衛隊の「戦術」の話に戻ります。


自衛隊のなかにも
たくさんの部隊があって、

得意・不得意がハッキリしています。


私は
ライフルを持って戦う、


いわゆる「対歩兵」のような部隊に
いたわけです。


ゆえに

戦車やヘリがでてきたら、
なにもできません。


戦車にライフル弾を撃っても、

チュイン、と
弾かれてお終いです。


そう、


「歩兵 VS 戦車」は
最悪のマッチアップです。


「火」VS「水」

「✊グー」VS「🖐️パー」です。


だからこそ、
オールラウンダーを目指したんです。


どんな状況でも対応してしまう
スーパーマン。

あの頃の私は
なぜか自信だけは一丁前でした。


少年ゆえの無謀さ。

そして無謀さゆえの、挫折。

しかも、

スーパーマンどころか、
射撃も当たらない少年だったんです。

射撃のウデについては
ここで少し触れています。

ライフル銃を
専門とする部隊で、

射撃が当たらないときたものです。


「あれ? オレ、やばくない?」


って思いましたね。


なんでも屋の
ジェネラリスト

にもなれなければ、

スペシャリスト(専門家)にも
なれないわけです。


お、おれの存在意義…。


でも、この感情、

あなたにも
経験はないでしょうか?


「あなたの得意なことはなんですか?」
「あなたの好きなことはなんですか?」



聞かれて、回答に困ったこと。

あるのでは
ないでしょうか?


「いえ、自分なんて、そんな…」
「得意なことなんて、ないな…」


と口篭っちゃうこと。

自分には
「なにもない」と考えてしまいますよね。


そして、


となりにいる人の
キラキラした部分ばかり見える。


相手は恵まれていて、
私は恵まれていない。


これは
SNSでもよくあります。


他人の輝かしい部分が

まぶしく映るんです。

だからより一層、
自分に価値がないと思っちゃうんです。

しかし、

それは「幻想」です。

気休めかもしれませんが、
人は活躍できる能力を

必ず持っています。


なにを隠そう
私もそうです。


私って、
体力があるわけでもないんですよ。

んで、
射撃も当たらない。

じゃあ、

私って、
自衛隊でなにで生きればいいのよ?



悩んだことが
3日ほどありました。たった3日ですが。


んで、

私の能力が発揮されたスキルが


「おしゃべり」です。


実は
私って、おしゃべりなんですよ。

正直、
書くよりしゃべる方が得意だったりします。


そんなことより、

「しゃべり」と自衛隊に
なにが関係あるのかって話です。


大アリです。


私が特化したのは
「号令・伝達」です。

部隊同士の、パイプ役。


部隊間との
コミュニケーションってやつです。

人同士のコミュニケーションもありますが、

部隊同士のコミュニケーションも
大切というわけです。


まぁ、
このへんは別記事で書くとして….


私が
言いたいのは、ですね、


深掘りすると
他者貢献できるスキルがあるよ
というはなしです。


雑な例ですが、

運動が得意なひともいれば、
苦手な人もいますよね。

だからといって、

運動に
一生関われないと言われれば

そうではありません。


✅ トレーナー
✅ スポーツ栄養士
✅ スポーツ実況
✅ スポーツ報道


方向を変えて
かかわれるわけです。

どれもスキルが
違いますよね?


私みたいに「しゃべり」が
好きなら、

実況で貢献すればいい。


書くのが苦手なら、
「声」で伝えればいい。


突破口は
無数にあるということです。


「自分になにもない」と
感じてしまうのは、

人のキラキラした部分を見過ぎて、


自分のキラキラした部分に
気づけていないだけです。


必ず、そんな一面があります。

そして、
もうひとつ忘れないでほしい。


戦いは
団体戦であるということ


仕事もそうです。

1人で
できるはずがありません。


結局は、
「信長の野望」です。


人の特化した部分を
使うべきところで、使う。


「適材適所」


「必要ない」と思ったスキルは

どこかで
必ず繋がります。

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