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扉は開く、いつの日か。
輝くのよ、自分らしく。
扉は開く、いつの日か。
実写版『ムーラン』主題歌、「リフレクション」の歌詞の一部です。
この曲が好きで、歌の教室でもよく練習しています。
2年前から歌を習っていますが、選曲が似たような歌詞の曲が多いので、「もっと自分を出したい」という気持ちが強いのかもしれませんね。
ムーラン(花木蘭)は、中国に実在したと伝わる女性で、戦場に行けなくなった父親の代わりに、男装して戦に出るという物語で、ディズニー映画でも描かれています。
女性でありながら男性として生きる苦悩や葛藤もあったと思いますが、それまでの人生で「自分らしく」生きてこれなかった孤独や、変化を求める気持ちもあるかもしれません。
誰も知らないわ、本当の心の中は。
自分が何を求めているか、そんなの誰にも分からない。
そう思う気持ちは、少なからず誰にでもあると思います。
自分をもっと理解してほしい。
心から相談できる相手が欲しい。
誰もがそうした想いを抱えて生きています。
しかし、実際には、「こうしなければ」「こうあるべき」と、自分や周囲の作り出した型に自分自身をはめ込んでしまう人が多い。私もそうでした。
もっと上手く話したい・・・
もっときれいに作りたい・・・
何でも完璧にこなしたい・・・
そんな完璧主義的な性格ゆえに、自分自身に蓋をしていたのかもしれません。その蓋は、歳を重ねるごとに薄くなってきました。でも、まだ蓋をしてしまっています。
しかし、最近やっと、こう思えるようになってきました。
「不格好でもいい」
株式会社DeNAの創業者・南場智子さんの著書『不格好経営』を読んだのをきっかけに、また社内のグループ企画での発表内容を考えていた時に、自分は「完璧さ」を求めていたのだと思いました。
なぜ、「不格好」なのか。
それは、南場さんとその仲間たちが「挑戦」し続けてきたからです。
挑戦には失敗がつきもの。どれほど綿密に計画を立てたとしても、それがいかに完璧な計画だったとしても、必ず成功できるとは限りません。むしろ、計画にこだわり過ぎて、実行できずに終わってしまう可能性もあります。挑戦の結果からしか成功は生まれない。
たとえ不格好であっても、自分なりの形として作ることが出来たのなら、自信を持って進めばいい。他者と比べても仕方がない。多少の批判は受ける覚悟でも、信念だけは曲げない。
ダメなら、また何度でも作り直せばいい。
もっと良いもの、誰かの役に立つ価値あるものを。
一人ひとりの人生。
可能性は無限に広がっている。
やりたいことがあるなら、胸を張って進めばいい。
「こうしたい」「こうありたい」という理想や目標があるのなら、それが実現するまで挑戦し続ければいい。
そんな想いを持つ人を応援したい。
一緒に価値を生み出したい。
扉は開く、いつの日か。
だから、自分らしく輝けばいい。
一人ひとりが輝ける環境づくりを目指して、
私自身も挑戦し続けます。
◇追記◇
映画の主人公「ムーラン」は漢字で「花木蘭」と書きます。
木蘭(木蓮)=モクレン、マグノリアとも呼ばれます。
マグノリア(Magnolia)の花言葉は「自然への愛」「華麗」「壮大」など。約1億年も前から存在していることから、「持続性」という花言葉もあります。
何かを形にするには、特に「持続性」が大切。
そして、進み続けるためには、時にはリフレクション(reflection:内省、自分自身を客観的に見つめ直すこと)も必要。
この投稿をご覧くださった方が、マグノリアの花のように、周囲の環境に負けず、調和しながら在り続けられるように。