阪神大賞典2021レース回顧
データ分析、調教診断、展開予想からの結論
素直に4歳菊花賞2着馬を中心視。本命◎アリストテレス、特注穴馬☆ゴースト。対抗〇日経新春杯勝ち馬ショウリュウイクゾ。単穴▲前走有馬記念ユーキャンスマイル。以下好調教△ディープボンド。三連単◎⇒☆⇔〇▲△6点。
結果、1着△ディープボンド、2着▲ユーキャンスマイル、3着無印ナムラドノヴァン、7着◎アリストテレス、中止☆ゴーストでハズレ。アリストテレスは前走内容から重馬場はこなせると考えていたが、別の要素で不安材料が露呈した形になった。以下各馬について振り返っていく。
1着△ディープボンド
前走中山金杯の惨敗は直線進路がなかったものと距離不足で決して力負けではないと感じており、追い切りも抜群で対抗にしようかまよったほど。レースでは好位から力強く抜け出し5馬身の差をつけて快勝した。長距離適性も高そうで、バテない脚が魅力。さらに道悪も苦にしなかった。この馬がダート適性があるかはさておき、クリンチャーにイメージが被った。いずれにしてもG1で好勝負できるとすると、天皇賞春!5月も見逃せない1頭であることを証明した。
2着▲ユーキャンスマイル
レース後ジョッキーから「スタート後進んでいかなかったので、後方から進めた。」とのコメントがあった。年齢を重ねズブさが出てきている可能性がある。今回2着に届いたのも重馬場で時計がかかる馬場であったことが大きい。パンパンの良馬場で鋭い差し脚で上位に食い込んでこれるかはこれまでの近走戦績からまだ疑問符がつく。次走人気になるようであれば思い切って無印にしたい。
3着無印ナムラドノヴァン
この馬も道中死んだふりで後方で脚をため、他の馬が道悪で苦戦した分3着に食い込んだ。ただ、長距離適性は高く、今後も忘れたころに一発あるだろう。
7着◎アリストテレス
スタート後1週目3コーナー4コーナーそして最初のホームストレッチでは馬に囲まれ、最初クビを上げ気味でコーナーを回りずっと力んで走っていた。その分スタミナロスし、2週目の3コーナーから4コーナーではルメール騎手が早くもムチをふるって促したが、直線入口で脚は残っていなかった。少頭数ではあったが圧倒的1番人気で執拗に他の馬の徹底マークにあい、馬が道中ファイトしてしまった。俗にいうエピファネイア産駒のもまれ弱い面ともいえるかもしれない。ただ敗因が明らかであり、力負けではないので、次走巻き返し可能。一方で同様に次走でももまれ弱い面が出る可能性も否定できない。馬に囲まれないように外枠が望ましいだろう。
10着〇ショウリュウイクゾ
データ的に日経新春杯組は好相性で対抗にはしたものの、この馬自身の距離適性や斤量増を考えると危険な人気馬だとは思っていた。2200前後の中距離で見直したい。
中止☆ゴースト
向こう正面でズルズル後退した。レース後関係者コメントでは心房細動とのこと。こちらも敗因明らかで次走巻き返し可能。なにより脚元不安でなくてよかった。
以上。