立ち止まり 〜癌
前回の記事は癌告知をされてからの心境を綴ってみました。いいねをいただけたことがとても嬉しかったです。
いいねやフォローをいただいた方には覗きに行かせていただいています。とても共感できたり、勉強になったり。
今日は前回の続きを書こうか迷いましたが、最近の感じたことを書いてみようと思います。癌治療や精神面についてはまた別で投稿させていただきます。私がnoteを始めた理由というのは、いつかこの記事が同じ状況で悩んでいる人の目に留まり、少しでも共感や参考のような存在になれたら嬉しく思います。もちろんそうでない方にも少しでも共感いただけたらとても嬉しいです。
少し話は逸れますが、私は癌と告知されて、今まで人生で積み上げてきてしまったトラウマ(いつか記事に書けたら書きます、、)やどうしても心身共に癌で体にも影響が出ていたし、疲れが溜まってきているのを感じていて、人生ここで一度休息を取りたいと思い、入院後の抗がん剤治療期間を思い切って会社に休職届を出しました。それに抗がん剤の副作用と仕事を当時の私には両立できるとは到底思えなかった。
ただ、仕事においては当時やっとこ自分のやりたい業務と私にとって色々な意味での贅沢な環境下でのお仕事をやり始めた時でした。とても恵まれた環境に幸せを感じていたそんな矢先に、この環境を手放して休職するのはとても勿体無い気がしたし、今働き盛りの年代にキャリアの心配もある、会社との信頼も気になりました。それでも自分の心身に向き合いたいと強く思い休職を選びました。
休職期間を通して経験したことを書いてみたいと思います。
始めは抗がん剤の副作用がものすごく出てしまい、生きているのが辛くて絶望を味わいました。これについても後に書こうと思います。
ただ人によって誤差はあるのですが、休薬・減薬で少し落ち着きました。もちろん抗がん剤の蓄積により症状は出てはいるのですが、余裕が少し出ました。
そのおかげもあり、やっぱり生きたいし、どうせ生死があるのなら大切なこの時間を少しでも前向きに温かい気持ちで過ごしたいと思いました。
そう思えるようになったのは、本とそして自分にとっての学びの出会いです。またこちらも記事に書けたらいいな。
徐々に体力も戻して前向きになったら、色々な媒体に目が向くようになりました。学生の頃に聞いていた地元のローカルのラジオを聴いて、信頼できる放送局だったので、ラジオ局が主催されているセミナーなどにも出向いてみました。
また地元の自然が大好きで、自然を活かした国際芸術祭などにも足を運びました。全く違った世界に身を置くと新たな思いつきや発見がたくさんありました。今後の人生これを取り入れたいな、とか、自分は本当はこれが好きなのにずっと現代の社会の流ればかりに目を向けていたな、とか。
また、今回の記事で一番書きたかったことというのは、過去にこれを挑戦したい!と手帳に書いていたことが、当時はどうしても情報収集など何故か堅苦しく考えて波に乗れなかったのに、この休息中にご縁がありパッと情報と環境が整ったことがありました。時間を置いて寝かせていたことが、今になりパッとスタートが切れたことがあり、とっても不思議な感覚になりました。
過去に描いた願望というのは時間をかけていつか小さな何かの歯車が動いてそのタイミングが整うのかもしれません。
それ以外にもSNSを通じて新たな環境との出会いがあったり、自分の知らない世界を覗くことができました。
普段車に乗ると全く見えなかったことが、普段歩かない街を歩いてみると見える景色が全く違って驚くことがあります。
人生と似ているなと思った次第です。
今回は自分にとっての明るい記事を書いてみました。
もちろんここに行き着くまでには絶望もたくさんあったし、今も向き合っている途中です。癌というのは何歳でも同じ辛く苦しいことには間違いありません。ただ若い世代(AYA世代)だからこそ人生のライフステージが変わる時期に癌になり戸惑うことがたくさんあります。
人生というのは辛いことを通して新たな発見・学び・願望が生まれるものなのかもしれません。
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