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渋谷に住む中国人妻、慶應出身。2011年大震災直後に来日、2019年1月に一般日本人男…

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渋谷に住む中国人妻、慶應出身。2011年大震災直後に来日、2019年1月に一般日本人男性と結婚。日本生活で見て感じて思ったことを記録。小さなことでも、一々、考えを大切に残したい。 Blog: https://watari1211.hatenadiary.com/

最近の記事

自分がフェミニストであることを否定する風潮はどうかと思う

女性の中では、自分がフェミニストであることを否定する風潮がある。 フェミニストだと認めたら、自分は「女なのに強い」、「わがまま」、「かわいくない」、「男性にどう思われるか気になる」などの思い込みはあるからだ。特に、日本に。 自分も一時期自分がフェミニストであることを否定してた。 正直自分を否定したその時の自分を情け無く思った。 長い間ジェンダーに関する研究に触れ続けてきて、フェミニストは女性上位というより男女平等を真に主張してることを世に知らせたい。

    • 中華風日本料理をやめてもらえないか?

      銀座で一度だけ、広州の名物料理煲仔飯をいただいたことがある。美味しかった。味も形も70%ぐらい本物に似てる。違うのは「気」かなあ。 本物は30分ぐらい煮込んで蓋を開ける時にザーザーって音して「煙火気」がある。こちらは鶏肉の味付けや醤油の味も本物にとても似てるがどこか日本らしく定食皿を「煲」に変えた感じ。でも、ホームシックの自分にはこの店があるだけでありがたく思う。 普段、日本の中華料理なんて一切食べない、むしろ嫌い。広東麺とか天津飯とかエビチリとか杏仁豆腐とかは一

      • それはただの、自己満足?それとも…

        出身校の慶應では毎年、別科・日本語教育課程などに在籍している留学生が参加できるスピーチコンテストが開催される。 別科時代、一度参加しようかと思ったが、時間調整ができてなく諦めた。それから一度も実際聞いたことなかったが、院卒後、偶然平日に空いてる日がコンテストが開催される日と重なったので、三田演説館へ向かい、後輩たちのスピーチを聞こうと思った。 テーマは、「母国に持ち帰りたい日本のもの」だった。 いや、実は前例のないこの酷いテーマ自身に最初から「なにこの自己満足」って突っ

        • 再生

          パルミラへの祈り

          聖母堂の焼失で思い出した、このコンサート。 パルミラ、それはISISによって破壊された、同じく人類全員の宝物だ。 シリア戦争前に感じていた、世界が全体的に右に転向しようとしていることを。中国も、日本も、アメリカも、これからは、ヨーロッパも。 少年時代、左、リベラル、多元文明主義、グローバルに賛成してたが今は違う。いつからかわったんだろう。ISISが出てきた時から?色革命があちこちで噴発した時から?911から?多元主義は本当に正しいのか?文化の陋習も尊重されるべきなのか? FGM、聖戦テロ、シャリーア法、強制的夫婦同姓、男女別賃金…一々尊重する必要あるか?pluralismに対する再検討をする必要があると思う。女性に、子供に、人権に…political correctnessは一体だれを守っている?アメリカバージョンの文化大革命になる前にやめるのだ。 善には善を、悪には悪を。人類が本当に守るべきはなんなんだ?本、芸術、音楽、歴史、舞踏:文明の光、我らが見上げた星空、文化財に潜める先人達の思い出、それは必ず後世に伝えるべき力。それらを守るんだ。パルミラのコンサートは、そういう力なのだ。

        自分がフェミニストであることを否定する風潮はどうかと思う

          日本にいるとたまに可笑しいなと思う褒め言葉

          1.外国人に対する「褒め言葉」: ・日本人に似てる! ・日本人より日本人! 2.日本国内の旅行地などに対する「褒め言葉」: ・まるで海外! ・海外にいるようなオシャレな雰囲気! 3.ヘアスタイルカッコいい時の「褒め言葉」: ・まるで「外国人風」! ※そもそも、「日本人に似てる」ことが人を褒めることができる不思議な認識。 ※「海外」とは、欧米限定だけ。 ※「外国人風」というのも、欧米人限定。 …は。

          日本にいるとたまに可笑しいなと思う褒め言葉

          いわゆる、「女性でも」ということ

          2011年に留学生として来日して、最初に妙に感じた言葉はこの一つ。 「女性でも」 小おしゃれのお店をテレビで紹介されたら、必ずこの言葉が出てくる。 「女性でも入りやすい。」 特に、ラーメン屋さんや、居酒屋などのお店ならそうなっている。 また似ているのは、「女性に大人気」、「女性が喜ぶ」などもある。 最初はこの言葉に対する違和感はどこから来たか分からなかったが、はじめて牛丼屋さんに一人で入って、なんとなく分かるようになった。 入った瞬間、店内で必死に牛丼を食べてる

          いわゆる、「女性でも」ということ

          ○○人はどうでもいいことだ。

          はじめての記事は大体、何を書くか分からないもの。 ここの存在は、夫との会話の中で、偶然できたアイデアからだ。 「日本で生きていること、違和感に感じたことや考えていたこと、書いてみたらどうだ」と。 なるほど、と思った。 自己紹介にわざと、「中国人妻」や「一般日本人男性」と記載したが、罠です(笑) ここは私一個人の考えを記録として残したい。あくまで、私が見た、感じた日本を、そして、世界を。 中国人でも、日本人でも、どうでもいい。レベル貼り付けることで、ステレオタイプが

          ○○人はどうでもいいことだ。