絶アレキをDPS無しで攻略したかった固定の夢の跡
はじめに
Q.「ねえ会長。ナギ節にヒカセンが8人。こういう時、普通どうするんですか…?」
A.絶アレキをDPS無しで攻略します
この記事はFF14の絶アレキサンダー討滅戦をDPSなし構成で攻略したかった固定の攻略備忘録です。「したかった」なのは最終的には諸般の事情(後述)によりクリア出来ていないまま終了したためです。ただ、何らかの形で活動の記録と軌跡を残しておきたかったのでこうしてnoteにまとめておくことにしました。
このnoteは読者の方が絶アレキのギミックを知っている前提で書いているので、絶アレキのギミックもう忘れたな…という方や未挑戦の方にはわかりにくい部分が多々あるかもしれません。一応、各フェーズの最初にギミックを解説してくださっている攻略動画(ぬけまるさん)を引用して貼っているので、参照しながら読んでいただくとより分かりやすいかもしれません。
また、当固定独自のギミック処理法についても触れていますが、当固定はノリと勢いと「なんとかなれ〜〜っ!!」の精神でなんとかしている部分も多々あり、合理的な処理でなかったりするところもあるかと思います。ご了承ください。
ジョブ構成
絶アレキはギミックの都合上、エスナを使用するためヒーラーを入れる必要があります。最近流行りのヤークト無視法であればエスナが必要な過程を飛ばすこともできますが、この処理法はDPSのいない構成では現実的ではないため、少なくともヒーラーを2名以上入れた構成にする必要があります。そこから最終的な構成に至るまでは紆余曲折あり、様々な事情を加味して最終的には以下の構成となりました。
MT ガ→暗戦
ST ナ→戦
H1 白
H2 白
D1 白
D2 白
D3 白
D4 白
※既存の攻略動画や散開図を参考にするためにH1H2以外の白魔は便宜上D1〜D4と表記しています。これは以前絶バハをT4H1D3構成で遊んだ際、タンクのポジションをT1、T2、T3、T4にしていたら既存の攻略動画や散開図を参照する際に誰がどこに入る…?と打ち合わせが若干ややこしかったことからの学びです(来世で使える特殊構成ライフハック)
構成を検討し、白魔6人構成に決まったときの「夢みたいな構成になっちゃった… 」「夢ならばどれほどよかったでしょう🍋」というやり取りが今でも印象に残っています。
白魔を多く採用している理由はミゼリやアサイズで複数体を攻撃に巻き込める点やDPSチェックで瞬間的に出せる火力が高く、かつ合間合間に挟まる運動会中にミゼリを準備できることが大きなアドバンテージだと思ったからです。あと絶アレキは軽減モリモリにしないと即死するような攻撃もなく、死ななければ白魔軍団のピュアヒール力でHPは戻せるため「死ぬこと以外はかすり傷」という精神のもとGOサインを出しました。
一見正気を疑うような構成ですが、正直これが最適構成だと思います。
タンクについてですが、BHがいないため2体フェーズのフォトン後にナイサイのdotで死なないように全体にバリアを貼れるナイトか戦士が望ましく、あとはタンク担当者のやりやすいジョブで……ということで一旦ガナになりましたが、プライムフェーズのDPSチェックを安定化させるため途中から暗黒と戦士に着替えて貰いました。何度も着替えてRWまで調達してくれたタンク両名には頭が上がりません。ありがとうありがとう…
リキッドフェーズ 難易度★☆☆☆☆
↑リキッドフェーズの解説動画はこちら!(ぬけまるさん/セパレ式)
基本的な動きはセパレ式準拠です。ヤークトのみ若干処理が特殊で、D1〜D4が各自ヤークトのヘイトを取った後に白魔4人でヤークト4体を巻き込むように一斉にアサイズを撃つという処理を行いました。これはアサイズ1発につきヤークトのHPが15〜20%程度削れるためです(削りが足りない場合は各自で微調整します。アサイズがやたらクリティカルした場合は終わりです)
ちなみにヤークトの処理を手探りしている段階でヤークトが何者かの手によって暗殺される事件が相次ぎ、「想定外のタイミングで急に減るときがあるんだけど」「誰かアサイズ遅くない?」「ちゃんと撃ったよ」「位置的に○○さんだよ」というアサイズ人狼が発生するなどしました。
予期せぬクリダイですぐ死んで全てを終わらせることに定評があり、突き刺さるタンヒラからの視線でDPS達を震え上がらせてきたヤークトドールさんですが、昨今ではヤークト無視法という方法が主流になりつつあるようです。元々はTA(=タイムアタック。FF14ではボスやダンジョンをどれだけ早く攻略できるか競うもの)のために生まれた特殊処理で、それが「後のフェーズの試行回数を増やせる」などのメリットから広く浸透してきているみたいです。
ただ、ヤークト無視法は軽減とバースト合わせでリキッドのみを削り切る方法なので、BHもDPSもいない当固定においては非現実的です。6人の白魔はまるでDPSの顔をしていましたが、やはり白魔は白魔。分というものをわきまえなければいけません。
なので火力については当初リキッドフェーズも薬を割らないとキツイかと思われていたのですが、割らなくても案外大丈夫でした。あれ?このジョブ…本当にヒーラーか?しかし余裕があるわけでもないので基本的にミゼリを育てるためのソラス以外のGCDヒールを入れることはなく、なんなら詠唱ヒールを入れると「詠唱ヒールしてる暇があるなら1発でも多くグレアを撃て」「もっとDPSの自覚を持ちなよ」というここでしか見られないタイプの怒られが発生していました。
あとは開幕5秒前に白魔組が気まぐれにMTへリジェネをかけ、その数で運気を占うという遊びをしていたのですが、リジェネが4〜5個入っていないと痛いところでHPが戻っておらずMTが普通に死ぬという今日の運勢が生命に直結する当然の事故が発生したため、開幕前に確定でリジェネを6個入れることになりました。
このように弊固定はガチガチの攻略固定ではなく、かなりゆるふわな空気感で遊んでいました。
2体フェーズ 難易度★★★★☆
↑2体フェーズの解説動画はこちら!(ぬけまるさん)
リキッドフェーズはほぼセパレ式をなぞればよかっただけなのに対し、2体はかなり複雑な処理が必要となりました。
絶アレキを遊んだことのある方ならもうお気づきかもしれませんが、この構成だとナイサイ付与が完全ランダムとなります。つまり、通常構成の一般的な処理であればナイサイはタンヒラ/DPSのロール別に付与されるため最初のナイサイ交換は8方向散開して隣の人に受け渡せばいいだけですが、当固定においてはここのナイサイ交換相手が毎回ランダムになります。ではどうしていたかというと、ナイサイの付かなかった人は各自1〜4のマーカーを付与し、チャクラムを避けた後番号に対応したナイサイを取りに行く(1なら青、2ならオレンジ…という感じ)処理にしました。使用マクロは以下の通りです。なんか絶オメガで見たことあるな、これ。
【使用マクロ】
/mk attack <me>
水圧縮/雷圧縮については、意外だったのが本来であればDPSに付くはずの雷圧縮が確定でタンクに付くことでした。これがヒラに付くパターンもあると判断する要素が更に増えていたので、嬉しい誤算です。D1>D2の優先度で雷を貰いに行き、残りの白魔5人で1回目水圧縮の頭割りをします。 ミサイル誘導はSTとD3です。
その後のカウントはアイスミサイル対象のタンクを除く7名からランダム2名に付くようでした(本来カウントはDPSに付く)。 カウント処理後、2回目のナイサイ交換を行います。ここはH1とD3がタンクとナイサイ交換する人を指定してコールし、あとは空気読み交換というこの固定有数の「なんとかなれ〜〜っ!」ポイントです。私達は雰囲気で絶アレキ特殊構成をやっています。
2回目水雷圧縮ですが「1回目雷が付いたタンクからD1(D1が水圧縮待ちならD2)に受け渡し、2回目は1回目に雷が付いていなかった方のタンクに受け渡し」という処理にする予定だったのですが、あるとき雷デバフをMT→D1→STと受け渡すはずが事故でMT→D1→MTで受け渡しが行われた際になぜか雷を二度受けたMTが普通に耐えるという絶アレキ七不思議に遭遇し(思わず「そんなことある?」とMTとD1の2人を疑う固定主)、でもまあ、普通に耐えるならそれでいっか…(困惑)ということで2回目の雷受け渡し先をMTに固定化しました。2回目水圧縮は1回目の水待ちと雷待ちを除く白4人で頭割りです。
立ちはだかる最凶の敵
続いて2体フェーズ最大で最凶の敵3回目ナイサイ交換です。ここで非常に重大な問題が発生します。次の画像をご覧ください。
どういうことかと言うと、本来の通常構成であれば仮判決の色に応じたナイサイを取れば良いのですが、特殊構成の影響で仮判決の付き方も完全ランダムとなっているため、3回目ナイサイ交換のタイミングでナイサイを持っている人同士orナイサイを持っていない人同士に同色の仮判決が付くとナイサイの受け渡しが出来ずに詰むという事象が発生しました。
この障壁はあまりにも大きく、「仮判決被りは捨てパターンにする」などの方法も検討しましたが、被りが発生しない方が確率が低く、捨てパターンがあまりにも多すぎるのとそれは攻略したと言えるのか……?という葛藤もありました。
この固定もここで解散か……と思われましたが、様々な検討を重ねた結果「5回目ナイサイ交換やっちゃえばよくない?💡」となり、以下のオリジナル処理に挑戦することになりました。
【3~5回目ナイサイ交換】
こうして見ると「意外と簡単そうでは?」と思われるかもしれませんが、①仮判決が付いてから整列し、②被りの優先度を判断し、③被った人のうち優先度が高い側の人がナイサイを取るまでの行動を遅くとも火炎放射中に完遂する必要があり、なおかつ5回目ナイサイ交換の猶予は2秒程度(ちょっと出遅れたら猶予1秒未満とかになる)で、なかなか大変なことをしています。なのでこのときのジャスの火炎放射をMTが誘導している暇なんてものはないのと、白魔に当たっても普通に耐えるので「気にせず焼き払ってください」とお伝えしていました。
また、チェイサーのシールドについてはSTの移動中にシールドの向きが確定するため、STの少しの方向転換で攻撃が当たらなくなるという問題がありました。そこで2回目ナイサイ交換後にSTが自身のナイサイの有無に応じて誘導ルートを変えて必ずシールドを内向きにするという、固定内でST天才式と呼ばれる方法で処理していました(この固定では、特定の人に負担の比重が偏る処理法を◯◯天才式と呼びます)。
3回目水雷圧縮は、雷はMTと2回目水圧縮待ちだった白、水は2回目水待ち以外の白5名で頭割りします。あとは結審でナイサイから解放されれば2体のHPを削り切って終わりです。
やはり特殊構成でも絶アレキはナイサイの壁が大きいなあという感じでしたが、慣れたら意外と安定していたフェーズでもあります。処理法がしっかり定まってから2体を超えるまでは早かったですが、そこに至るまでの試行錯誤に時間がかかった印象が強いです。先のフェーズが見えるようになってからは、ナイサイ交換等でミスが発生した際に「PvPモード!(※ワイプしましょうの意)」と宣言するとメンバーがお互いのナイサイやアイスミサイルやらをなすりつけ合う戦場と化していました。
余談ですが、3回目ナイサイ交換を乗り越える方法を模索する段階で「結審前に外周で死んで蘇生を受けておき、結審後に起きて死刑判決を超える」というナイサイを最初から完全に無視できるかもしれない夢のある方法も試してみましたが、蘇生で起き上がった後に二度目の死刑判決が飛んできて普通にダメでした。世の中そんなに甘くなかったね。
ナイサイがある限り絶アレキで一番簡単な構成は通常構成だと思うのですが、例えば火力緩和が更に進んでDPSを増やした構成なら結審前に2体のHPを削り切れるようになったらナイサイを完全無視できるんでしょうか?
プライムフェーズ 難易度★★★★☆(慣れたら★3)
↑プライムフェーズの解説動画はこちら!(ぬけまるさん/断絶ハムカツさん)
ギミックの対応は比較的楽でしたがとにかくDPSチェックが厳しかったです。リキッドや2体フェーズは複数体巻き込みでなんとか稼いでいた分、このフェーズからは誤魔化しがきかなくなります(3体いるフェーズなんだから3体巻き込ませて欲しい)。
主にこのフェーズで個人的に「この構成で面白かったな〜」と思うところの一つにヒールと軽減のやりくりがあるのですが、この固定にはBHがおらずタンクの全体軽減も使う場所が限られているため、白魔組が全員自分にディヴァインベニゾンを使って全体軽減の代用にしたり、連続全体ダメージにはアサイラム複数置きしてhotを重ねたり(アサイラムのhot重複するの知らなかった!)、HPギリギリまで耐えてから全員同時にベネディクションして全体軽減の代わりにするなどのパワープレイが飛び出してヒールワークの構築が非常に楽しかったです。
まずは時間停止ですが、こちらもデバフが完全ランダム付与のため以下の優先度に従い散開します。
【時間停止優先度】
北西MTSTH1H2D1234南東
※ジャス・チェイサーの位置に関わらず接近強制東側、無職西側固定。
時空潜航の運動会前半部分は省略します。金の真心が飛んで行った方向を北として、接近禁止1名、集団罰、無職1名が西側へ、それ以外は東側へ移動します。通常構成ではタンクは接近禁止1名と無職1名確定のはずなので、DPSに本来付く分のデバフは白魔組に分配されると想定して処理法を組んでいたのですが、初回到達時全員生存でなぜかタンク2人に加重罰が付いていて思わず頭を抱えてしまいました。は、話がちがうぞ!
内部的にデバフを付ける優先度がDPS>THになっているのでしょうか?うーん……謎だ……。そういうわけでその辺りを踏まえて以下の優先度に従い処理を行います。
【接近禁止優先度】西MTSTH1H2D1234東
【西に出張する無職1名】MTが無職から1名指名(ドキドキMT指名式)
なお、西側に行く白魔は乱数で集団罰のダメージに耐えられない場合があるので自分にベニゾンでバリアを貼っておきます。上記の処理が終了後、ジャスティスを北に見て集団罰を受けてない側の接近禁止、無職2名でチェイサーの扇を誘導します。一応立ち位置の優先度を決めてはいましたが、ここはもうコールでの自己申告方式になっていました。その間、MTはジャスのスパジャンを誘導して無敵受けです。
断絶は特殊構成の影響はほとんどありませんが、最後のカウントのみDPSがいない影響で8名からランダムに付くため8方向散開しておき、カウント対象者のみ移動してカウントの中にちょうど3人入るように調整するという方法を取りました。
【3体DPSチェック】
3体フェーズ最大の関門。参考にいくつか6.5中にアレキを攻略しているクリア動画を拝見したところ、6.5現在で通常構成では概ねジャスティスショックウェーブ5回目ぐらいで倒せるみたいです。ではこの固定ではどうだったかというと、12~14回目でした(この後、装備やスキル回しの改善により概ね11〜12回目で安定しました)。白魔6人なのでダメージを軽減するというよりも減った分を戻すしかないため、ショックウェーブ14回目までを想定してなんとか持ちこたえなければなりません。白魔が6人もいれば回復過多なんだから余裕では?と思われるかもしれませんが、後述のDPSチェックとの両立を考えるとかなりキツかったです。
ここはDPSチェックもかなり厳しく、先述の通常構成動画では2体倒した後アレキのHPが概ね15~19%ぐらいだったのに対して、うちは初到達時点で死者ありにせよ35%残っていたのでかなり絶望感が漂っていました。スキル回しやショックウェーブ中のヒールワークの見直しを何度も行い、かつミゼリクリティカルお祈りゲーミングに成功することでギリギリ突破することは出来ましたが、例え毎回同じスキル回しをしていてもミゼリクリティカルお祈りゲーミングに失敗すると普通に超えられませんでした。少しでも安定化させるためここでタンクのジョブチェンジもしてガナから暗戦になったり、装備のサブステを見直したりすることでなんとか安定して突破することができるようになりました。ナギ節だしなんかして遊ぼうぜ!と気楽に始めた固定でしたが、この辺りから「もしかして我々はとんでもないことをしようとしているのではないか…?」という思いが頭を過ります。
【聖なる審判】
この構成で気になるのが「そもそも聖なる審判までにタンクLB3貯まるのか?」という点だと思います。なんと断絶後ぐらいにちょうどよく貯まります。ちなみに特にナイスヒールやナイス軽減を狙って入れたりはしておらず、これだけジョブ被りがある構成で貯まるのでどんな構成でも超えられる余地を元から公式が真心で残してくれているのでは?と思っています。ありがとう公式、ありがとう絶レイド班のみなさん!愛しています。でも検知だけは一生許しません。
最終フェーズ 難易度★★★★★★★★★★
↑最終フェーズの解説動画はこちら!(ぬけまるさん)
ここまで比較的順調に進んできた絶アレキDPSなし攻略ですが、ここでついに大きすぎる壁にぶつかってしまいます。
あ、あまりにもDPSチェックが厳しすぎる。こんなの絶対おかしいよ!!絶アレキはDPSなしで攻略することは想定されてないのか…!?!
ひたすらグレアを1発でも多く叩き込み、最初の行動/静止命令の順序ガチャに勝ち、ミゼリが1回でも多くクリダイすることを祈り、奇跡のような1回が訪れるのを待つしかありません。ギミック的には元からロールに関係ない個人ギミックだけなので特殊処理は特にありません。
この固定ではメレーLB3どころかDPSのLBがそもそもないというのもあり、初めての最終フェーズ死者なしで最初の確定判決が行動→静止という理想的な回でアレキの残りHPが10%という、なかなか絶望感が漂うフェーズでした。この時間切れ10%を見たとき、私たちの絶アレキは始まったのです。
その後装備の見直しやスキル回しの最適化などを行い安定的に8%台までは削れるようになりましたが、それでもそこから8%というのはそうそう削れるレベルではありません(一番削りがよかった回で残り7%)。パレキフェーズの戦闘時間が長いこともあり、ミゼリのクリダイによる上振れを狙っても最終的に確率が収束していくのか結局この7%の壁は超えることができませんでした。
↑は時間切れ7%まで行った回の動画。DPSがいなくてもここまではいける!ということは分かった。あとは削りを何とかせねば…という試行錯誤が続く。
妥協と諦め、そして黄金へ…
このときの私たちは恐らく世界で一番絶アレキのことを考えていたと思うし、町内会で一番絶アレキが上手かったと思う。しかし時間切れ7%を超えられない状態が続き、7.0まで残りおよそ1ヶ月半という時期になり、「6.5中のクリアは不可能である」という結論を出さざるを得ませんでした。
ただ、黄金前に何らかの区切りは付けたいと思ったので白魔1名に竜騎士に着替えてもらい、暗戦白白白白白竜のT2H5D1構成でパレキを倒し、6.5での攻略に区切りを付けました。
このクリア報告のときに英語圏のヒカセンから「唯一のDPSに竜騎士を選んだ理由はなんですか?」という質問をいただきました。実はこのDPS1名を入れた構成での攻略は3日間だけという活動期限があったため、白から竜に着替えてくれたD1のメインジョブが竜騎士で、パッと練度の高い状態で出してもらえるのが竜騎士だったからです。その節は竜さん本当にありがとうございます。この竜さんはとても温厚な方で一度も怒っているところを見たことが無いのですが、後にご一緒させてもらったLH級零式固定で新式のサブステに「親に向かってなんだそのスキスピは…」とキレていました。
黄金のレガシーと絶アレキ、そして終焉
黄金のレガシーが実際され、黄金の初零式が実際されるパッチ7.05でジョブ調整が行われることになり、パッチノートを見て固定が盛り上がっていました。なぜなら____
白魔道士に激アツなアッパー調整が入ることになったからである!!!これは…もしかしたら行けるんじゃないですか!?私たちを苦しめた7%の壁さえも…!!
黄金が来る前、「もし黄金で白魔がアッパーされるにしても、レベル80で使用できるスキルの調整となると厳しいのでは…」という話もしていました。例えば調整でグレアガの威力が上がっても、レベル80コンテンツである絶アレキで使用できるグレアの威力は上がらないからです。
そこにレベル80でも使えるディアの強化!これは熱い!!そして期待に胸を躍らせながらジョブガイドを見ていると、こんな記載がありました。
解散!!!!!
その後しばらくは各自のんびりと過ごし、零式の消化も落ち着いた10月頃にどれぐらい火力に変化があったか様子を見に行くことになりました。
様々な種類の薬をコンテンツ内で使ってみて調べたところ、アレキは幻薬G6以降は変わらなそうだったので純粋なアッパーは食事効果のみの状態です。
思い出し練習を含めて活動を再開したころ、突如としてその時はやってきました。
……?
…………???
えっ!?ま、まじっすか!?!?過去絶もですか!?!?!?
ジョブ被りによって時間経過による蓄積がまったくゼロになってしまうとなると、聖なる審判でタンクLB3を使えず超えられません。蘇生で無理矢理超える手段もあるようですが衰弱が付くとより一層DPSチェックも厳しくなってしまいます。
ナイスヒールなどの判定はあるようですが、それだけでLBゲージ3本分を貯めるのはなかなか厳しかろう、というか無理だろうというのもあり……逆にジョブ被りをなくすとなると現行のタンヒラは8ジョブあるのでナ戦暗ガ白学占賢にすればリミットゲージは貯まるでしょうが、白魔以上に火力面でコンテンツ相性のいいジョブがない以上、白魔が減るほどクリアへの道が遠のいていきます(白魔6人でも現状だいぶ火力が足りない状況ではあるのですが、飯緩和や今後白魔以上に相性のいい新ジョブ実装、レベル80帯スキルの上方調整などがないか様子を見つつ、ミゼリクリダイお祈りゲーミングをしながら長い目で挑戦する予定でした)。
なので上記を加味すると、「DPSなしで絶アレキをクリアする」という目標での固定続行は不可能という決断を下すしかありませんでした。こうして私たちの絶アレキ特殊構成固定は思わぬ形で終焉を迎えたのでした。
活動を終えて
以前絶バハをT4H1D3構成でほぼ同じメンバーで遊んだ際は「大変かもしれないけどT8構成でクリアしてる猛者の前例もあるし、まあクリアは出来るでしょう」という確証がある状態での攻略でしたが、今回はそれがなく手探りでの攻略となりました。つまり……クリアは出来なかったけどすっごい楽しかった!!絶もパッチを跨ぐと緩和されていってどんどん簡単になると言われますが、その分新しい処理法が産み出されたり、色んな構成での遊び方ができるようになるのが一粒で何度でも味がして美味しいです。それだけに7.11以降、ジョブ被りによる影響で構成に制限が出るのが本当にもったいないな~という思いも強いですが……。
また、特殊構成のクリア報告が上がると「今ってそんなにDPSチェック緩いんだ」という火力緩和の部分についてよく言及されます。確かに緩和がある分自由な遊び方が出来ているのですが(緩和なしで特殊構成を遊ぶ神々の域には到達できていないのでそこは置いておきます)、特殊構成の面白さは通常構成とは異なるギミック処理法を考えたり、限られたリソースで軽減やヒールワークを構築する部分にあるのではないかと個人的には思っています。今回のアレキで言えばナイサイ交換5回目をしたり、全体軽減が足りないから6人同時にベネディクションしたり…といったものです。クリアまでの過程で結構複雑なことをしているのですが、クリア報告だけを見るとこの部分ってなかなか見えないんですよね。なので絶の色々な特殊構成のクリア報告を見ると「うわっ!(ドン引き)この構成であのギミックどうやって超えたの…?」と思いを馳せたりクリア動画を見て色々考えるのが楽しくて好きです。
あとは特殊絶アレキをやるにあたって事前にどんな前例があるのかな〜?と調べていたら、T1構成(タンク強攻撃はタンクとモンクでスイッチする)とかエニグマコーデックスなしクリアとかがあって震えました。
あ、頭おかしいよ!!(これは尊敬の意を込めたドン引きです)
固定メンバーへ
本当に不甲斐ない固定主で、処理法が二転三転したり進行がぐだぐだだったり、自分でコールしてるのにエスナ忘れて窒息したり、「全員クリア済みなのに断絶でミスるわけないんだよね」とイキった発言をした直後に断絶で死んだり(あまりにもピエロすぎてこのときのイキり音声が録音されて固定のサーバーのサウンドボードに登録されている)等々、頼りないところやコイツまじか…と思う点も多々あったと思います。そして今回思いがけない形で固定が解散となりましたが、みんなに支えられたおかげでこれまで本当に楽しく攻略することが出来ました!
「クリアできるか分からないけど、変な構成で絶アレキやりませんか?」の声かけに二つ返事で来てくれる血に飢えた変態フットワークの軽さ、積極的に攻略法や軽減の提案をしてくれたり、その場で処理法やスキル回しの変更に対応してくれるPSの高さ(「間違えて使っちゃってアムレン/堅実無い!」って言ったら「OK!じゃあ立ち位置入れ替えよ!」で対応してくれるの、普通の固定では無い光景なんですよ…)だったりに救われ、クリアこそできなかったもののみんなのおかげで最終フェーズ時間切れ7%まで行けたのだと思います。
また変な特殊固定思いついたら声かけちゃうかもしれないけど、これに懲りずにまたぜひ一緒に遊んでください!次は絶テマで何人までならジョブクリスタル装備し忘れてきたうっかりさんがいてもクリア出来るのか検証固定でお会いしましょう〜!
それでは固定メンバーとここまで記事を読んでくださったあなたへの感謝の言葉を結びとして、絶アレキ特殊構成の備忘録を終わります。
またね〜!
© SQUARE ENIX
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