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10月11日 ほんの小さな事(2019)

『ほんの小さな事を補正しなかった事が、大きな失敗に繋がることがある。
ランチトートに雑に放り込んだお気に入りのマグが少しはみ出ていたけれど、直さずにそのまま。
クルマから降りる時にトートから転がり落ちて、
簡単に凹み傷が付いてしまった。
これまで丁寧にキレイに使ってきたのに、
たった1回のテキトーで雑な扱いが、
キッチリカウンターとして返ってきてしまった。
持ち物は大事に扱わないとバチが当たるよ!』

2020/10/11
また仕事でなにかやらかしたのかとおもってしまった…。
マグを落としたときの精神的ショックは、とても伝わってきました。

「まあ、いいか」ですませたことが、
「まあ、いいか」ですまなかったときには、
なんともいえない、気持ちになります。

あのとき、もう一度確認しておけば…
あのとき、たしかに違和感があったのに…
あのとき、気持ちにひっかかりを感じたのに…

でも、「まあ、いいか」でスルーしたのは、
ほかの誰でもない自分自身なので。

周りに迷惑にならないような失敗や後悔なら、
バカだなあ、自分ということでおしまい。

そんなに「あー、やってしまった」とおもうなら、
次から気をつけるようにしないとね。

「同じ失敗」はしないように気をつけて、
「同じ失敗」はしなくなるのだけど。

あいかわらず、

「同じような失敗」は、なかなかなくならなくて。

まるでデジャヴのような感覚で。

じつは、この感覚をちょっと面白がってる。
(「ちいさな失敗」限定です。)

過去に知人から言われたことを、なぜか、いま思い出しました。

『「まあ、いいか…」じゃなくて「どうでもいいか!」なんだよ。』

何を言っているのか、さっぱりわからなかった。
いまもよく分かんないけれど、なんとなくその違いは大きい気がする。

でも、私はまだまだ、「どうでもいいか!」は使えそうにないや。

ちいさな凹みはいまも消えないけれど、
ほかにもちいさな傷がいくつかついてしまったけれど、
毎日使うものだから、新品のままではいられない。

だいたいさ、
私だって毎日、ひたすら歳をとり続けているのだから、
自分の周りだけ変わらず、ぴかぴかの新品がいいなんて
ムシが良すぎるしね。

凹みも小さな傷もふくめて、
「手に馴染む」感覚が好きです。

今でも、このマグは私のお気に入り。
(マグを落として凹ませた失敗を、上書きしてみましたよ)