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カビンさんは良心的か? (全文読んで気に入ったら投げ銭100円)

カビンさん(過敏体質、HSP等)って、良心的でしょうか?
日本にHSPが知られるきっかけとなったエイレン・N・アーロン氏の本に「HSPは良心的」と書かれていたのでそう言われていますよね。
 
ちなみに、「良心的」とは、ネットで検索すると、「良心に忠実であるさま」「いい加減には済まさず、自分の心に納得できるまで誠実に徹して物事を行う態度」等の事だそう。
 
良心的って、何?
 
2014年から当時はほとんどやっている人のいなかった過敏体質の方のカウンセリングをしてきた私からすると、
 
…いやホント申し訳ないけど、「そうとは限らない」としか言えません。
 
逆に「私は過敏体質だから良心的なのよ!」と、免罪符のようにいう人もいるけど、そういう人に限って・・・、いや、うん、そうだよね。
(何が?というツッコミ、聞こえました。ありがとう)
 
私自身も含め、人格の中には「良心的な部分」もあれば、そうじゃない部分もあるのが人間だと思うのです。
 
過敏体質じゃなくても、良心的な人はたくさんいますしね。
 
細やかに気を遣ったり、思いやったりするのをさして「良心的」とする人もいるけど、「思いやられたくない時」や「察して欲しくない時」「知らないふりをして欲しい」人もいるんじゃないかと思うのです。
 
優しさや、思いやりの押し売りをする人は、迷惑な人だと思うし、「良い人に見られたいだけの人」もいると、経験上思います。
 
逆に、過敏さを「人の弱みに付け込む」のに使ったり、陥れるのに使う人も確実にいる。
狡猾さも加わると、一見すごく良い人に見える腹黒い人になるし。
 
他者を判断するには、「過敏かどうか」は関係なく、「先入観にとらわれずに、冷静に、素直に相手を見て判断する」のが必要だと思います。
 
・・・これって、超、難しいよね。 
 
「私」はどうありたいのか?
 
ただ、経験上、良心的な人は自分から「私は良心的です」とは言わないよね、と思います。
 
だから、私は、「相手がどういう人かは関係なく、自分はどうありたいか」を大事にしたい。
 
良心的でありたいし、他者の迷惑になったり、傷つけたりしたくないと思っていても、完璧には出来ないから、せめて自分は人の揚げ足をとって、他者を非難するばかりの人にはならないでいたい。
 
こう思えたのは、年齢やたくさんの失敗も含めた経験を重ねたから。
 
だから、優しくできなかった経験や、失敗した経験もムダじゃない。
 
・・・ん?
もしかして、良心的じゃない人って、こう思えないの?
そもそも、良心的じゃないって、どんな人?
 
過敏だとしても、自分の感覚に無い事は判らないのかもしれないね。
だから、過敏かどうかや、判る判らない関係なく、私は知ろうとする人でありたいな。 
 
「良心的」に必要なものは何?
 
良心的であるには、思いやりとかの人間力が必要だと思います。
だから良心的なのは、カビンさんだけとは限らないと思うの。
 
それに、「思いやる」って難しいから、人生経験の積み重ねも必要だとも感じます。
 
今50代半ばになって私が思うのは、上記にある「いい加減には済まさず」「自分の心に納得できるまで誠実に徹して物事を行う態度」って、自分も相手もしんどくなるよな~という事。
 
段々と体力が無くなってくると、「良い、加減」って大事だし、「細かいこと気にしない」方が楽になってきます。
「気にしていられない」が正解かな?
 
あと、逆に、「気にしない」が思いやりにもなるって、年齢や経験を重ねるごとに、深く、判ってくる。
 
じゃあ、過敏じゃなくなった、鈍感になったかというとそうでは無くて。
 
季節の移ろいや、音、匂いなどの感覚は過敏に感じ取るというより、深く感じるようになりました。
 
過敏じゃない方も、年齢を重ねたら感じ取れるようになるのかな?
 
仮にそうだとしたら、年を重ねるって素敵な事ですね。
色々な素敵なものを実感できるから。 
 
自分はどう思うか?
 
「信じられないくらい過敏」と言われる私ですが、この世界の良いところ、きれいなもの、色々な音、微細な香りや、ちょっとしたものに添えられている無言のメッセージなど、様々なものに気付ける「過敏さ」は、時にしんどい事が多々あっても、でも、それと同じくらい、この世界の素敵さを教えてくれると思うのです。
 
能天気過ぎですかね?
 
私は人生の中で色々と酷い人にもたくさん会ったし、辛い思い、酷い扱い、攻撃や差別なども体験して来たけど、
 
それでも、
 
この世界は素敵だと思うのです。
 
また生まれ変わっても、地球に、ここに生まれて来たいと思うくらいに。
 
でもそれは、過去の自分が色々頑張って、辛い状況や、過敏さや病気やケガで辛い身体の自分を健康で幸せで楽で自由にしてきたから。
 
自分で努力しただけじゃなく、色々な人にも助けてもらったからでもあります。
 
人間には過敏さは関係なく、良心的な部分もあるけど、そうじゃない部分もあって、辛い時はイヤな部分が大きくなりがちだけど、問題を解決して、楽に生きられるようになったら、人は皆、良心的になれる。
 
…とは、限らない(笑)
残念ながら。
 
そうなっても、カビンさんでも、文句言う人はいうし、根性が悪い人は悪い。(過敏体質カウンセリング10年半の感想)
 
でも、私はその辺が、人間の面白いところだと私は思うんですけどね。
(了)

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