話すより聞くほうが得~ゼノン~
愚にもつかない話をする若者にゼノンはいった。
『我々には耳が二つあるのに口がひとつしかないのは
人の話をよく聞き、口を慎むためだ』
ディオゲネス・ライオネル 哲学者列伝
ゼノンについて
ゼノンはストア哲学の創始者だ。
範馬勇次郎よりも先に地面を拳でたたきつけたことは有名。
つまずいて転倒したとき地面を拳でたたきながら、
『今行くところなのに、どうして私を呼ぶのか』
そういうと、その場で自死をしたという。
想起
沈黙は金なり
口は災いの元
アメリカのコラムニスト アビゲイル・ヴァン・ビューレンも
『口数を減らせば減らすほど、より聞いてもらえるもの』
と言っている。
対話とアウトプット
アウトプット大全を読んでいると、
インプットとアウトプットの割合は3:7が適しているといわれる。
とはいえ、対話するときにはどちらか一方だけがしゃべっていることが
善いわけがない。
相手よりも多くしゃべったほうが勝ちと勘違いしている人が
どれだけ多いだろうか。