[アメリカ学部留学] 1学期目の授業レビュー 2of4
こんにちは。これは前回の1of4と同じコンセプトの投稿になるため、特に同じ前置きはせず、早速中身に入っていきます。
この投稿では、3000番台(3年生)向けの統計学(確率統計)の授業について書いていきたいと思います。評価はB+(確定) 。
概要は、無限大、eを含む”ほぼ全ての”微積分が出来ることが前提で、確率統計を集合などのレベルから検定までを学ぶはっきり言って初学者には無茶な量をこなす講座でした。
↓使用した教科書。”Probability& Statistics for Engineers& Scientists” NINTH EDITION
教科書は50ページくらい省かれた範囲もありますが、こちらの参考書のP1〜386でした。「留学1学期目の勉強の総括とGPA~」と題する記事で触れましたが、自分が履修した中で最悪な講座でした。私が日本にいた時に統計学に関心があって履修していたこともあり、ほとんど既に1回やったことのある範囲であったので専門用語の英語と日本との対応以外は概ね問題はありませんでしたが、授業のスタイルが日本の数学の授業よりも遥かに酷く、悲しい気持ちを覚えたそんな講座でした。受講のメリットは、はっきり言って、単位を取る手間が遥かに他の講座より簡単だった(継続的な努力をほぼ要さなかった)くらいです。毎回テストの前に教科書をスキミング(ざっと読み)して、類題が出て完璧に再現できなさそうなところ、未習の分布や関数等を拾い、それだけに絞って集中的に勉強し、乗り切りました。まず、授業は週3回×50分の形式でテスト3回(中間テストが25%×2、と最終試験35%)と5回の課題提出(合計で15%なので、オプションみたいな感じ)で評価は構成され、3単位が付与されます。この講座は他のクラスと同様にシラバスを配布される前にインターネットで過去のシラバスを見なかったことが原因で、ミスマッチが生まれたという点で自分にも多大なる落ち度がありますが、教員(というよりそれをさせてしまうカリキュラム)がもう酷かった。ただスライドでこなすべきことを高速で喋っているだけで、ほぼ何も解説なんかせずにどんどん進んでいってしまうので、授業を受けることからほぼ何の学びも無かったのです。それは私だけが思っていたのではなく、多くの生徒がそれを知っていて取ったか、直ぐに気づいたと言えます。回を経るにつれて出席率が著しく下がり、私もMidterm(中間試験)の1発目が終わった時点から最後までほぼ参加しませんでした。また、出席していようがいなかろうが何にも関係ない講座だということもあります。要は建前で3単位を与えるために50分×3回の講座枠を作っているだけで、実際は自分のペースで勝手に勉強をやってねという意味の科目だった可能性が高いです。だから、学生同士はおろか生徒と教員の関係も希薄で、本当に何をしに来たんだろうと日増しに感じるようになりました。普通の日本の1学期を過ごすだけならそれで問題ないのですが、留学で使える貴重な2セメスターのうちの1セメスターの1科目分で割く科目では無かったです。込み入った話になりますが、pdf(probability density function)やpmf( probability mass function)や負の二項分布、幾何分布、超幾何分布、joint関数周りは日本でそこまで真面目に勉強したことが無かったので、取っつきにくく勉強はしたが、テストではそこら辺の問題が完璧に解けずにこの結果に繋がったと思います。ネタバレで来期はあるCalculus(微分積分学)の授業を取るのですが、アメリカ人の友達と受ける&ラボセッション(ディスカッション的なセッション)があることで、いくぶん数学を学ぶことに今期よりも意味づけが出来ると思っています。よって、この講座は教え方、自分との適合度、授業形態どれをとっても最悪で、しかも自分の出来が良くなかったから満足度は履修した講座の中で最も低く、来期の講座をちゃんと選ぶための高い勉強料になったそんな講座でした。来期は取る意味の説明が与えられる科目を選びましたが、この確率統計の授業から感じた後悔を活かせたなら嬉しいです。
次は、1年生向けのスポーツマーケティングの授業について書きます。
感想、書いてほしい話題等は常時お待ちしております。
それでは、次の投稿でお会いしましょう!
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