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鬼が笑う
半田周平さん主演の映画を観てきました。
写真の私、寝癖ついてるな?
私が半田さんの何かというと、前回の現場でスタッフをした際に舞台に立っていた俳優さんで、興味で前売りを購入させていただいた間柄です。(間柄もなにも他人である)
半田さんは公演前、後、必ず顔を出して挨拶してくださる、大変丁寧な印象の方で、勝手にファンになりました。
お芝居の雰囲気も、声も素敵で(なんせ声フェチ)、気になる!映画も観ちゃお!のノリでした。
そして、舞台挨拶もあるので、せっかくだから初日に、と行ってきました。
半田さんにもご挨拶できたし、お顔も(髪色のおかげか)覚えていてくださっていて感動…!
そして肝心の映画ですが
とても良かった…!
何度でも言います。
とても!!!!良かった!!!!
はらはらしたし、悲しかったし、苦しかった。
これはたぶん共感したり、感情移入するタイプの映画ではないと思うのだけど、私はとても感情移入しました。
途中何度も吐き気がして、動悸がしました。
これは私のプライベートな話になるので、あまり掘り下げませんが、家の中で暴力を振るう人間が一緒に暮らしていたことがあります。家族ではありませんが。
痛い思いも、怖い思いもしました。
未だに身体の大きな男の人は、最初はこわいです。(接客には影響なし、仕事なので平気、という概念が働く、そして慣れる)
大きな声も、振り上げるような仕草も、未だに身体がすくみます。
そして、幼い私には明確な殺意もありました。
もし本当に殺してしまっていたら、私はこうなっていたのかも、という感情移入でした。
お母さん役の女優さんが、こんな母親がいるのかと仰っていましたが、めちゃくちゃいると思います。
とてもリアルでした。
殺人を決してきれいごとにしないところが、とても良かったです。
雑音もなく、しっかり没頭できました。
とても良い映画でした。
登壇の際、半田さんが、映画に集中してほしくて、主人公と違うようにひげを生やしてきたという話をされていて、ますます好きになってしまったのでした。
たぶん予定調整して、もう1度観に行きます。
好きな映画でした。
たくさんの人に、評価されますように。
早くみんな観に行って?(急に偉そうになる