6月10-11日:パッサウとビールとバランス
6月3日から7月20日までの約1か月半のヨーロッパ周遊旅では合計26都市に行くことができた。
いろいろな町に足を運び、歩いていく中で「こんな町が好き」が鮮明に言語化できた気がする
1. 人口11万人以下の町
2. ローカルの人々の生活を肌で感じられる町
3. 観光地の多さより、たった1つ強く心を奪われるものがある町
4. 何事にも代えられない特別な思い出ができた町
このなかの3つに当てはまる場所が自分の気に入った町。
このシリーズでは気に入った4つの町での思い出をつらつらと書いていく。
パッサウへ
ウィーンからFlixbusで4時間かけてPassauへ向かう。
パッサウはドイツとオーストリアを共有する場所にあり町中から徒歩40分程度でオーストリアに入ることができるらしい。
パッサウに行くことにした理由はAIUの同期と先輩が現地で留学しているから。逆にその二人がいなければ、なかなかいくことのない場所であることは間違いない。
パッサウについたのは夜10時。
この日はずっと移動日(ブラチスラバにてヒッチハイクに挑戦したが一台も捕まらなかった)だったこともあり、疲労困憊を極めていた。
同期と先輩と合流してまず向かったのが、まさかのまさかのビアガーデン。
ちょうどこの時期から屋外でビールフェスを始めたらしく、奇遇中の奇遇だった。
出てきたビールは1Lのジョッキで。ドイツ人の飲みっぷりを実感した。
喉越しもしっかししていながらサッパリした味わいで、とても飲みやすかった。
丘の上のビアガーデン
次の日は選択を午前中に済まして午後から街歩き。
丘の上の要塞にビアガーデンがあるとのことでそこに向かうことに。
ドイツに来てまず感じたイギリスとの根本的な違いは気温。イギリスよりも湿度と体感温度が高く感じて丘に登る際にしっかり体力を奪われた。
だからこそ丘の上で飲むキンキンに冷えたビールがとても体にしみた。
カリーヴルスト(ソーセージとカレー)も絶品だった。
食べ終わって後々気づいたけど、平日の昼間なのにほぼ満席でみんなビールを飲んでいた。平日の昼間からビールを飲んで友たちや家族と過ごすカルチャーはラテン系のみだと思っていたけどドイツにもあったことが驚きだっ
た。
これは個人的にとても好きな文化なのでAIUにも持って帰ろうと思う。
日本だったら考えられない文化だけど、平日からビールを飲んでいても一人当たりのGDPは日本よりも高い。なぜそのような結果になるのか知っている人がいればぜひ教えてください。
人は「〇〇しすぎ」になってはいけないと思った。すべてはバランス。
程よく働き、程よく家族、友達と時間を過ごし、程よくお酒を飲む。
自分はまだ働いていないからこそこれが言えるのだろうけど、自分はどれだけ年をとってもこれを追求していこうと思った。