6月14日:プファルツドルフでの数奇な出会い
プファルツドルフっていう町を聞いたことがある人がいたらメッセージください。とても語り合いたいです。
っていうくらい、誰も知らないし何なら行ったことのない町(村?)だと思う。
プファルツドルフはドイツとオランダの国境の「ゴッホ」という町のはずれにある住宅と広々とした農園がある町だ。
なんでここにいくことに?
実はこの日はマインツからケルンまでヒッチハイクをしてケルンで宿泊する予定だった。
ケルン大聖堂の外装内装には心を奪われた。
外観のゴシック式は細部の細部まで像が彫られていて職人魂を感じた。
大聖堂内の壁はグレーっぽい色だけど乳白色も混じっているスピリチュアルな色。
これこそまさに現場でしか感じ取れないすごさだった。教科書で見ただけで満足しないでよかった。
ただ、喜ぶ時間はそこまでだった。
大聖堂を見た後にケルンで宿泊先をネットで探しても全く見つからない。
友達との長い長い時間にわたる議論の末、次の町へまたヒッチハイクで目指すことにした。
もちろんその時は誰が拾ってくれてどこに連れて行ってくれるのかもわからない。
正直半分投げやりでボードを掲げる。
すると若いダンディなお兄さんが拾ってくれることに。
彼はオランダとの国境付近の町でピザ屋をやっていて、ケルンで取引が終わったので今からそこに帰るとのことで乗っけてくれた。
お兄さんと話しながら宿を探していた時に、一番安いAirbnbがあったところがまさかのプファルツドルフ。
どんな場所化も雰囲気かもわからなかったが、自分たちの Go with the flow精神を信じた。
プファルツドルフは一面が農場で、広々とした場所。
エアビのホストの家は6LDKあるレベルの家で子どもたちが水遊びをしているまさに豪邸というような家だった。
こうゆう何もない場所のど真ん中の家の庭で本を読んだり音楽を聴ける生活を老後はしたい。
将来住む場所を考えたときに自分は街中に住んでいるだろうと想像してしまう。
しかし、いざ自分が田舎に足を運んでみると田舎生活をよりビジュアライズできる。
田舎に足を運ぶメリットはそこにあると感じる。
都会から少し離れた田舎町でプファルツドルフみたいな場所があったら絶対そこに住むだろう。
エアビから1km歩いた先にどローカルなピザ屋があった。そこでピザを食べていると陽気なおじさんと仲良くなった。
ドイツの田舎だとどうしても英語が喋れない人が多い印象だったがそのおじさんはペチャクチャ喋る。
なんでかと聞いたら昔アメリカで5年間働いていたとのこと。
それも職場は自分が昔よくお世話になった日系スーパーがある場所だった!
そこから意気投合してアメリカ話に花が咲いた。
ドイツのド田舎で自分の過去と共通点がある人と出会えたことに、運命の不思議さと面白さを感じた。
そう思うと、何気に道端ですれ違った人とも10年後会うかもしれない。
関係ないと思った人がいつか大切な人になっているかもしれない。
これだから出会いは素敵だ。
偶然が重なりに重なって訪れることになったプファルツドルフに大感謝。