
【アニメ感想】名探偵コナン 第1068話「円谷光彦の探偵ノート」
―視界を遮る謎の雲、推理で晴らしてSPARKLE!
探偵光彦が推理に挑む!
ホームズからの挑戦状?
たった1つの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人。
その名は名探偵コナン!―
新年一発目・脚本は松田千里さん!
登場キャラはコナン・歩美・元太・光彦・灰原・高木・千葉。
ゲスト声優は、薪島中哉役:小松史法さん、バイト役:竹内恵美子さん、桜川まり子役:金田アキさん、強盗役:こぶしのぶゆきさん。
▼新年のあいさつについて
毎年恒例新年のあいさつでスタート!
視聴者の度肝を抜く、まさかの「あいつら」の登場でしたね。今回の事件、新年だからか死者が出なかったものの、このあいさつにおいて死者ノルマ達成するとは!
去年のあいさつは、コナンが粛々とコロナ禍について述べる内容だったような~。(一昨年だっけ……?)
それに比べると、探偵団メインの今回はポップで明るい調子。
しかも、灰原が「今年は私の年なのよ」と、映画について踏み込んでいるのがまた印象的。警察学校組の「ハロウィンの花嫁」を踏まえ、超える意気込みを感じた!
▼探偵団と「大人の言い訳」
ピザを食べていた一般女性・桜川さん。
ピザの箱に隠されていた宝石に気づき、ネコババしようと考えていた。
「魔が差したなんて大人の言い訳よね。もうそんなことは考えない。君に誓うわ」
このセリフ、いいな~。これが言える大人がどんなに少ないことか。
このセリフによって、今回頑張った光彦が報われるよね。
▼アーサー・コナン・ドイル『六つのナポレオン』
ワトスン、もしきみの記録に、ぼくが解決したささやかな事件をもっと加えてもいいとなったら、このナポレオン像の奇怪な冒険物語を、きみはさぞかし生き生きと描いてくれることだろうな
今回の話のモチーフは、作中でも言及されていたように『六つのナポレオン像』でした! 前話が『赤毛組合』モチーフだとすると、2回連続でホームズ回!?
『六つのナポレオン』の内容については、作中で光彦が述べていたとおり。
……では、数あるホームズ作品の中で、どうしてこのエピソードが選ばれたのか?
探偵団(光彦)の身の丈にあった、わかりやすいプロットというのもあると思う。
でも、もう1つ大事なのは、『六つのナポレオン』にあるレストレード警部のこのセリフ。
ホームズさん、あなたがみごとに事件を解決するところをずいぶん見せていただきましたが、これほどみごとな解決は初めてですよ。われわれスコットランド・ヤードでも、これをやっかむ者はいないでしょう。それどころか、われわれはあなたを心から誇りに思います。
レストレードにこうまで言わせた推理を、光彦も同じように披露する。
コナンを出し抜くことに価値を感じる光彦にとって、「六つのナポレオン」を解くことは、コナンよりもホームズに近づいたという意味があるんだろう。

▼まとめ
ピザの店長さん、ポルナレフ!
「歩美の絵日記事件簿」みたいに、シリーズ化されるのかな?
のほほんとした事件で2023年がスタートしたのは、去年の正月が血生臭い連続殺人だったから?
灰原「Next Conan's HINT」
コナン「公衆電話!」
歩美「今年の干支は?」
光彦「う!」
元太「うなぎだうなぎ!」
コナン「うさぎだよ!」