遊戯付箋 『NieR』シリーズ ~出会ってない編~
ゲームの話をします。
2020年に発売10周年を迎えたスクエア・エニックスのゲーム『NieR』シリーズ。このシリーズに触れたのが今年2022年前半で、まだ一年も経っていないくらいの時間ですげー勢いでこの温泉に転がり落ちるくらい好きになったのでnoteを書きます第一弾。
しかし『NieR Replicant 1.22474487139…』『NieR:Automata』『NieR Reincarnation』という『NieR』シリーズと出会うまで、思い返せば滅茶苦茶に時間がかかっていたんだなーということに気がついたので、出会うまでと出会ってから転がっていったNieRとの付箋の記録を作るため、思い返しながら長々と遠回りに書きとめることにしました。
結論だけ書けば、NieRと出会えて良かったァァァ面白いぞありがとう!という話。
■NieRに辿り着かなかった話
多分あの時、2010年頃。
筆者は子供の頃からRPG系のゲームで遊ぶのが好きでした。FFかDQかといえばFF派です。初めてやったのはFF7で、一番好きなのはFF10。X-2も頑張ってやりました。(何もわからんけど2023年の歌舞伎も楽しみです)
そんな学生時代、何かファンタジー系で面白いゲームなーいー? と尋ねた時に、友人からとあるゲームを勧められてたことを思い出します。剣と魔法とドラゴンが出てくるファンタジー系とのことでどんな話なのか聞いた所、
・主人公は男、騎士か何かで復讐の為戦っている
・女神か巫女か何かに選ばれてしまった妹を守るため、戦う中で何やかんやでドラゴンと契約する
・主人公はドラゴンと契約の代償に声を失う
・とにかく敵を殺しまくる(復讐だもんなあ
・主人公が武器を持って戦うパートと、騎乗してドラゴンで戦うパートがある(難しそうだなあ
・妹には婚約者がいたか何かだったが妹の本当に好きな人は実の兄らしい(ややこしい事になってるなあ
・兄(主人公)も憎からず妹を想っている模様(オォウ……
・しかし大事な場面で主人公が声を失っていたが為に妹が自死(ウェェェ
・なんやかんやで世界が大変なことに(ウェェェ!?
・ラスボスがいるとその世界が大変なことになるので、なんやかんやで転移して東京で戦う。新宿エンドというのがあるらしい(オェェェ!?
・廉価版も出てるよ!(……
『ドラッグオンドラグーン』でした。DoDはいいぞ!めっちゃオススメだから! と力説されたものの、話の複雑さ、内容の暗さ、加えて操作性が難しそうだったために、あの時、時間だけは結構あった学生時代のあの時に、筆者はそのまま怖そうだし……と手を出さなかったのでした。
因みに他にもその友人は当時(本人に確認したら上記DoDの話をした時より前に)、二作同時発売された為に進めるのが難しいが、進めるのがめっちゃ楽しいゲームがある、と話していたのを覚えています。XBOXとPS3あたりで2ver.あり、基本の物語が同じものの、フォーマットにより主人公が青年/父親で、それにより、妹を守るか娘を守るかと主人公の周辺の登場人物の関係性が異なるゲーム(!)だったようです。ふーん、ふむふむ、海外向けに主人公がおっさんなのかーとか、確かに日本国内向けは青年主人公の方が向いてそうだしなーとか話したり、大まかな話を受けて、兎に角その二作品には冷たい、雪、の印象を受けた覚えがありました。けれどどちらにしても複雑な物語みたいだ・X箱は持ってないしなぁ、と話を聞くだけでそれがどんなゲームかも調べることもなく、そのまま筆者はDoDにも、主人公が二人いるというゲーム(…)にも触れることはありませんでした。
■DoD3に掠った話
履歴をみたら2017年頃。
その後DoDもスクエニの雪っぽいダークなゲームにも触れる機会がないまま何年も経ったある日、youtubeの関連動画に表示された『DoD3 ドラッグ オン ドラグーン3 真ラスボス (鬼畜音ゲー)』という名前の動画を見つけます。
DoD……?聞いたことが、あっこれもしかして新宿
そして思い出される学生時代の友人の言葉……あれ主人公男じゃなかったか? ドラゴン白かったっけ? 訳わからんけど音楽格好いいなー! と混乱しつつも、この時DoDが3作目まで出ていたことを知らなかった為、この動画のお陰でよく分からんが鬼畜音ゲーがあるゲームなんだなという所まで意識をアップデートすることが出来たのでした。(※間違い。DoDではなくDoD3)(間違いであるものの、DoDも鬼畜音ゲーがある事を知り強ち間違いでもなかったような)
この時、やっとDoD(DoD3)のゲーム音楽って格好良いな……? と自分の琴線に触れ/掠ったものがあることに気づくのです。
■既に『大神』と出会っていた話
まだNieRと出会いません。戻り戻って2006年。
しかし大神とは出会っていました。忘れもしない、発売日に渋谷のTSUTAYAへ予約したパッケージを受け取ったあの2006年の4/20――その後ゆっくり1年くらいかけてラスボス戦で涙をぼろっぼろ零しながら全クリした作品、ネイチャーアドベンチャー『大神』。狼と天照大神をかけた名前の、神話と昔話の残るいつか何処かのオオカミの姿をした優しい神様とその時代に生きる者達の物語。
学生時代に自分の生き方にも影響を与えてくれたcapcomより発売されたこの『大神』、制作はCLOVER STUDIO。しかし大神発売の同じ年2006年に『GOD HAND』を発売した後、2007年に解散してしまうのでありました……。さようならクローバー、永遠なれ……GOD HANDはカメラワーク糞過ぎてカメラ外で殴られて死ぬので二度とやらんし、大好きな大神の続編はもう望めない……悲しい……(´;ω;`)
■『大神』から『ベヨネッタ』へ
もう大神には出会えない……CLOVERはなくなってしまったのだ……と悲しみの日々が続いていましたが、その後、元CLOVERスタッフ達がSEEDSなる会社を設立、からの合併と商号変更によりプラチナゲームズ株式会社(以下PG)になっていました。capcomの大神続編の夢は露と消えましたが大神を作った人たちがまた別の面白いゲームを作ってくれるなら、もしかしたら自分も楽しめるゲームが作られるかもしれない――。そして2009年、クライマックス・アクションゲーム『ベヨネッタ』が発売されます。
しかし大神の変更できないあの難易度にどっぷり使っていたアクションゲー初心者にはベヨネッタは辛かった……!!easyでも辛くて多分Very easyで遊んでいたような気がします。
ゲームの腕は兎も角、この頃は下手くそながらもゲームを楽しみ、そしてゲーム音楽を楽しむようになっていました。
■そして:Automataへ……
出会えませんでした!! 正確には、PGの情報を追って『NieR:Automata』なる映像がとても美しいゲームが発売されることは知っていました。よく知らないamazarashiなるアーティストがタイアップなのか何かでCDを発売することも知っていました。しかし、当時持っていたプラットフォームはPS3だけで、PS4もX箱も所持していなかったのです……!! ゲームソフトの予約をぎりぎりまでしなかったせいか、発売日の少し前までPS3で遊べると思い込んでおり、知った途端に遊べないとわかり買う意欲を……失いました……。
NieRと出会えなかった話は、これで終わりです。
NieRというゲーム本編とは、出会えなかった、のですが。
そう、当時の筆者は何を考えたのか、いや今でも簡単に当時の自分の心理を想像できるんですが、「ゲームを遊べないならせめてサントラだけでも買うぜ!」と『Nier:Automata original Sound truck』と、NieR:Automata meets amazarashi『命にふさわしい』を購入していました。以降、曲だけはちょっと知ってる、という状況が5年くらい続きます。
あと本当に記憶がなかったのですが、『NieR:Automata World Guide ニーア オートマタ 美術記録集 <廃墟都市調査報告書>』と『NieR:Automata Strategy Guideニーアオートマタ攻略設定資料集―第243次降下作戦指令書』も購入していました……ネタバレいくない、と中身は全く読んでいなかったのですが。本当にあの時買っていて良かった。
こうして2017年のあの日、NieR:Automata……のサントラ、音楽と出会ったのでした。その後流れるように関連CDを買い集めるも、ちゃんと聞く機会はあまりないまま積みCDとなり、少し遅れてDoD3の音楽に触れ、数ヶ月かけてDoDシリーズのサントラを集めたり、台本?何のこっちゃと思いつつ何かのイベント円盤を観ることなく買い求める日々が続きます。
この状態で実際にゲームに触れるまで5年かかるとは予想することもなく。
to be continued…
■おまけ1 ASTLAL CHAINはプレイ済
その鎖で、未来へつなげ。
2019年8月30日発売のNintendo Switch専用ゲームソフト『ASTRAL CHAIN(アストラルチェイン)』はやりました。Switchなら持ってたので、わー、ベヨネッタや大神的なPGのゲームだなーって思いながら遊んでたんですが、ディレクターが田浦氏だったんですよねこの作品。田浦氏のディレクションしたゲームはこれが初でした。レギオン操作が難しいけど慣れると爽快です。流石にextraFileは最終まで攻略出来てないんですが、猫集めしたくて時々思い出しては挑戦してます。え、待ってくれこれ資料集読むとこの物語の先……いや大陸編を知りたい頼む続きお願いします続編!! ……アストラルチェインはいいぞ!!!
■おまけ2 命にふさわしい
曲とPVと初回特典の絵本だけは知ってるんですよ。発売日ギリギリに予約して買えました。絵本、当時は何のことだかさっぱりでしたが。
■おまけのおまけ 大神は、いいぞMAD
↓続き書きました