スプラトゥーン3をスタートダッシュでプレイした感想
フェスを控えた9/24の午前五時半、久々にnoteを開いている。
僕はほとんど毎日、スプラトゥーンをおよそ10時間以上プレイしている。
無論ながら放置している時間もあるだろうし、実際的なプレイ時間はそこまででもないだろう。
が、なにはともあれ最近の僕はかなりの時間をスプラトゥーン3に割いている。
ランクは50に到達しそうだし、カタログチケットも70(二周目)だ。
プレイングはともかく、バンカラマッチ(以下「バカマ」)のウデマエもS+に達した。
とりあえず最低限、語るに相応しいだけの時間を捧げたと思うためここにスプラトゥーン3を取り巻く雑感を記す。
まず、当たり前のことなのだが
このゲームは、とても楽しい。
そして時間と労力とを捧げるだけの価値がある。今のところ。
ほとんど全人類がスプラトゥーン3をプレイしているので、そのタイトルでかなりやり込んでいるという状況はとても優越感がある。
大学の講義でさりげなく「最近流行ってますよね、スプラトゥーン。」と話を振ってからごちごちにマウントを取りたくなるのは必至だ。
「スプラトゥーンねぇ、今作のウデマエはあんまり機能してないらしいね。まあ僕はS+ですけど。君は?」と尋ねながらバンカラ街から飛び出して九月の涼しい風に乗りたい。
今作のシステムとか諸々についてはあまり言及するつもりはない。
僕がこの文章で言及したいと思っているのはスプラトゥーン3の抱えるプレイヤー達の心理や環境についてだ。
エラーについては僕も死ぬほど悩まされているので、解決法があれば確約はできないが追記する。
あまりに信憑性の低い情報がカスみたいに出回っているのでご注意ください。
スプラトゥーン3の対戦環境は、マルミサブキ(おもちゃみたいな弓や尖ったコロコロ)や洗濯機が目立つ。
まだ初期ということもあってか幾らか荒削りな部分は多い。洗濯機は適当に撃っても当たるしイカニンは速い。
ただ、そのことについて一生不平を垂れるよりも、その尖った部分を押し付ける方が勝てるし楽しい。
ゲーム内で出来ることをガチのトーンで批判するのはお門違いだ。悪質なグリッジとかは別にして。
スプラトゥーンというゲームタイトルは全体的にカジュアル寄りなものになっているし、その雰囲気はプレイヤーにまで伝播している。
だからイカニンやチャージャーやスクスロやラクトはキモいし、使っている奴は終わっている。
そのことについては、その表層的な箇所においては間違っていない。
問題なのはその言葉を発する人間の内部処理にある。
つまり本気で言ってるか否か、だ。
いや、僕も本気で言ってますよ。マルミサ打つだけのマイオナ野郎はくたばってMinecraftしてろと本気で思っている。
でも本当の本気かというと、それは違う。少なくとも形式ばって明文化するようなことはない。それは刹那的に口からこぼれる文句に過ぎない。
僕はシャドバ初期にロイヤルやリノセウスや超越を使っている人間だったし、今だってラダーではアグロデッキを使う。
そして同様にスプラトゥーンでもイカニンギアをつけてバカマに潜っている。スシで。
めちゃくちゃ冷たくて効率的に勝ちに行くことの正しさが僕は好きだし、それがもっとも真実だと思っている。
無論、他人が好きな武器を使うのは一向に構わない。僕のフォロワーにもドライブワイパーを一生ナワバリで持って先陣を切り突っ込んでいる人間がいる。じゅくれん度も5だ。
彼は近接でキルする時に「さよなら〜」とボイチャで言ってきてめちゃくちゃに不愉快極まりないし、下ぶれるとカスみたいなリザルトになるので嫌悪されている。
でも結局はそれもまた自由である。
実際ドライブワイパーで突っ込んでプチプチと魚介類を潰すのは楽しい。
繰り返しになるけど、スプラトゥーンはシステムもユーザーもカジュアルなので、荒削りであるがゆえに生じる「尖った箇所」を嫌悪しがちだ。
そういう「尖った箇所」を楽しむのは、対戦ゲームの楽しみのひとつだと思っている。陳宮の計略とか。
それからカジュアル故に特に顕著になっている「味方ゲー」という言葉にも注意しないといけない。
スプラトゥーン3は思うに、ひとりで状況を覆しやすい作りになっていると思う。飽くまで他ゲーと比較してだが。
単純に4v4で体力も低いし動きも速いから、VALORANTやOverwatchに比べればかなり良い方だ。
そしてそれらのタイトルであっても、結局は自分が上手ければランクは上がっていく。
僕だってひとりでバカマチャレンジをやってめちゃくちゃ味方に文句をつけているキモオタクだが、それもやはり言い訳でしかない。欺瞞である。
僕は別に、スプラトゥーン3が上手な人間では無い。むしろかなり下手な方だ。
僕が言いたいのは次のようなことだ。
ラグやエラーや環境やシステム、様々な不満が上がっている中で、円滑にスプラトゥーン3をプレイしていくならば、それを最早自明の事として受容していくことが必要である。
それらを甘受することによって、ボイチャでそれらへの文句を言うことによる無駄な聞き手側のストレスをなるべく減らしてプレイ体験をより良いものにすることができる筈だ。
制作側だって現状についてはユーザーよりも深く認識しているに決まっている。
ラグや環境に文句を、人が聞こえる場所で言う期間は既に過ぎ去ったように思える。
スプラトゥーン3というタイトルの現在についてはもう判明しているわけだし、そのことを了承した上で僕たちはSwitchの電源を点けてプレイしているのだ。
今の僕たちにできることは、ひたすらラクトでマルミサを撃ちまくるか、ラクトをイカニンでぶん殴りに行くか、好きな武器で全力を尽くすかしかない。
開幕から特定タイトルをやり込んだのはもしかするとTEPPEN以来かもしれない。TEPPENはランク2桁までやっていたいのでそれよりは劣るかもしれないが。
開幕から飛ばしてプレイするのはやはり楽しい。上手くはないけど時間を割いて人より数字が高くなっている状態は心地よいものがある。グラブルもそんな感じだ。上はいくらでもいるが。
フェスはラクトまみれなのだろうか。
徹底的にメタって潰してやるから覚悟しろよな。