必要なもの
うちの奥さんか作ってくれキューちゃん風のキュウリの漬物があまりに美味くって、白飯とこれだけで充分じゃないかと先日の夕食時心の中でそっと思った。
なぜ言葉にしないかといえば、言ってしまうとすぐ現実になるからである。それはそれで怖い。
うちの小さな庭で作ったきゅうりが豊作で、カッパになったんじゃないかと思うくらい、今年の夏はキュウリを食った。
新鮮なキュウリを辛味噌つけて食べるも良し、ぬか漬け浅漬けもよし、中華風もよし、炒めてもよし。
でも飽きる。流石に飽きて見るのもイヤになる。
そんな時奥さんがキューちゃん風漬物を大量に作って冷凍してくれた。食べてみると、これが美味い。滋味深い味で幸せな気分になった。
私たちは色々欲しがる生き物だけど、自分にとって本当に必要なものは「数少ない」のかもしれない。
本当にそれが好きならば、価格とか手間とかコストになんか目もくれず側に置いておきたい。
自分とって価値があって手に入れたのであれば、それらがいくつか身の回りにあったなら、余計なものは要らないし、必要ないのかもしれない。
「欲しいものが二つあったら、節約のためにどちらか一つにするんじゃなくて、無理してでも両方手に入れる。」と友人は言っていた。
自分にとっての「価値」は、自分にしか分からないし、人の目とか常識でなく、自分が決める事なんだろう。
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