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【実録】ほくろ除去のリアルレポート

そうだ「ほくろ」を取ろう

2025年1月某日
私は顔(鼻の下)のほくろを取ることにした。

初体験なので、病院に行くのも緊張する。
まずは予約してみようと、友人に紹介してもらった病院に電話をしてみると「初診は予約不可のため、一度来てください。レーザー治療は当日は出来ないため2回目以降のご案内になります。」とのこと。

時間の確約がないまま病院に行くのは勇気がいる。
子育て中の身。夜ご飯の準備もあるし…。
やっぱり行くのやめようかなーと思っていたら、
学校から帰宅した娘が「どこか行くの?」と聞いてきた。

「ほくろ取りに行ってみようかと思ったんだけど、予約できないからやめようかなと思って。」

そう伝えると、娘は「えっ!行きなよ!いますぐ行きなよ!」と前のめり。娘のひと押しもあって、病院に行ってみることにした。(娘は自分がほくろを除去したいので、私に試してほしいのだ。)

皮膚科の扉

紹介してくれた友人いわく、『ちょっと変わってるけど腕はたしか』
そんな前評判を聞いていたので、ドキドキしながら病院の扉を開けると…

院内に流れるキリスト教音楽。(うん、ちょっと変わってる)
金曜日の夕方というこもとあり、待合室は満席だった。

真っ先に目に飛び込んできたのは、顔にパック?をしてラップを巻いているお姉様。きっと何かの施術をされたんだろう。

その後ろには、点滴を刺してるお姉様。こちらもきっと美容系の施術のあとなんだろう。

美容皮膚科と謳っているわけではないので、普通の皮膚科の患者さんも多そう。とにかく混んでる。

こんな満員状態で、初診の飛び込みが見てもらえるんだろうか…。
時計を見ると17時過ぎ。

問診を書いて、とりあえず待ってみること1時間。
一向に呼ばれないまま18時を迎えた。
子どもたちのことを考えると18時半には病院を出たい。

よし、18時半までに呼ばれなかったら今日はキャンセルしよう。
そう思った矢先、診察室へ案内された。

診察室

私を診察してくれるのは院長先生だった。
白髪のおじいちゃん先生という感じで、いかにも経験豊富そう。
壁には、患者さんからのお礼の手紙がたくさん貼ってある。

院長:今日はどうしました?
私:顔のほくろを取りたくて。

院長:(拡大鏡でほくろを見ながら)あーこれね。
私:はい、これです。

院長:これ1個?今日取りますか?
私:はい。1個です。えっ…!今日ですか??

いとも簡単に言うけれど、心の準備はできていない。
そもそも、初診でほくろを取ることは出来ないと聞いていた。
そんな私の戸惑いを見透かすかのように

院長:1個なら今日取れますよ。
たたみかける院長。

私:え?良いんですか?
裏腹な言葉を発してしまう自分。
なにするかもわからないし、料金もよくわかっていないのに。
とっさに壁に貼ってあった料金表をチラ見した。

院長:遠くから来てくれてるし。取ってあげるよ。
私:お願いします。

よくわからないけど、この波に乗ってみよう。
私はほくろを取ることになった。

院長:ついてきなさい。

院長の後を追い。診察室へ向かう。

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