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両手の譜(うた)

右手は父ちゃん 左手は母ちゃん
両手あわせて 僕になるの
父ちゃんの手はごつい
僕の頭つかんで 動きはらへん
焼き芋の皮むく 母ちゃんの手は
短い指やった

小学5年の春 療養所に入る朝
母ちゃんが そっと握らせてくれはった
50銭玉は ぬくうぬれとった
そして40年 父ちゃんも母ちゃんも
死んでしもた
50銭ものうなったけど
母ちゃんの手のぬくもりは覚えとる

父ちゃんは右の手 母ちゃんは左の手
両手あわせて 僕生きてるねん

作詩:外山 富士雄  作曲:梅原 晃

(当時の作詩者コメント)
「神様に、父母に、総てに感謝!」「父母が生きていたら、さぞかし喜ぶ事だろう」-とは人の子の感傷?・・・父母が神様の世界に復活して永遠の生存を続けていればこそ「両手の譜」は生れた。僕が両手を合わせて生きていればの感謝のしあわせではないでしょうか。
 父母と共に生きる一日一日を大切にしたい。手花火に父母と遊びし幼き日の思い出などが忘れざらめや

『わたぼうし音楽祭』
障害のある人たちの日常生活や体験や感情を詩につづりメロディーにのせて届ける音楽祭。1976年から始まった芸術文化活動で、2022年8月7日には第47回目の音楽祭が開催される。

※2022年8月1日時点 ホール開催中止/後日オンライン開催に変更
「第47回わたぼうし音楽祭」は、新型コロナウイルス感染急拡大のため、
8月7日・奈良県文化会館でのホール開催を中止し、後日オンライン開催に変更します。入選されたみなさん、会場にお越しくださるみなさんをはじめ、関わるすべてのみなさんのいのちと健康を守るための決断です。オンライン開催の日程等詳細は未定ですが、今後の感染状況を見ながら、年内に仕切り直したいと思っています。


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