ベラドンナの雫、エカテリーナお姉さま。
市場で見つけてジャケ買いならぬ名前買い。
アマリリス・ベラドンナ
ベラドンナってナス科オオカミナスビ属の植物があるのに、違う花にベラドンナって名付けちゃうのすごい。ま、レモンラナンキュラってラナンキュラスに似たバラの品種もあるぐらいだしいいのか。とてもいい香りです。
対して、ナス科のベラドンナといえば甘いらしい実、そして根茎や根に猛毒を含んだ魔女の花。bella donnna なんて名前なのに。いやだからこそ?
ベラドンナの名前を知ったのは学生の頃、深夜枠の奇妙な料理番組でした。
『ベラドンナの雫』
どうにもうろ覚えなんですが、毎度遊びにやってきた姪っ子に、真行寺君枝さんが料理を作る、といった構成、しかも真行寺さんはエカテリーナお姉さま、と呼ばれていたように記憶してます。
「オイルの海にニンニク、唐辛子」なんて具合にレシピを艶っぽく読み上げる真行寺さん、うっとりする姪っ子(この姪っ子、たまに目隠しされて嗅覚ビンビンにさせられていたりする)。気づけばペペロンチーノが出来上がっていてエンディングという謎に満ちた構成。ブルーチーズに蜂蜜、なんて回もあったような。
どれも調理のツボを押さえつつ、想像力、妄想力を掻き立てる構成であったためか、自らが台所に立つおりに地力というか応用力まで鍛えられていた気がします。
真行寺さんの艶って不思議とこれからという衝動に転ばず、なんだかコトの後って感じのふわりとしたもので、レシピ紹介のショートムービーとしてぎりぎり健全だったように思われます(そんなコトないのかな)。
この番組、度々ネットで検索してみるものの、相応しい情報がヒットしないんですが、どなたかご存知ないでしょうか。
今見ても面白いんじゃないかなぁと、想い焦がれてます。
そう、僕はこういう感じのいけばなの番組を作りたい。
ちなみに真行寺さんのサイトはこちらです↓
ありがたくいただき、世界のどこかにタネを撒こうと思います。