サルカニ合戦のカニのごとく。
山に入ると藤だヘデラだとつる性の植物が大木を伝いながら上へ上へと登っている様があちらこちらに見てとれる。落葉した木々の合間、15〜20mほど上にあるその姿を確認しては、「あぁ、あのうねりいいなぁ」とか、「あのこんがらがり具合最高だよ」なんてひとりごちては、ただただ見上げるばかり。
花は足でいける、なんて言葉があるように、花材は自分で探して採ってと出合いが大切。そしてその足は平行移動のみならず時に垂直方向への移動もせねばならないわけです。もちっと脇の肉落として腕力つけて出直すとします。
ありがたくいただき、世界のどこかにタネを撒こうと思います。