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Ejeca - Polar Nation EP

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
OO2ORA(オオゾラ)と申します!

今回はEjeca 「Polar Nation EP」を紹介していきます!よろしくお願いします!

イギリスのアーティストEjecaが鬼のようなリリース量を誇るUKアンダーグラウンド・ハウス・レーベルShall Not Fadeから2020年にリリースした作品。ハウスという枠組みに留まらないサウンドアプローチが特徴的な1枚です。ハウスとして耳を準備して聞いてしまうと若干の凍傷がありますのでご注意を

それでは各曲のレビューを始めていきます!

1曲目「BetterB」

幻想性が纏わりついた綺麗な音像から一転して繰り広げられるハードなダンスミュージック、緩急の差が凄すぎて躁鬱を常に繰り返している錯覚に陥ります。90年代のUKダンスを象徴するかのようなハードなレイブサウンドによるヘッドバンギング不可避な構成のトラック、ハウスミュージックと構えて聴き始めた聞き手にとっては、クセ強めです。

2曲目「Never Should」

こちらはテンポ早めながらも王道なハウスミュージックサウンドが特徴的なトラック。ディープハウスというよりかはこちらも90年代のダンストラックを意識させるような作りであり、その点でのノスタルジック性は否めません。レトロながらも落ち着きを保ったハウスミュージックの展開は最高です。

3曲目「Polar」

前曲でハウスのエッセンスを取り戻したと思いきや一気にここでレイブ的展開へとコースを戻していく変態アシッド満載トラック。ハウスというよりかはどちらかと言うとハードテテクノに近い音像が展開されており、BPMを一気に上げて楽しみたいトラック…いやドラッグです。てかトランスです。

4曲目「Nation」

うねりを持ったシンセから一定の音の抜き足しで構成されていくロウな雰囲気を持ち合わせたトラック。この曲と前曲のタイトルを合わせて「Polar Nation」というこのEPのタイトルが完成します。「極地国家」という意味ですが「南極」や「北極」を恐らくは意味し、その地で見られるようなオーロラを連想させるかのようなトラック展開になっているのでは?と思いました。

5曲目「Real」

こちらも90'sのフレーバーがムンムンなハウスミュージック。ハードさと可憐さその両極端な性質を見事にハウスミュージックに落とし込んで成立させてしまっている傑作です。1枚の締めとしてしっかりとしたハウスミュージックに帰結していく辺り…最高です。


といった感じで今回はEjeca 「Polar Nation EP」をレコメンドしていきました!全体を通しての90's懐古、レイドバックなサウンドがハウスという音楽の枠組みに収まらないサウンドと共に展開されており、最高です。

今作はヴァイナルリリース、デジタル配信ともに行われています。ヴァイナルの方はすでに品薄状態で手に入りにくいため、レコ屋なんかで見つけた際はゲット必須かと。

それではまた次回!

Twitter:@Wassssup_mymen
soundcloud:https://soundcloud.com/a-b-0325


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