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12月28日 ディスクジョッキーの日

日本で最初の本格的なディスクジョッキーとして活躍した糸居五郎氏をたたえ、氏の業績を偲び、DJ界の発展を願って、氏の命日(1984年12月28日)を記念日に制定したのは「ラジオプレス」の上野修氏。

出典「すぐに役立つ 366日記念日事典[第4版]下巻」(編者 日本記念日協会、創元社、2020年)

2021/12/28の振り返り
ディスクジョッキーって言葉は知っているけれど、具体的にどんなことをすのか、ふわっとしたイメージだけで私には説明ができません。

「ディスク」は円盤だからレコードとかCDとかの音楽(曲)のことだとおもうけれど、「ジョッキー」って何?競馬の騎手さんのことだっけ?

私にはとても分かりやすい説明が載っていました。

ラジオなどでトークを交えつつレコードをかけていたり、ディスコなどで客を盛り上げるトークや雄叫びを交えながらレコードをかけたりしている人が通常ディスク・ジョッキーと呼ばれてきました。そのため少し古い世代の人たちの間では、「DJ=喋る人」という認識があったりします。
しかし、ハウス・ムーブメントの発祥以来、クラブにおけるDJの役割は、これらのものとは随分変わってきました。

出典:What's DJ!?

私、古い世代の人たちでした。「DJ=喋る人」という認識だったかも。
(この引用記事のサイトも1999年が最終更新っぽいので軽く20年前の情報みたいです。いまはいったいどうなっているのだろう?)

ほかには、DJはヘッドフォンをして、ターンテーブルでキュッキュッっとしているイメージ。

同じ言葉で表されているけれど、時代によってじっさいの内容やスタイルは異なるようです。

でも、音楽が大好きな人たちが、音楽が大好きな人たちへ音楽を届けるという役割を担ってくれているところは同じだね、と感じました。

そんなふうにおもっていたら、なんだかいいな♪とおもう解説を見つけました。

ディスク・ジョッキー【disc jockey】
ラジオ,テレビで音楽をかけながらおしゃべりをするアナウンサーやタレントおよび,その種の番組をさす。DJと略す。ディスク(レコード)とジョッキー(騎手)の合成語で,レコード(音楽)にのって空を駆けるという意味をもつ。アメリカのラジオ番組の形式として早くから人気を集めていたが,日本では第2次大戦後,とくに民放ラジオの放送開始とともに本格的に導入され,一般化した。ディスク・ジョッキーは,戦後の〈放送の民主化,民衆化〉を象徴する放送番組の一つであると同時に,〈放送の個性化〉を促し,アナウンサーはお仕着せの原稿を読むだけでなく自由に話すようになり,構成上もさまざまな試みがなされるようになった。

出典:コトバンク

なんだか、どんな媒体もすこしずついろいろが人たちがいろいろな思いで取り組んでいって、いまの姿になったというわけなのですね。

ディスクジョッキーという言葉自体が合成語というところにも、当時はきっと何か強い心意気や意義があったようにおもえてわくわくします。

いまの、あたりまえや、古いといわれてしまうものでも、はじめて登場した当時はなかなか出来なかったり、受け入れられなかったこともあったはずで。

きっと、いまあるいろいろなことたちも、これからもどんどんと、あたらしい何かが加わったり、消えていったり、姿を変えていったりするのでしょうね。

でもそういうことたちには全部もれなく、これまでの先人の試みや挑戦が背景や下敷きになっているのだと想像すると、いろいろなものがこれからどんなふうに変わっていくのかは分からないけれど、とても楽しみな気持ちになります。

YouTubeも、音声配信も、背景にはこういったいままでのあれやこれや(DJの登場が放送の個性化を促したとか)の全部が含まれているのだろうなあとおもうと、いまではたくさんの人たちに浸透していることが、なんだかとても自然な流れのように感じました。

(良い夜を)

#日記 #記念日事典 #ディスクジョッキー #DJ #メディア

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