【アニメ感想】名探偵コナン 第1144話「ホテル連続爆破事件(前編)」
原作回、前編! メアリーの新しい声お披露目や、5年ぶりの妃英理登場など、なにかと注目の回でした!
登場キャラは、江戸川コナン、毛利蘭、妃英理、世良真純、メアリー・世良。毛利小五郎がセリフなしで登場。
■今週のお話
【ゲストキャラクター】
林崎団司(りんざき だんじ)……45歳。宿泊客
論田盛子(ろんだ せいこ)……41歳。ホテル清掃員
暮石有斗(くれいし あると)……34歳。ベルボーイ
■今週の感想
急にどうしたんですか!?!? 今回の作画と演出、今年で最高のクオリティーじゃないですか!!!
絶版の推理小説が手に入って満面の笑みを浮かべるコナンくん、めちゃくちゃ可愛い! 冒頭のこのシーンからもう「気合入ってる」のが伝わる。
そして長野まりえ作画可愛い~~~!!!
エレベーター内で瞬きする英理さん作画も、ぬるぬる動いてて良かった。
演出も、ドヨ~ンとか、燃え滾る英理とか、心拍の効果音とか……最近のアニコナでは珍しいものが多かった印象!
作画や演出が良いだけで、こんなに見やすくなるなんて……!(もはや別アニメ!w)
毎回このクオリティーでアニコナが見たいっ……!
■原作からの主な変更点
・シーンの主な追加・変更
・コナンが世良のPCの暗号をスマホで撮影するシーンが追加。
・コナンが世良の同居人について詰問するシーンに、心拍の効果音が追加。
・世良が自分の部屋を片付けに戻る際、「急げ~!」とダッシュするシーンが追加。
・最後に、コナンが事件の容疑者と疑問点をまとめるシーンが追加。
・セリフの主な追加・変更
・林崎「今後こういう悪戯がないように、ホテル側にも言っておけよ!」
・コナン「じゃあ2つ目の暗号を見せてくれる?」→「じゃあその暗号2つとも見せてくれる?」
・英理が労働トラブルのヒヤリングをしていた、というくだりのセリフがカット。
・コナン「英理おばさんの力でどうか一つ!」
■小ネタ
・妃英理と世良真純
今回、英理は世良に対して「えーっとあなたは…」と言っていましたが、確か81巻・FILE.8「居心地の悪い推理」で蘭から世良を紹介されていたはず……。
なぜ初めて見たような反応をしたのか……? 本誌連載時には、「ベルモットが英理に変装している説」が囁かれていましたが……。
■固有名詞
・杯戸書房
「古本高価買取」を掲げている杯戸町の古本屋。
通好みの推理小説に強いらしい。
・『薬局のひとりごと』蜜柑南津梅
『フクロヅメ』川合聖子
『ミステイクと言う勿れ』
コナンが買った絶版になっている掘り出し物の推理小説。
上2冊の著者名は、アニメ化に伴って判明しました。
・杯戸銀行
杯戸書房の隣にある銀行。
恐らく初登場は第266話「バレンタインの真実(事件編)」かと思います。ここでは、「米花支店」が登場しています。
・杯戸ホテル
世良とメアリーが最近引っ越した、杯戸町のホテル。25階建て。
■今週のゲスト声優について
ゲスト声優は、メアリ―:本田貴子さん、論田盛子:中友子さん、暮石有斗:阪口大助さん、林崎団司:高橋広樹さん、フロントスタッフ:佐藤ゆうこさん、フロントスタッフ:飯田友子さん(初)、。
今年8月に急逝した田中敦子さんの後任として、本田貴子さんがメアリーを演じられました。
声は紛れもなく本田さんなのに、喋り方は田中さんのメアリーそのまんま過ぎて鳥肌! やっぱプロの声優さんってすげぇ!!!
洋画吹き替えではミラ・ジョヴォヴィッチを多く担当していて、『バイオハザード』のアリス役が特に有名です。
アニメでは『BLEACH』の花刈ジン太や『とっとこハム太郎』ののっぽくんなど、少年ボイスを使うこともあります。
部屋にメモが置かれていたことに激怒していた林崎団司役は、高橋広樹さんでした。
高橋さんといえば、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の城之内克也、『HUNTER×HUNTER』のヒソカ、『金色のガッシュベル!!』のパルコ・フォルゴレなど、熱血キャラから変態チックなキャラまでを変幻自在に演じ分ける人気声優さん。
コナンでも、イケメン役からヘタレな役まで幅広いゲストキャラを担当されていました。
清掃員・論田盛子役は、『ちびまる子ちゃん』の藤木くん、『ときめきメモリアル』の紐緒結奈、『ONE PIECE』のヒナなどで知られるベテラン声優の中友子さん。
ベルボーイ・暮石有斗役は阪口大助さん。
一度聴いたら忘れられない特徴的な少年声で、『銀魂』志村新八、『あたしンち』ユズヒコ、『機動戦士Vガンダム』ウッソ・エヴィンなどを演じた声優さん。ツッコミキャラや眼鏡キャラが多い印象なのは、新八のせい……?
去年も「カードに伏せられた秘密」でゲスト出演されていたので、2年連続の出演!
■スタッフ・キャスト
【構成/絵コンテ】本多康之
【演出】𠮷村あきら
【作画監修】須藤昌朋
【作画監督】牛ノ濱由惟/青木香菜/長野まりえ/下地彩加
【声の出演】
江戸川コナン:高山みなみ
毛利蘭:山崎和佳奈
世良真純:日髙のり子
メアリ―:本田貴子
妃英理:高島雅羅
論田盛子:中友子
暮石有斗:阪口大助
林崎団司:高橋広樹
フロントスタッフ:佐藤ゆうこ
フロントスタッフ:飯田友子
【サブキャラクターデザイン】青木香菜
【デザインワークス】小川浩
■【今週のおすすめ】『ライラック・ホテルの怪事件』キャロリン・キーン
今回は「濡れたままホテルに向かう」「爆弾」というキーワードから、キャロリン・キーン名義で1930年に発表された児童文学『ライラック・ホテルの怪事件』(原題:The Mystery at Lilac Inn)をご紹介!
キーンの代表キャラである、少女探偵ナンシー・ドルーが活躍するシリーズ3作目です。
少女探偵ナンシー・ドルーは、友人のエミリーに招待されて、彼女がオープンする予定のライラック・ホテルに向かう。ところがその途中でカヌーがひっくり返り、ずぶ濡れになってしまう。
到着したナンシーだが、そこは幽霊騒ぎが持ち出されるホテルだった。しかも、エミリーのダイヤが何者かに盗まれるという事件が発生する。そして、ナンシーの偽物まで現れる……!
……というお話。児童向け文学なので、細かいツッコみどころは野暮だとして……。とても引き込まれる、エンタメ性の高い作品です!
ナンシーの活躍っぷりと次々襲い掛かる危機。そして犯人の狂気性!