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1.本当に私の考えなのか、思いつきなのか分からなくなってしまった話


こんばんは、ワタく氏です。

早速ですが、私は人前で話すとき、アドリブに強い方です。

話してる時の聞き手の反応を見ながら、「この言い方だとちょっと伝わってないっぽいな」とか、「ちょっと脱線させて興味掴んでからのが良さそうだな」とか、「どう言っても響かないから今はサクッと終わらせよ」とか、その場の雰囲気に任せて話した方が、楽に話せるからです。

話すときは、アウトラインと落とし所だけ決めておいて、内容は決めすぎないようにしてきました。
結果、言葉をつなぎながら自分の考えを話すのが上手くなりました。
しかも、何かを読んでいるわけじゃない分、伝わりやすい。

これに慣れたら、普通の会話でも、自分の考えをすぐに返せるようになって、いろんな人と、会話が弾みやすくなりました。


でも、たまに思うんです。

今話してることって、本当に私の考えなの?ただの思いつきじゃないの?って。


「そんなこと考えたことなかった!」って思う話題って少なくないと思うんですけど、私はこの台詞を全くと言っていいくらい、使って来なかった気がします。

その場の雰囲気に任せて話しているうちに、“考えながら話す”癖がついてしまって、特に自分の中で考えがなくても、あたかもちゃんとした考えのように、それっぽい事をさら〜っと話せちゃうようになってしまったんです。

「わからないって言うのは恥ずかしい」っていう変なプライドがあったし、「その人との会話が終わってしまって、話が合わないと思われたら、もう話しかけてくれないかもしれない。」っていう思いもありました。

話しながら自分でも納得はしているから、口から出まかせではないのだけど、熟考していないから、後から考えればなんかペラペラな回答だったりすることも少なくなかったし、自分で自分の考えを後追いしている感覚が、気持ち悪くもありました。


アドリブに強い私。
そこだけ見れば長所なのに、自分の弱い面と作用し合って、悪い方向に進んでしまっていました。

他人にどう思われるかを気にしすぎて、自分とちゃんと向き合わずに、その場で考えたことを話しちゃう私は、今日でおしまい!

これからは「考えたことなかった」を素直に言える私になる。
あたかも「ずっとこう思ってたんだよね〜」という風に、自分を偽って話さないようにしていきます。


本来は、私と私自身って同じものじゃないですか。私自身は私の中に、既にあるはずなんです。
だから、近づいて行くのではなくて、今はボヤッとしている私という存在の輪郭をはっきりさせることが、私自身になるってことなんじゃないでしょうか。

私自身になると言っても、“私が作り上げた私像”に私が近づいて行ったところで、それは私自身ではないから意味が無いんですね。
自分で自分の考えを後追いしていることへの気持ち悪さが、まさにこれをしてるからだったんだなぁと、今回の自分語りで気づきました。

自分のやなとこ、ひとつ減らせそうだし、私自身になることの理解が深まったし大収穫でした!ヤッタネ!


では、また次回のジブンガタリでお会いしましょう!
なんか結局、ゆるくできなかったなぁ。笑

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