FX初心者向けよく使う用語集
FX取引で使われる専門用語は多く、解説サイトを見ても初心者には分かりづらいことが多いです。
ここではFX取引で使われる用語を重要度順に解説します。
重要度★★★★★
ロング(L)
買いを指します。
ロングでエントリーといえば買い注文、ロングポジションといえば買いポジションとなります。頭文字をとってLと略されることもあります。
ショート(S)
売りを指します。
ショートでエントリーといえば売り注文、ショートポジションといえば売りポジションとなります。頭文字をとってSと略されることもあります。
Lot(ロット)
取引の単位を指します。
最低取引数が0.00.1ロットの業者や最低取引数は1ロットからという業者など様々です。
最低取引ロットが小さい程、少ない資金で取引が可能です。
建玉
たてぎょくと読みます。
未決済分を指し、この建玉を反対決済することによって損益が確定します。
約定
やくじょうと読みます。
注文が確定したことを指し、約定しなければ取引成立とはなりません。
指値
さしねと読みます。
あらかじめ指定した価格になったら売買をする方法です。
逆指値
今より高くなったら買い、安くなったら売るという方法です。
主に損切りに使われます。
スプレッド
FX会社に支払う手数料の様なものです。
例えば、1ドル100円で注文しても、少し上乗せされた1ドル100.01円で約定となり、この0.1円がスプレッドとなります。
レバレッジ
テコを意味する用語です。
用意した資金の数倍~数千倍の取引が可能になる仕組みで、レバレッジ倍率が高ければ高い程、高レートの取引ができますが、資金がショートしやすくなるリスクもあります。
スワップ
金利の様なものです。
FX取引では買いポジションまたは売りポジションを持ったまま一定期間経つとスプレッドが発生します。
通貨ペアによってスプレッドがもらえる通貨と逆に支払わなければならない通貨があります。
ロスカット
損切りとも呼ばれ、利益が出る見込みがない、もしくは利益が出るのに時間がかかりそうなポジションを損失が拡大する前に整理する(損失を確定させる)事を指します。
あまりにも損失が拡大した場合、FX業者によって自動で行われる強制ロスカットもあります。
通貨ペア
FX取引では2種類の通貨を選択して取引を行います。
取扱通貨はFX業者によって異なりますが、アメリカドルや日本円、イギリスポンドやユーロはメジャー通貨と呼ばれ、ほとんどの業者で扱っています。
証拠金
FX業者にお金を預け、そのお金を基に取引を行いますが、預けるお金を証拠金と呼びます。
この証拠金にレバレッジを掛けて取引することも可能です。
重要度★★★★☆
サマータイム
春から夏の終わりまでの期間は時計を一時間早める制度です。
例えばAM6:00から翌日のAM5:00まで取引可能な業者であれば、AM5:00から翌日AM4:00までが取引可能時間となります。
ただし、国内FX業者ではスタートはAM6:00のまま終了時間だけ1時間早めるという業者もいます。
Pips
変動幅の単位を指します。
1pipsがいくつを表しているのかは通貨ペアによって異なりますが、経済指標発表によって〇pips変動したという様に使われます。
インカムゲイン
スワップポイントによる利益を指します。
つまり、長期保有によるスワップポイント目当ての取引はインカムゲイン目的となります。
キャピタルゲイン
価格変動による利益を指します。
FXではこのキャピタルゲインを目的としたトレーダーが多いです。
ボラティリティ
変動率を指します。
値動きが激しい相場をボラが高い、逆に値動きがない相場をボラが低いと言います。
両建て
りょうだてと読みます。
同じ銘柄の買いポジションと売りポジションを同時に持つことを指します。
ファンダメンタルズ分析
その国の経済データを使用して相場を予測する分析方法のことを指します。
例えば、大統領が変わったから通貨価値が上がりそう、または経済担当大臣が変わったから通貨価値が下がりそうという分析方法が当てはまります。
テクニカル分析
チャートを見て将来的な値動きを予想する分析法です。
主にチャート上に分析ツールを表示させて将来的な値動きを予想しますが、組み合わせに正解はなく、様々な分析方法があります。
代表的なものに、移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表などがあります。
単純移動平均線
ある一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したものです。
シンプルで表示する期間を任意で設定できるため、汎用性が高く、移動平均線単独で運用する他、他のテクニカル分析法と組み合わせて使うこともできます。