【アニメ感想】名探偵コナン 第1086話「不吉な縁結び(後編)」
原作回の前後編、後編。
前編が回想シーンやオリジナルのセリフ等でかさ増しされていた分、後編はギュっと濃縮されたようなイメージ。
それもそのはず、前編は原作における「秘密のお参り」まるまる1話だけで構成されていて、後編は「見当たり捜査」「雪だるま」の2話分を費やしている。
■今週のゲスト声優について
登場キャラはコナン、蘭、服部、高木刑事、佐藤刑事、和葉。
ゲスト声優は、面男:阪口周平さん、光本兵我:梶原岳人さん、子供:鈴木絵里さん、子供:伊吹茅紘さん、子供:桑原由気さん、川野寅彦:奈良徹さん、神内恭麻:成瀬誠さん、社本鶴美:根谷美智子さん。
注目の光本兵我(ホンモノ)役は、『ブラッククローバー』アスタ役や『あんさんぶるスターズ!』天城一彩役でお馴染みの人気声優・梶原岳人さん!
大阪府出身だとは知らなかった……。
根谷美智子さん、一発で分かるお声だな~。
これで4回目の出演で、犯人役は3回目。ポスト伊藤美紀さんだな! ほかに犯人役が多い人といえば、遊佐浩二さん子安武人さん緑川光さん久川綾さん。
阪口周平さん、声は服部じゃないのに喋り方がちゃんと服部なの、スゴイな~。
■今週の犯人について
今週の犯人は万引き常習犯・社本鶴美でした~。
お声が根谷美智子さんの時点で察せちゃうよね。
コナン界では珍しく、バケツを振り回したら殺してしまったという、突発的犯行のパターン。
ワイヤーを外す方法を知っていたの、指名手配犯のスキルを活かしたって感じがして、納得感あり。
養ってくれるいい男が交通事故に遭ったので、やめていたスリを再開した社本。その男のためにも「ここで捕まる訳にはいかない」という判断に至ったんだろうね。まあ、それにしたって同情は出来ないタイプの犯人ですが。
■平次と和葉とキラキラトーン
海猿島編から、作画に気合い入りまくっているアニコナ。
最近のアニコナ見てると、劇場版の青山作画よろしく突然"神作画"になるので、胸がドキドキしてしまう。
今回の神作画は、「犯人が分かってドヤ顔イタズラっ子の顔をするコナン」「面男の正体が平次だと分かりつつも泳がせる和葉」そしてラストの「服部と和葉の応酬」!
思えばいつの間にか、数少ない未成立カップル(最近名乗りをあげた重悟×千速を除けば唯一となってしまったかもしれない)になってしまった平次と和葉。
そんな2人にはキラッキラのトーンがよく似合う! 原作でもラブの予感がするシーンで多用されているキラキラトーン(下画像参照)。
アニメでは、白く光っているようなフィルターで巧みに演出され、めちゃくちゃ胸キュンなシーンに! これがまるで劇場版みたいな特殊演出で、すごく良かった!!!
■【今週のおすすめ】『雪だるまの殺人』ニコラス・ブレイク
Next Conan's HINTが「雪だるま」ということで、ハヤカワ・ポケット・ミステリで出ているニコラス・ブレイクの『雪だるまの殺人』を読みました。
ストーリーは、双子の兄妹が庭の雪だるまの中から死体を発見するところから始まります。この時点では死体が誰か語られず……。
ここから時間は遡ります。探偵のナイジェルは、妻の親戚から「猫が発狂した」という不思議な事件を調べるよう頼まれ、イースタハム荘園を訪れる。
そこでレストリック家の長女・ベティが全裸で首を吊った状態で発見される……。
……というお話。薬物アリ、色恋アリでかなり混沌(カオス)な話。
雪だるまの中に入っていた死体が誰なのかは、かなり後半にならないと明かされない。このシステムが読者をヤキモキさせる~~~!