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きっと私の頭の中は「シンパイ」が司令塔 〜インサイド・ヘッド2を見て思うこと〜


社会人の頭の中も
「自分らしさの花」を失ってしまっているのでは?


「インサイド・ヘッド」
「インサイド・ヘッド2」を連続で見ました。

https://www.disney.co.jp/movie/insidehead2


主人公ライリーの頭の中で
複数の感情達がライリーの成長に合わせて、様々なトラブルと向き合っていくお話です。

インサイド・ヘッドは
主人公が11歳の時に、住み慣れた街から都心に引っ越してきた時に起こる「ヨロコビ・カナシミ・イカリ・ビビリ・ムカムカ」の物語

インサイド・ヘッド2は
1の数年後、主人公に「思春期」が訪れ、それと同時に新たに現れた感情と元々あった感情が思春期ならではの悩みに立ち向かう物語

です。

20代後半になってこの映画を見ましたが、
思わず自分と重ね合わせながら見てしまいました。


ここから先の感想では、
一部ネタバレ等もありますのでご注意ください。


ヨロコビもカナシミも表裏一体

〜インサイド・ヘッドの話〜

主人公ライリーの頭の中の司令塔では、
ヨロコビという超前向き感情が司令塔の中心になります。

そのため、ライリーにはヨロコビの思い出がたくさん。

引っ越しをきっかけに、
カナシミの感情が増え始め、ヨロコビはカナシミを不要な感情と考えます。

しかし、この映画をとおして
「ヨロコビとカナシミは表裏一体」
「カナシミがあるから、ヨロコビもある」
そんなことに気づかされました。


とはいえ、カナシミの真っ最中に先のヨロコビなんて意識できないですよね。

自分だったらカナシミを受け止める時間をしっかりと作らないといけないんだろうなぁ。
そんな気づきをもらいました。


良いことも悪いことも「自分らしさ」

〜インサイド・ヘッド2の話〜

1のエピソードを乗り越えたライリーには
複数の感情が混じったたいせつな思い出が増え、
「信念の泉」「自分らしさの花」というものが増えています。

しかし、思春期と共に現れた新しい感情達(主にシンパイ)によって
自分らしさの花が取られとしまい、新しいライリーらしさを作ろうとし、様々なトラブルが起きます。

この「自分らしさの花」は
言うならば「価値観」みたいなものでしょうか?

自分が様々な決定をするときの軸となるようなもの
「競争」のような価値観の人は、
何よりも勝つことが大事。
「調和」といった価値観の人は、
周りに合わせることが大事。


これまでの感情だけで作られた自分らしさ、新しい感情だけで作られた自分らしさ、どちらもうまくいかない。

良いことも悪いことも全てを受け入れることで、
自分らしくいられる。

そんなことに気づかされました。


司令塔は必ずしもヨロコビじゃない

2本の作品を見て。

ライリーは超がつくほどの前向きな女の子ですが
自分の中の「ヨロコビ」は、こんな活発じゃないなぁ
むしろ「シンパイ」が仕切っている2の方がしっくりくる。


ただ、作品中には
ライリーのお母さんやお父さん、友人などの頭の中も出てきます。
カナシミやイカリが中心に座っているケースも。

そうか、きっと感情の司令塔も人によって違うのか

なら、自分は間違いなく「シンパイ」が司令塔だ。

シンパイが暴走したら、一息つく環境を。


インサイド・ヘッド2でも
「シンパイ」が暴走して、ライリーは過呼吸のようになってしまいます。

わたしもメンタルがダウンしていた際は
まさにそんな状態でまるで自分を見ているようでした。

思春期でなくても、そんなことが起こる。


映画の最後に、思春期というトラブルを乗り越えた感情達は、「シンパイ」が暴走しそうになったら
離れたところに用意したリラックスチェアに「シンパイ」を座らせます。

なるほど。
そうやって早い段階で気持ちを落ち着かせるのか。

自分の中でもこれまでの経験全てを受け入れて
「自分らしさの花」を作ろう。

そんなことを思春期の少女の
頭の中(インサイド・ヘッド)から学びました。


社会で生活していく上で、
「自分らしさの花」を失っている人は多いんではないんでしょうか?

そんな方は、
ぜひこの映画をもう一度見てみてみると良いかもしれません。

それでは、また。

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