見出し画像

Q.子供のころ、好きだった絵本て覚えてますか?

A.そりゃもちろん覚えてますし色々ありますよ。

◆『ぐりとぐら』仲川李枝恵子と山脇百合子:福音館書店

◆『ノンタン』キヨノサチコ:偕成社

◆『パオちゃん』仲川道子:PHP研究所

◆『バムとケロ』島田ゆか:文溪堂

◆『おばけのバーバパパ』アネット・チアゾンとタラス・テイラー:偕成社

◆『うさこちゃん(ミッフィー)』ディック・ブルーナ:福音館書店

---------------

そんななかでも特に印象的だった絵本が2冊あります。

◆『ぼくのロボット大旅行』松岡達英:福音館書店

◆『サイクリングゴー!ゴー!』佐野哲次:ポプラ社

この2冊は読み聞かせというより、絵のビジュアルを重視した一種のガイドブックな内容でした。

ちょうど私は言語系の重度学習障害だったので、言葉の読み聞きができない当時の自分にはちょうど良かったですね。

『ぼくのロボット大旅行』は、子どもたちで作った巨大ロボに乗って世界中の大自然を冒険するという内容です。構図も漫画的なコマ割りで、断面図でロボットの間取りや機能が書いてあったり、各国にいる動物たちの種類や特徴を載せていたり、まるで「大冒険」の言葉をそのまま具現化したような絵本です。図鑑が大好きな子どもの探究心をくすぐります。

『サイクリングゴー!ゴー!』は、夏休みの眠れない真夜中に男の子(主人公)は買ったばかりの自転車のことばかり考えています。そして「走りたい!」という気持ちが勝って、近所にある多摩川沿いの土手道をサイクリングします。調布の多摩川大橋~大田区の羽田空港、約30kmの旅。その道中には夜明け前の街・朝焼けの空・電線に止まる大群の小鳥・川面の大パノラマ・色んな大人たち。絵本とは思えないエモーションな描写は、子どもに限らず大人も好奇心をくすぐります。

どちらももう古い絵本なので、今でも手に入るか分からないですが、もし子どもが生まれたら多少高額になっても絶対見せたい思い出の絵本ですねえ。

---------------

一方で、別の思い出のある絵本もあります。

◆『バーバズーのひつじかい』

これは内容ではなく、個人的な事情があって…。

バーバパパを含め、大半の絵本は近所の図書館で借りて読んでました。

まだ幼稚園児ぐらいだけどカードの名義は自分で、母親が作ってくれました。

自分のカードで読みたい絵本を次々と借りていたのですが、ところが、この『バーバズーひつじかい』を家のどこかに無くしてしまい、返却できない事態となりました。

母が図書館の司書さんに事情話してくれて、「なるべく早く」ということで待ってもらえることになったのですが、家中をひっくり返しても一向に見つかりませんでした。

時は経って、数十年後の現在。

図書館のカードを紛失した自分は再発行の手続きしたいが、未だに『バーバズーのひつじかい』を返却できてないから近所の図書館に足を向けて寝られない状態です。

ヤングマガジン連載中の『税金で買った本(系山冏:講談社)』という漫画の中で、主人公も同じように子どもの頃に借りた本を紛失してたことが判明します。

作中では、図書館は市区の公共機関のため直接の金銭のやり取りはできないため「同じ本を書店で購入して図書館に献本する」形で紛失問題は解決します。

自分も献本で解決できるならそうしたいけど、もうアマゾンですら取り扱ってないんだよな…(本当どうしよう)。

---------------

【あなたからのご質問、ノージャンルでお待ちしています】

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【螢雪書店[本日の推薦図書]】

《楽天市場で詳細を見る》

いいなと思ったら応援しよう!

渡邉綿飴
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。この記事は無料です。この記事をスキ以上に応援したい方は、下にあるサポートをご利用ください。サポートして頂いた売上は、今後の記事を書く為の活動資金にあてさせて頂きます。不審な誤字や表現にお気づきの場合は、コメント欄までお知らせください。