Amsterdam 2007年2月7日

今日もアムステルダムの朝は雪。昨日よりもひどかったけど、すぐに止んだ。今日はどこか近郊の街に行ってみようと思い、中央駅へ。ガイドブックを見ても特に興味深いところがなかったので予算(かなり低い。)と時間(たっぷりある。)と相談して1つの駅を選んだ。その名はZANDVOORT A ZEEってとこ。ガイドブックにも載っていないし、なんて発音するかも不明。ただアムステルダムから30分くらいで、運賃も安いし、地図だけを見ると海辺の街みたいだし。海が見れそうってことでここにしてみた。



切符を買い、電車に乗り込み、予想通り30分くらいで到着。乗客はほとんどいなかった。駅もかなり小さい。とりあえず駅を出て真っ直ぐの道を行くと、そこには海が!でも今は冬。波は荒いし、風は強くて寒い...でもかなり広い海辺で近所の人達が犬の散歩をしている。アムステルダムと違って、波の音しか聞こえない、静かな場所。しばらく海辺を歩く。冬の海だけあってサザンやチューブの唄は似合わないね。どちらかというと寂しい曲がぴったり。


しばらく歩いた後、街の中の方へ向かった。お洒落なペンション、小さなホテル、レストランがたくさんあるけどみんな閉まってる。たぶんこの街は夏はリゾート地になるに違いない。アムステルダムから近くて良さそうだもんね。海辺でも海の家らしき建物を改装してたし。



街の中心部に着くが、そこには店が数軒とバス停があるだけ。そのちょっと横に、市場といっては言い過ぎだけど、小さなマーケットが開かれていた。ここのマーケットが変わっていて、海辺なので魚屋はもちろんあるけど、他にはチーズ、靴下、クッキー、くつ、時計、果物、掃除機の部品、下着などバラエティーに飛んでいる。端から端まで10分もかからないけど、中身は濃かったなぁ。


海辺で何か食べようと思ったけど、あまりに寒くてじっとしていられないし、雲行きも怪しくなってきたのでアムステルダムに帰ることに。電車を待ている時にふと、なんで冬でさびれた海辺のリゾート地に来たんだろうと思ったが、それはそれでいいんだよね。特に何を期待してここに来たわけでもないし、ただガイドブックに載っていない所へ気分で行ってみたかっただけのこと。外れもあれば当たりもある。それが「旅行」ではなく「旅」。今回したかったのはそれなんだよね!

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