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19mmファーストダイバーSBEN003(SJE093) &SBDX019(SLA017)用の汎用3連オイスターブレスエンドリンクが欲しい。

「日本発のスキンダイバーウォッチを出す」という計画のもと、日々設計を続けています。

前回の記事で、設計中のスキンダイバーとSBEN003のエンドリンクの互換性を持たせようと考えましたが、採寸するまでもなくケース形状の曲率というか球面の径がまるで違うので検討を開始した瞬間に実現不可能という結論に至りました。今後は個別に専用設計しないといけなくなったのですが、ファーストダイバー用にはSBEN003で使える3連ブレスレット用のエンドリンクと、SBEN003でライスブレスを使うためのエンドリンクの2種類は作りたいなと思っています。

というわけで復刻ファーストダイバー用の19mmエンドリンクと3連ブレスレットを作図。シミュレーションしてみました。

エンドリンクが弓カン式と同じ「メス」タイプになっているのがポイントです。比較的縦方向の長いH形ケース(46.5mm)なので、「オス」タイプのエンドリンクだと実質的なラグtoラグ長が長大になってしまい、見た目は良いのですが装着感が悪くなってしまいます。メスタイプのエンドリンクだけ供給できれば、安価で入手性も高いオイスターブレス風のジェネリック品の流用が可能で、クラスプ部分なんかもエクステンションつきに変更するなどカスタマイズの幅も広がるわけです。

メスタイプではケースとブレスレットをつなぐ中央コマの1リンク目は、バネ棒を軸に回転しますが、ブレスレットの1コマ目との干渉を避けると、どうしてもラグの間の奥まった位置にエンドリンクが来てしまします。
このまま19mmラグ幅向けの汎用ブレスレットを装着してしまうとラグの先端と干渉してしまいますので、ラグ幅18mm用に作られた3連ブレスレットを使って干渉を回避しています。
実際にこの方法で手持ちのスキンダイバーにオイスタータイプの3連ブレスレットを着けていますが、非常に快適です。

さて、ここで疑問。どうしてSBEN003の純正のブレスレットがオスタイプなのか?

実際に自分でケースとラグ、ブレスレットとエンドリンクを設計してみてようやく理解できました。スキンダイバーのH字型ケースは、専用弓カンでのブレスレット装着を全くと言っていいほど考慮しない設計だったようです。
ケースとの一体感が得られる専用エンドリンクでの装着に拘らなければ、素直にストレートエンドのブレスレットを着ければいいだけの事なんですけどね。

一方、設計中のスキンダイバーのほうは、色々と試行錯誤を経まして、ちょっとした仕掛けでこの問題を克服しています。

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