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#84_ブロードウェイミュージカル『NEWSIES』観劇レポート

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
かきつばた。です💐

本日は、先日観劇したミュージカルについてのレポートです。無事に千穐楽を迎えたのでストーリーや演出のネタバレを含みます。ご注意のうえ、ぜひ読んでいってくださいね。

今回私が観にいったのは、『NEWSIES』というブロードウェイミュージカルの日本演出版です。
原作は2011年にニュージャージー州ミルバーンにあるペイパー・ミル・プレイハウスで初演され、2012年からブロードウェイでも上演されました。
日本に上陸したのは2021年(2020年の予定がコロナで一度中止発表。)のことで、今回は初演からキャスト変更(一部は続投)を経ての再演となります。
演出は言わずと知れたミュージカル界の巨匠・小池修一郎さんが初演に続き続投、主演にはアイドルグループ「美 少年」の実力派・岩﨑大昇さん、ヒロイン役に元宝塚歌劇団花組トップ娘役で退団後初舞台となる星風まどかさんを迎えました。さらに、加藤清史郎さん(初演から続投)、横山賀三さん、霧矢大夢さんらトップ俳優陣も出演しており、ミュージカルファンにはたまらない配役となりました。

夜公演なのでライトアップ💡

簡単なあらすじもホームページから引用しておきます。

1899年、夏。ニューヨーク。少年・ジャック(岩﨑大昇)は、足の不自由な友人クラッチー(横山賀三)と他の孤児やホームレスの新聞販売少年たち“ニュージーズ”と共に暮らし、毎日新聞を売って生活している。ジャックは、いつかニューヨークを出てサンタフェへ行くという夢を抱いているが、現実はその日暮らし。

ある日、ジャックはデイヴィ(加藤清史郎)とその弟レスと出会う。デイヴィとレスは他の“ニュージーズ”と異なり、家と家族があるが、父親の失業という事情があって“ニュージーズ”に加わったばかり。ジャックは幼いレスを使えば、より多くの新聞を売ることができると考え、協力することにする。その頃、「ワールド」紙のオーナーであるピュリツァー(石川禅)は他社より儲けようと、販売価格は据え置きで“ニュージーズ”への新聞卸値を引き上げることを企てていた。

デイヴィとレスと行動を共にするジャックだが、過去の出来事を理由に感化院のスナイダーに追いかけられてしまう。三人が逃げ込んだメッダ(霧矢大夢)の劇場では、その日も素晴らしいショーが繰り広げられる。

翌朝、新聞100部あたり50セントの卸値が、60セントに値上がりしていることを知ったジャックは、自分たちの生活と権利を守るべく、“ニュージーズ”を率いストライキを決行。新聞記者キャサリン(星風まどか)はジャックの姿に心を動かされ、ストライキを追いかけ取材することを決意する。

勝つのは権力者ピュリツァーか、それとも若き“ニュージーズ”か。今を懸命に生きる少年たちの未来に待っているものとは——。

https://www.tohostage.com/newsies/story.html

貧しさや怪我、孤独といったハンデを背負いながらも新聞売りで生計を立てている少年たちが奮闘して権力に立ち向かいながら夢へと近づけるのか?というストーリーとしては王道の展開ではありますが、紆余曲折あるストーリー展開や新聞売りの"ニュージーズ"たちの息の揃ったダンスやアクロバットは圧巻で見応え抜群。
俳優陣も実力派なため、歌唱シーンもとても引き込まれます。

わたしにとっては久しぶり本格ミュージカル鑑賞だったので、とても楽しみにしていましたが、期待を裏切らない、むしろ期待以上の興奮と感動を味わうことができました。
特に、主演のジャック役・岩崎大昇さんですが、完全に昔ジュニアとして入所して、グループを組みたてくらいの印象で止まっていたので、こんな大役を担って期待以上のパフォーマンスを発揮できている道を進んでいることに驚きました。
特に1幕終わりの友人クラッチーが警察に捕まってしまって失意の中歌う『サンタフェ』は、のびやかで若々しい声色の中に悲しみや切なさを含んだ難しい表現力が要求されるシーンなのですが、わたし自身が感情移入して思わず涙が流れてしまいそうになりました。アイドルが本職なためか、大人数でのユニゾンダンス中でもキレのあるダンスで圧倒的な存在感を放っており、まさに「歌って踊る」を高いレベルで体現している逸材だと感じました。
アイドルという大きな活動があるとのことで、今後どのように売り出していくのかはご本人の意向や事務所の方針等あると思いますのでわたしにはわかりませんが、ぜひミュージカルや舞台に立ってのびやかな歌声を磨いてほしいと思います。

また、子役時代から活躍していた加藤清史郎さんは、前回からの続投ということで安定感抜群。
周囲のニュージーズほど貧しくないデイヴィという役で育ちの良さや裕福感を表現するような立ち振る舞いや鮮やかな赤髪がとても似合っていました。
売れっこ子役だったとか子役としての実績があるということを除いても、セリフ運びや舞台上での身体表現など素晴らしいとしか言葉が出ないほどに良いパフォーマンスをする舞台俳優に成長しており、こちらもとても驚きました。
ドラマでもお見かけするので今後も活動を応援したいと俳優さんの1人です。

また、今回はアンサンブルの皆さんも素晴らしかったのです。若者の闘争意欲や活発さの表現のため、アクロバットや激しいダンスが見どころなのですが、一糸乱れぬ素晴らしいパフォーマンスの中で何名か目を引くような歌唱とダンスをする方がおりました。その場でお名前はわからなかったのですが、SNSなどで調べ、今後も活動を応援したいと思います!

久しぶりにとても心を動かされ、うきうきで帰路に着くことができました。やっぱりミュージカルっていいな!と思わせられた素敵な体験でした。
観劇レポートとしては初めての投稿ですが、今後は残していきたいと思います。

本日もお読みいただきありがとうございました!
またお会いできますように😊

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