団信:団体信用生命保険の健康診断について

団信てなんだろう?


団信(だんしん):団体信用生命保険の健康診断書について説明します。

住宅購入に際して住宅ローンを組む時に、団信(だんしん):団体信用生命保険に加入することが多いです。これは生命保険なのですが、万が一の時に住宅ローンの借り入れが免除になるものや、特定の疾病発症の場合に給付が出るものなど様々な種類があります。借り入れをする金融機関が指定した保険会社に加入する場合が多いです。加入には健康診断書の提出が必要になります。

一般的に住宅ローンの審査は用意する書類も多く分刻みのスケジュールですが、団信の健康診断書の提出日は書類受領後2-4日以内の指示が多く、銀行から保険の書類を渡されて驚いたといった感想をよく聞きます。

団信対応の医療機関の強み


団信対応の健康診断コースがある医療機関では下記のような対応が可能です。
・結果は翌日に仕上がります。(受診日翌日12:00 結果お渡し・PDF送付対応可能・郵送可能)

・指定用紙への記入も料金に含まれています(団信は結果記入用紙が指定保険会社の用紙の場合が多く、専用封筒がある場合もありますので、事前に確認しましょう。指定用紙がある場合は必ず記入用紙をお持ちください。医療機関によっては、用紙記入は別途料金加算がある場合があります。)

・結果のコピーをお渡し可能(団信の結果記入用紙は医療機関が記入後、封をして受診者に渡すように指定している場合が多いです。その場合、結果記入用紙のコピーをお渡しできるので、記載内容が把握できて安心です。)


団信の健康診断 受診の注意事項


・前日は早めに寝る
・当日は水分を十分とる
・時間に余裕を持って医療機関へ
・当日は受診時間の10時間前から食事を中止(採血がある場合)

住宅ローンの準備で忙しいですが、受診前日は生活リズムを整えてゆっくり休息をしましょう。脱水は体内の血がドロドロの状態となり、採血検査や尿検査で異常が出る場合があります。水分は十分とりましょう。採血項目に中性脂肪(トリグリセライドもしくはトリグリセリド)がある場合、検査結果の値は前日の食事の影響が大きいです。前日の中華料理、焼肉、ピザ等のコッテリとした食事や大量の飲酒は、検査結果が異常値になることがあるので注意しましょう。

受診当日は、時間の余裕が無い状態で慌てて行動すると、診察時に動悸がおさまらなかったり、計測時に血圧が上がってしまうといったことがあります。余裕を持って行動しましょう。せっかくの日々の健康づくりが結果に反映されなくなる場合がありますので、受診日前日と当日は気をつけましょう。

団信の一般的な項目


保険会社によって項目が少なくなる場合があります。

  • 診察(問診・内科診察・自覚症状・他覚症状・既往歴)

  • 身体計測(身長・体重・BMI・腹囲)

  • 一般測定(血圧)

  • 採血
    貧血検査(赤血球・白血球(WBC)・血色素量(ヘモグロビン)・ヘマトクリット・血小板(PLT))
    肝機能(GOT(AST)・GPT(ALT)・γ―GTP・ALP)
    血中脂質(総コレステロール(TC)・HDLコレステロール・LDLコレステロール・中性脂肪(TG トリグリセライド))
    空腹時血糖(FBS BS)・クレアチニン・e-GFR

  • 尿検査(尿糖・尿蛋白・潜血・ウロビリノーゲン)

既往歴は、過去の病気について、発病はいつ頃か、薬の名前、入院の有無、手術の有無を記載する場合が多いので整理しておきましょう。既往歴については3年以内のものを記載するようにとする保険会社も多いです。

団信のオプション項目


オプション項目には、下記の5項目が多いです
・HCV抗体検査(C型肝炎の検査/C型肝炎の既往歴またはワクチン接種で陽性となる)
・HBs抗原検査(B型肝炎の抗原検査/B型肝炎の感染の有無を調べる)
・HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー/糖尿病かどうか調べる)
・尿酸(痛風がどうか調べる)
・心電図(心臓の異常の有無を調べる)


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