【舞台ブログ】劇団オムツかぶれ公演『キョウセイ』終演しました
舞台「キョウセイ」終演しました。
この作品は実は1年くらい前から始まっておりました。
しかしそのほとんどは脚本作成に費やされました。
それくらい作・演する仙石桂子氏が粘ったし、掘り下げたんだと思います。
それができたのは仙ちゃんの覚悟でもあるし、また戯曲アドバイザーとして劇団サンプルの松井周さんが本当にぴったりくっついてくれたからだと、少し遠い距離で見ていたワタリは思いました。(※その2人のやり取りを静かに見守っていたのがモモンガ・コンプレックスの白神さん。今回もめっちゃんこ素敵な振りをつけてくれました)
ギリギリまでとにかく台本をブラッシュアップし続ける。
限界を何回超えたんだろう?
毎日のように修正版が送られてきました。
無駄が省かれ、台本に奥行きや血が通っていくように感じました。
こっちはこっちでそれをとにかく覚え、稽古で体現できるように集中する。
今まではどちらかというとピンポイントで参加してめっちゃ短期間で集中して即興パートを担う感じだったワタリも今回はがっつり3週間、缶詰状態で稽古に臨む。
ツマミちゃんは台本のある芝居はほぼ初めて。なのに膨大なセリフ。そして主役の1人。それをものすごい集中力で見事にやってのけてました。
その影響もあってワタリもよりのめり込んでいきました。
なので3週間はあっという間に過ぎていきました。
3日感。3ステージ。毎回カーテンコールでこみ上げてくるものがあります。
千秋楽のカーテンコールでは役者が揃う前に拍手が。沁みたよ。
「今までで1番良い!」「最高やった」
嬉しい評判を耳にしました。
終わったら速攻でバラし。全部なくなります。
今回も大学生と市民とプロの俳優とミュージシャンとダンサーで創り上げる舞台。
仙ちゃんの現場では、いろんな価値観や感覚に出逢い、刺激されます。
その中で作品のために皆で協力していくことは、ほんとうにかけがえのない時間だなぁと感じます。
一生懸命稽古して、一生懸命舞台をつくって、一生懸命舞台で生きて、終わる。
それをお客さんと共に体験する。
それだけなんです。でも、それが本当に尊い。
楽しくて、楽しくて、楽しかった。
今回も呼んでくれた仙石桂子氏に感謝です。
そして関わってくれたすべての人に感謝です。
ありがとうございました!