見出し画像

トレーニングベルトに頼りすぎると思わぬ逆効果にもなります。

こんにちは!
トレーナーの田中です。

皆さんはスクワットやデッドリフトをする際に、腰にベルトを巻いていますか?

ただ何となく高重量を挙げている人はみんな巻いているから、自分も巻いておこう!というような考えで巻いていませんか?


今回はベルトを巻くメリット・デメリットについての記事です。
これを知っておかないとアスリートは
「スクワットを頑張っているのにパフォーマンスは上がっていない」、、、
みたいなことになってしまいますのでぜひお読みください。


トレーニングを実施する際に腰に巻くベルトがあります。
ジムであればスクワットラックの横に置いてありますね。

トレーニングベルト


ここからはベルトを巻くメリット・デメリットについて書いていきます。


メリット


①体幹部の補強
腰にベルトを巻くことによって腹圧(お腹の中の内圧)が高まり、体幹部を強くすることが出来ます。
それにより、ベルトを巻いていない時よりも高重量を持てるのでトレーニングの負荷が高まります。

②ケガの予防
スクワットなどで高重量を扱うと腰背部への負担が高くなり、ケガを起こすことがあります。
ベルトを巻いていることにより、腹圧を高め腰背部への負担を減らすことが出来ます。

「ケガのリスクが少なく、高重量を扱えるならベルトは巻いておいた方が良いやん」って思った方もいてると思いますが、デメリットも知っておいてください。

デメリット


自らの意思で腹圧を高められなくなる
腰にベルトを巻くことにより腹圧を高めやすくなります。

ただし、アスリートは実際のプレー中はベルトが無い状態で腹圧を高められなければなりません。

ラグビーやアメフトなどのコンタクトスポーツをはじめ、他の球技や競技においても力強く力を発揮する際には腹圧を高めて力を伝えなければなりません。

プレー中にもベルトを巻くことが出来たら良いですが、ルール上巻くことはできません、、、

なのでアスリートは常に腰にベルトを巻いてトレーニングをしていると、腹圧を高めにくくなり、パフォーマンスの向上に結び付かないことがあるので注意が必要です。

アスリートは絶対にベルトを巻かない方が良いの?


結論から述べると、時と場合によって使い分けることが大事です。

・腰痛のリハビリ過程でスクワットの重量を挙げていくとき
・試合や大会前に高重量でスクワットなどを実施するとき
・トレーニングの際に腹圧を意識させたいとき

上記のような理由であればベルトを巻いてのトレーニングは有効かと思います。

大事なことはベルトに頼りすぎないことです。
ベルトが無くても腹圧をしっかりと高めることが出来ればパフォーマンスアップに繋がります!

自分で考え正しい判断が出来るようになることもトップアスリートに近づく一歩ですね!

ぜひ参考にしてみてください

この記事を書いたトレーナー

田中敬介
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー

他の私の記事もぜひご一読ください!

以下よりお知らせ
LINE@、Twitter、Instagram『WATANABEアスリートジャーナル』に登録いただくと定期的に学生アスリートのためになる情報をお届け致します!
下記リンク👇をクリックしてご登録ください!
LINE@ WATANABEアスリートジャーナル

LINEアスリートジャーナル
Instagram


最後まで読んでくれて、ありがとうございます!