阪神淡路大震災から学べること1
1995年(平成7年)1月17日午前5時46分。
淡路島付近を震源とする深さ16km、マグニチュード7.3の地震が起こった。
・当日亡くなった人(5036人)の76%(3842)が最初の1時間以内に亡くなる
・場所は、建物の全壊の地区と重なる
・死因は主に圧迫死(90%)そのうちの8%が圧死、61%が窒息死
・胸や腹の上に何かが倒れてきて圧迫、横隔膜が広がらず息が吸えない「外傷性窒息」
・肋骨が折れていない老人も多く、重くないのものでも起こる
・「窒息死」は一番60代が多く、50代40代と低くなって、20代が特筆して多くなっている
・学生向けのアパートが多い場所に集中している
・建物が古く木造で耐震性が脆弱
・平成28年の熊本地震でも、阿蘇村にある東海大学周辺の木造アパートは崩壊 3人の学生が亡くなった。
・被害がない建物内でも、死者が出ている
・寝ているときにタンスが倒れてくる、など転倒家具の死傷リスクは非常に多い
いのちを守るため「建物の耐震化」や「寝室の家具の固定」が重要。
寝室に物を置かない。家具は必ず固定する。寝室を耐震化すれば、
人生の1/3は耐震化したものと同じ。無防備な就寝時の対策をする。
※参考文献
「震度7 何が生死を分けたのか~埋もれたデータ21年目の真実~」
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