4「引きこもりのススメ」が頓挫した過去
誠の自立への道、本格始動!
令和大嘗祭の日、頭を殴られたような衝撃を受けました。
「え?これまでの教えは一体何だったのさ・・・」落胆と驚きが酷くて、その日は何も手に付きませんでした。
師匠やこの教えを心底信じて進んできたのに、防ぐ側じゃなくて「世界恐慌を起こす側」だったなんて!言靈師(ゲンレイシ)ってそんなだったの??
夜寝ようとしても、まだ頭の中がぐちゃぐちゃでした。
・・・が、翌朝開き直ってた私は、
それまでの検索スキルをコレデモカ!と駆使し、神道の歴史や古神道との関係、仏教やその他の宗教、世界の支配層やそれに伴う陰謀など、ありとあらゆることを調べ始めました。
幸い引きこもり中でしたから、時間は存分にあります。だからこそ徹底的に調べ上げ、事実を知って愕然としました。
自分が、いかに上っ面な知識しかなく、精神的に幼かったことにです。
それまでは教えられた事を疑いもせず素直に聞き、真面目に実践・習得してきた私でしたが、師匠のたった一言によって、守破離の「破」が起きたのです。
当時は起きていることが理解できなかったけれど、後から思い起こすと、この時から私の「誠の自立への道」が始まったと思います。
もう誰の言うことも信じない。
自分で調べて複数の裏付けを取って、自分独自の學びを進めるわ。
(実際には誰も見てませんけど)仮に誰かが私の様子を見ていたとすれば、傍からは音楽三昧だった頃と変わりない氣楽な引きこもり生活に思えるでしょう。
けれどもここから180度転換しました。
ただの引きこもり ⇒ 「籠山行(ろうざんぎょう)」へと進化したのです。
※籠山行(ろうざんぎょう)とは、
仏教に関する言葉で、特に禅宗(ぜんしゅう)で使われます。簡単に言うと、山の中やお寺にこもって、外の世界と関わらずに修行することを指します。
「籠(こもる)」という言葉は、何かの中に入って外に出ないことを意味し、「山行(さんぎょう)」は山の中で行う修行です。
修行者は日常の生活から離れ、心を集中させるために、食べ物や寝る場所をシンプルにし、心身を鍛えるために厳しい修行を続けます。これは、仏教の教えを深く学び、心の平安や悟りを目指すための特別な時間です。
要するに、「籠山行」は山の中でこもって、懸命に修行することを意味します。
(つづく)