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百合の擬人化について。

百合は”楚々として”だとか”凛として”と形容されることがあります。
がその実、初夏の旺盛に茂ったブッシュを突き抜けて咲くためにあのような姿になったわけですから、生存競争の点から考えると超攻撃的なスタイルと言って差し支えないと思います。

人が植物を形容する有り様、投影する姿が如何に鑑賞者たる人間/自分本位であるか、ということを如実に示していると思われます。
黒百合の香りを嗅いで我が子は、銀杏みたいで臭い、と言っていました。

ありがたくいただき、世界のどこかにタネを撒こうと思います。