カビンさんと瞬間移動と空間認知能力
「あなたは時々、瞬間移動しているよね?」
…と、過去、何人かの方に言われた事があります。
「あれ?いつの間にそっちに移動したの?」とかはよく言われます。
「急に消えないで」とかも。
そう言えば、子どもの頃、「チョロチョロするな」と父や母によく怒られていた気がします。
祖母は年の功なのか、私の手をがっちりつかんで離さなかったっけ。
それって、単純に迷子にならないようにだと思っていたんだけど。
これをお読みのカビンさんは、ありませんか?
更に、「びっくりするからやめて」とか、「心臓に悪いから急にいなくならないで」とか。
長い間その意味も理由も分からなかったのですが、55歳になった今、やっと自覚が出てきました。
私はその場に立った時、その空間一帯を瞬間的に把握して、無意識のうちに移動経路を想定していると。
足元の状態、周囲の人の位置や動き、空間の空き状況、等々。
だから時々、人やモノが動いて移動経路がふさがれたり、状況が変わると、ビックリして一瞬パニックになったり、イラっとしたり。
でも、次の瞬間には冷静に別ルートを考えています。
これって、私だけなのかしら?
たぶん、迷子になりやすいお子さんや、急にいなくなるお子さんも、私と同じ感覚で移動しているのではないかと思うのですが。
カビンさは千差万別
過敏体質の方は、全部が全部過敏とは限らず、また、過敏体質だとしても、どこがカビンかは人それぞれ。
嗅覚や視覚など、どれか一つ二つの感覚がとびぬけてカビンという人もたくさんいます。
こう言った空間を把握するのを「空間認知能力」というようなのですが、私はこの空間認知能力が高い方らしいのです。
過敏体質の本などで有名な長沼睦雄医師による発達障害の検査結果でそう言われるまで、全く自覚がありませんでした。
(残り約2,1000文字)
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