Vol.7:リーズ留学に行きんさい!
イギリスにあるリーズ大学での1学期目の生活は本当に充実していたと胸を張って言える。
だからこそ、これから留学先を考える人にリーズ大学を強くオススメしたい。
街の印象、大学の雰囲気、特徴、魅力をまとめるのでぜひ参考になればと思う。
リーズってどんな街?
イギリス中部に位置するイングランド屈指の学生都市として知られている。
私が感じるリーズのよさはありとあらゆる場所へのアクセスの良さである。
・どこの寮にいてもスーパーは徒歩圏内。
・アジアンスーパーも複数あるので食事に困る確率は低い。
・大学まで徒歩10分程度の寮も複数ある。
・都会だが大きな公園もある、電車で一時間で国立公園に行ける。
・電車とバスで大体のイギリスの都市をめぐれる。
これだけみても、ものすごく利便性が高いことが伝わるだろう。また、学生都市ということもあり街の活気がいいところも魅力だ。街を歩いていて元気をもらう。
そのように活気のある街だからこそ生まれた行事がOtley Runだ。仮装してOtley Roadに並ぶ15軒のパブをハシゴする、いかにもイギリス人が好きそうな行事である。
リーズ大学の特色
在学生は約23,000人(学部生)と、とてつもなく大きな大学だ。
それに対応して、学部数も豊富で文理両方しっかりそろっている。開講されている授業はこちら。↓↓
https://webprod3.leeds.ac.uk/catalogue/modulesearch.asp?T=S&L=UG
授業は、大抵週2回の60分構成。レクチャーとセミナー形式の両方。レクチャーは教授がずっと喋っている典型的なもの。セミナーでは、レクチャーで取り上げたお題を10名程度の学生と教授で議論する。
リーズ大学の最大の特色は海外からの学生の多さある。それもなんと3人に1人の割合でそうだ。私自身、南極大陸を除くすべての大陸からの学生に出会った経験がある。
イギリスに来たのに紅茶を飲まず、アルゼンチンの友達とマテ茶を回し飲みしたことはよくあった。
ローカルのみならず、様々な国の学生といろいろな機会で交流したい人にはピッタリな環境ではないのか。
また、4月は授業が全休で、6月上旬から9月下旬までが夏休みという休みの大バーゲンがあるのもリーズ大学だ。その時期は旅をしたり、自分の将来を考えたりと自由に時間を使うことができる。
私が感じるリーズ大学の魅力
ここからは私個人が感じるリーズ大学の魅力を説明していこうと思う。
まず、リーズ大学ではいろいろな人と関わる機会が多い。AIUでいうさくらビレッジのような寮がほとんどで、人と必然的に関わる。そこからフラットパーティー、ソサイエティ(サークルのようなもの)等で新しい出会いも生まれやすいと感じる。
また、留学生の特徴として、外交的な学生が多い印象がある。人と話すのが好きで人と一緒に時間を過ごすことを好む学生が多い。寮のコモンルームでビリヤードをしたり、学内にあるパブでサッカーを見たり、ピクニックをしたり、充実した時間を過ごせるだろう。
最後に、最大の魅力は教育レベルの高さだろう。
授業で出されるReadingの資料は示唆に富んでいるものが多く、読んでいて楽しいと感じるときがたまにある(内容は難しいものも多く、いつも楽しいとは言えない)。セミナーのディスカッションでも学問に打ち込んでいる学生が多く、その発言に刺激を受けることも多い。
また、課題のレベルも高く、現在ある事象を批判的に分析することが求められる。向上心を持ってリサーチに取り組めばそこで学んだことが血肉となることは間違いない。
リーズ大学の課題&こんな人はあまり向いていないかも
その反面、当然マイナスな点もある。そしてリーズ留学が合わない人も当然いるだろう。
課題の一つとして、履修した科目に必ずしも当たるとは限らないという点がある。これは仮説だが、現地生の履修が優先されているため、自分が受けたい授業が当たる確率は現地生よりも少し低めだと感じる。そして外れた場合、空席がある科目探しに苦労する。
リーズ留学は充実しているが、以下に該当する学生は少し苦労するかもしれない。
①日常的に自然を求める人。緑を感じられる広い公園はあるが、リーズは都市なので本格的な自然に日常的に触れることは難しいかもしれない。
②主体的に勉強することが苦手な人。授業が週2回で2時間。課題も大体Mid-TermとFinal Examのみの授業が多い(少なくとも私はそうだった)。授業も出席は自由。
能動的に勉強しないと中期と期末で痛い目を見るだろう。また、自主的に学習を進めないとセミナーで一言も発言できないということがしばしばある。逆に、研究が好きで、より深めたい学問分野がある人にとっては時間をより有効活用できるだろう。
おわりに
リーズの町とともにリーズ大学には魅力がいっぱい溢れていると思う。
いくつか具体例を出すことでリーズ大学のイメージをより鮮明につかんでもらおうと努力したつもりだがどうだろうか。
リーズにはここで書いたことのみならず、現地に行ってこそ感じることのできる魅力がたくさんある。
ぜひ、リーズ大学を留学先の選択肢の一つに考えてみてください!