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【アニメ感想】名探偵コナン 第1096話「円谷光彦の探偵ノート2」

本質見抜く推理の先に、信じるべきもの導く力!
帽子の持ち主探した先に、光彦の推理が冴えわたる!
たった一つの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人。
その名は、名探偵コナン!

脚本は前回の「円谷光彦の探偵ノート」から引き続き、松田千里さん!
今回もホームズネタをブチこんできたけど、松田さんホームズ好きなのかな?
光彦のジト目が可愛い印象あったけど、「少年探偵団の肝試し」に作画が近いような? 同じ人関わってたのかなぁ。



■今週のゲスト声優について

登場キャラは江戸川コナン、吉田歩美、小嶋元太、円谷光彦、灰原哀。

ゲスト声優は、警官:小林裕介さん、警官:眞對友樹也さん、女性:矢野優美華さん、主婦:佐野愛さん、君島智志:相楽信頼さん、勝見望:田所陽向さん、緑川スミ江:有川知江さん、泉谷勇人:稲田徹さん。

君島役の相楽信頼さんといえば、『Free!』の魚住拓也、『ハイキュー!!』の木下久志役。コナンは2回目の出演だそうです。

『特捜戦隊デカレンジャー』のドギー・クルーガーなど特撮でお馴染み、稲田徹さんの前回出演作は、なぜかインパクトが強かった「毒を入れたのは誰」。たしか被害者役だったような気が。

勝見望役の田所陽向さんはコナン初出演。『ポプテピピック』のヘルシェイク矢野が印象深いです。

そして警官役に『Re:ゼロから始める異世界生活』ナツキ・スバル役で有名な小林裕介さん! 名無しキャラなのに豪華な配役~! コナンだと「緋色の弾丸」にもモブ役で出演されてました。



■今週の感想

【登場人物】
君島智志(きみしま さとし)……32歳。公園の管理人。
泉谷勇人(いずみや はやと)……42歳。公園利用者。
勝見望(かつみ のぞむ)……28歳。草野球チーム所属。
緑川スミ江(みどりかわ すみえ)……72歳。公園利用者。


ドデカい公園にあるミニ鳥園の手伝いをする少年探偵団。公園管理人の君島から、落とし物の帽子の持ち主探しを頼まれる。コナンは、君島が男から巾着を受け取っているのを見て訝しむ。

帽子の持ち主を見つけ出した探偵団は、持ち主・勝見の家へ。すると、頻発する空き巣について警官が注意喚起している最中だった。帽子の持ち主探しをするにあたり、光彦はシャーロック・ホームズの「青い紅玉」を参考にしたと語る。探偵団は空き巣事件について捜査することを決心。

聞き込みをし、空き巣被害に遭った人は全員が公園利用者だということが分かる。また、警官が君島に三回も職務質問していたことも判明。コナンは公園のハトからヒントを得て、「君島がハトの足に宝石を括りつけ、帰巣本能を利用して空き巣を働いた」という推理を展開。「君島さんが犯人で間違いない」と決めつけるコナン、珍しく短絡的な気が……?

探偵団は管理人小屋を訪ねるが、頭をバットで殴られた君島が。コナンが被害者を見つけて大声を出すの、珍しい!
君島は幸い、命に別状はない。犯人は、盗んだ宝石を物色していた君島の共犯者だと推理。床に残った足跡から、汚れた革靴を履いた人物を探すことに。何かを閃いた光彦は管理人小屋へ向かう。

一方、コナンは君島に巾着を渡していた男のことを思い出す。それが共犯者との取り引きだったとしたら……。

管理人小屋の光彦は、巣箱に隠されていた宝石を発見。しかし君島の共犯者・泉谷に見つかってしまう。泉谷は、自分を用済みだと言った君島に腹を立て、バットで殴った。鳥が大嫌いだから巣箱を探さなかったという泉谷。それ、君島に鳥嫌いをまんまと利用されてないか?笑 泉谷はカッターナイフで光彦を脅し、宝石を取り上げて逃げる。しかし、光彦は咄嗟に機転を利かせ、忘れ物ボックスに入っていたビー玉とすり替えていた。泉谷は公園を包囲していた警官に取り押さえられたが、光彦は「あんな怖い思いはもうこりごり」と反省。い つ も の

後日、勝見の草野球・ベイカーミラクルズとベイカーギャラクシーズの試合を見学する探偵団。「勝見さん頑張れー」って応援してる女性がいるけど、勝見が近々宝石を買う予定だったことから考えて、ガールフレンドかな? いいね~微笑ましいな。
光彦は「またワトソンへの階段を一つ登ったことでしょう」と一人語りし、締めくくる。



■コナンとホームズ、光彦とワトソン

前回の「円谷光彦の探偵ノート」は「六つのナポレオン」、今回は「青いガーネット」。「円谷光彦の探偵ノート」シリーズは、ホームズの事件を足がかりにして光彦が解決していくシリーズらしい。

でも、我々コナクラからしてみたら、ホームズといえばコナン(新一)。光彦がお株を奪っているような気がしなくもない。なのでやっぱりホームズのことはコナンくんに喋らせてあげてほしい! というのが率直な気持ちです笑

『名探偵コナン』12巻・FILE.7「マイクロフトでの集い」より引用

(↑この頃のような、ホームズオタク全開のコナンくんが久しぶりに見たい~)

前回の「円谷光彦の探偵ノート」のラストでは、「コナンくんは流石でした。推理力と行動力、まさにホームズです」と語っていた光彦。
それを踏まえて、今作のラストでは「また、ワトソンへの階段を一つ、登ったことでしょう」と語っている。

アニオリの探偵団といえば、普段はコナンを出し抜いて事件を解決しようとでしゃばる(←)イメージが強いが、このシリーズではあくまでコナンをホームズ役として立たせ、自身は推理の補佐と記録係に留まる謙虚な光彦がみたいもの……笑



■【今週のおすすめ】『青いガーネット』アーサー・コナン・ドイル

今回ご紹介するミステリーは作中で言及のあった『青いガーネット』(原題:The Adventure of the Blue Carbuncle)。アーサー・コナン・ドイルが1892年に発表した短編で、シャーロック・ホームズシリーズ7番目の物語です。ベアリング-グールド考察の発生順では15番目に起きた事件とされています。光彦は「青い紅玉」と言っていましたが、私の手元にある光文社文庫版は、個人的に最も信頼するホームズ研究家・日暮雅通さん訳なので、そちらに準拠してご紹介。

クリスマスの二日後、ワトスンがホームズの元を訪ねると、古ぼけた帽子と対峙していた。聞くと、便利屋ピータースンがガチョウと共に拾ったものだという。ホームズは帽子に残された手がかりから、ズバズバと落とし主の特徴を言い当てる。するとガチョウを持ち帰っていたピータースンが飛び込んできて、ガチョウの腹から宝石が出てきたという……。

……というお話。帽子の落とし主についての推理を披露するシーン、ワトスンの反応が面白い。ラストのホームズの判断にはビックリですが、まあクリスマスのお話ということで……笑


灰原「Next Conan's HINT!」
コナン「お洒落!」
歩美「9月は!」
光彦「ブラッククロージング!」

元太「2週連続!」
コナン「金曜日も会えるぜ!」

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